12.11 プーチン大統領 ロシア軍のシリア撤退開始を命令
プーチン大統領は11日午前、シリアのフメイミム露軍基地に到着し、シリアからのロシア軍部隊の撤退開始を命じた。
プーチン大統領は軍人らの前で演説を行い、「国防相、参謀本部長に対して命ずる。ロシア軍部隊の撤退を開始し、 常時配置へと戻すこと」と明言した。
「この2年余りの間に、ロシア軍はシリア軍とともに最も戦闘能力の高い国際テロ組織を壊滅させた。これをうけて私は、シリア駐留ロシア軍の大部分をロシアへと帰還させることを決めた」と語った。
2016年3月、プーチン大統領は、課題が遂行されたとして、ロシア航空宇宙軍の大半の撤退を決めた。
この一方でロシアは、シリア政府への武器、軍事機器の供給、軍事専門家の訓練を行う義務は退けることはなく、フメイミム基地およびタルトゥスのロシア海軍物資・技術保障所の活動も依然と同じく機能している。
12.11 プーチン大統領がトルコとエジプトを訪問、両国首脳と会談へ
ロシアのプーチン大統領はエジプトとトルコを訪問し、両国の首脳とそれぞれ会談を行う。ロシア大統領府の広報部が発表した。
大統領府のプレスリリースには「12月11日、ウラジーミル・プーチン大統領はエジプト・アラブ共和国を実務訪問する。
アブドルファッターフ・アッ=シーシー大統領との会談では、政治、貿易経済、エネルギー、人文分野におけるロシア・エジプト関係の発展を協議する予定」とある。
両国首脳は、近東及び北アフリカ地域における安定と安全の保障問題も取り上げるとされている。
また先週8日の時点で、プーチン氏が11日にトルコを訪問することも明らかとなっていた。
なお、先に伝えられたところでは、プーチン大統領は11日午前、シリアのフメイミム露軍基地に到着し、シリアからのロシア軍部隊の撤退開始を命じた。
12.11 シリアは主権国家、独立国として保たれている プーチン大統領
ロシアのプーチン大統領は11日午前、シリアにあるロシアのフメイミム空軍基地に到着し、シリアのアサド大統領、ロシアのショイグ国防相、そしてシリアにおけるロシア部隊の指揮官スロヴィキン大将に迎えられた。
プーチン大統領は軍人らを前に演説し、シリアからの軍部隊の撤退開始を命じ、ロシア軍の部隊は「シリアで活動する武装集団」との戦いに関する課題を見事にこなしたと述べた。
またプーチン大統領は軍人らを前に「シリアは主権国家、独立国として保たれている」と述べ、ロシアの軍人らは勝利と共に祖国へ帰還すると語った。
プーチン大統領はシリア訪問の枠内で、アサド大統領との個別会談も行った。
プーチン大統領は会談後
「実際にテロの脅威は全体として非常に高い。
我々がシリアで主要グループの一つ(『ダーイシュ(IS、イスラム国)』)に打撃を与えたことは、シリアにとってもロシアにとっても、そして世界全体にとっても極めて重要だ」と指摘した。
アサド大統領はシリア国民を代表してロシア航空宇宙軍がテロとの戦いで果たした役割に対し深い謝意を表した。