6.1 プーチン大統領 クリルにロシアがいなければ、米軍が現れるだろう
プーチン大統領は南クリルについて、理論的に主権が日本に移った場合、南クリルに米軍が配置される可能性があると述べた。
プーチン大統領はロシアのマスコミに、
「我々は今米国で何が起こっているかを目にしている。この対露行動、反露は続いている。今後どのように進展するのかは我々には分からない。それは我々に関係しているのではない。
我々は、このプロセスのイニシエータではない。これらの条件の中で、今日はそこでは(南クリル)全てが順調だが、明日にはそこに何らかの基地、あるいは同じようなMD(ミサイル防衛)の構成要素が現れると、理論的に予想することでさえ、我々にとっては全くもって容認できない」と語った。
プーチン大統領によると、このような可能性は、日本と米国の間で結ばれた合意から生まれている。
プーチン大統領は「私たちにはそれを見せないが、我々は大体においてその内容を知っている。
私はそれらの詳細を知っているが、今は細部にわたって検討することはしない。だがこれらの領域に米軍が配置される可能性はある」と指摘し、「我々は、いかにして安全保障を確保するかを考えている。
我々は、いかにして遠く離れた国境地域で脅威を除去するかを考えている。この意味において、島はとても便利な場所だ」と述べた。
先の報道によると、露日の合同調査団は6月後半にも南クリル諸島入りする。
◎ 韓国や日本に導入されつつあるミサイルに 対抗措置をとる と露大統領は言明
アメリカは韓国にTHAAD(終末高高度地域防衛)ミサイル・システムを設置している。
2基はスキャンダルで朴槿恵政権が機能不全の状態になっているどさくさ紛れに搬入したのだが、さらに新大統領の文在寅に通告しないで4基をさらに設置したいう。
日本では地上配備型イージスシステム「イージス・アショア」を優先的に導入する方針だと伝えられている。
使われている発射システムが巡航ミサイルのトマホークと同じで、中国の沿岸やロシアのサハリンが射程圏内に入る。
THAADにしてもイージス・アショアにしてもアメリカの戦略に基づくもので、ターゲットは中国とロシアだ。朝鮮が相手だというのは戯言。
当然、中国やロシアは対抗措置をとる。ロシアのウラジミル・プーチン大統領はその意思を明確に示した。
日本はミサイル・システムを配備するだけではない。
2015年に就航したヘリコプター護衛艦の「いずも」は艦首から艦尾まで平らな「全通甲板」を有し、垂直離着陸が可能なMV22オスプレイや戦闘機F35Bも離発着できると言われ、
その外観は2014年にアメリカ海軍が就航させた強襲揚陸艦「アメリカ」を連想させる。「いずも」も強襲揚陸艦と考えるべきだろう。
海上自衛隊はアメリカ軍の上陸作戦に組み込まれた可能性がある。
アメリカ国防総省は朝鮮半島周辺へ3空母を終結させようとしている。つまりカール・ビンソンとロナルド・レーガンに加えてニミッツも西太平洋へ向かわせているようだ。
そうした中国やロシアを挑発する行為に日本も参加している。
それだけでなく、「テロリスト」の動きも活発化している。
そうしたテロリストの雇い主であるサウジアラビアのサルマン・ビン・アブドゥルアジズ・アル・サウド国王は今年2月下旬から約1カ月にわたりマレーシア、インドネシア、ブルネイ、日本、中国、モルディブを歴訪、中東のようになることを懸念する人もいた。
そうした懸念の通り、5月23日にフィリピン南部、ミンダナオ島のマラウィ市がダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)に制圧された。
ロドリゴ・ドゥテルテ大統領はミンダナオ島に戒厳令をしいているが、インドネシア、タイ、マレーシアでも活発に動き始め、ミャンマーへも侵入していると言われている。
アメリカやサウジアラビアは東アジアを破壊と殺戮の舞台にしようと目論んでいる可能性があるのだが、それに安倍晋三政権も同調しているようだ。
日本が憲法第9条を無視している以上、中国やロシアも憲法第9条があるからといって特別扱いはしないだろう。戦争になっても相手は海岸線に並ぶ原発を攻撃しないお人好しだと期待することもできない。
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