函館港イルミナシオン映画祭 会期中広報「イルプレ」

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「天皇ごっこ」 3日(土) 金森ホール

2011年12月03日 | 2011
本作は激動の時代を駆け抜け、自死を選んだ作家・見沢知廉の
実像に迫るドキュメンタリー映画です。

新左翼から新右翼へと身を転じ、
スパイ粛清事件で服役中に書いた小説「天皇ごっこ」が
新日本文学賞を受賞して、一躍時代の寵児となった見沢知廉。
その見沢にゆかりのある方へのインタビュー映像や、
実際の闘争の映像が流れる衝撃的な作品でした。

上映後、大浦信行監督と小林三四郎さんの
トークショーが行われました。


大浦監督は本作を作った動機として

「僕の中にある時代に適応できないという焦燥感が
見沢さんと共通していると思う。
そのため、見沢さんに自分と近いものを感じる。
彼をたどっていくことで自分自身の中におりていくことができ、
自己確認にも繋がると思った。
また、現実に伝わっている見沢知廉像とは
違ったものを映画の中で描ければと思った」

とおっしゃっていました。

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