いくやの斬鉄日記

オープンソースからハイスクールフリート、The Beatlesまで何でもありの自称エンターテインメント日記。

日経Linux7月号付録『Ubuntu 16.04 LTSが全部わかる本』を執筆/監修しました

2016年06月08日 00時00分00秒 | Ubuntu
日経Linux(リナックス)2016年7月号
クリエーター情報なし
日経BP社


おお、今気づいたけど表紙の"x"が被ってるんですね!

14.04のときにも別冊付録を執筆したのですが、そちらは編集さんに明確なビジョンがあったのでそれに乗っかりました。
こちらは私が目次出し・執筆・再録の掲載記事のピックアップと全面監修(一部手を入れてる)を行いました。超頑張りました。何せ極厚100ページですからね。ちなみに本誌は156ページですからね。

新規描き下ろし部分は全体の1/3で、
・巻頭言
・Ubuntu 16.04 LTS 10大変更点
・Ubuntu再入門
・最新Ubuntuをインストールしよう
・Ubuntuの基本操作ガイド
です。『Ubuntu再入門』は、Ubuntuとはなんぞやというのを可能な限りコンパクトにまとめて書きました。それでも12ページあるのですけど。『Ubuntuの基本操作ガイド』は柴田さんの執筆ですが、『Ubuntu再入門』もそうですけど今更当たり前すぎて雑誌の記事ではあえて触れないような内容です。「当たり前すぎて」というのがミソで、それをあえて書くことができてよかったなぁと思います。

2/3は再録記事ですが、この分量になったのは大人の事情というやつです。ただ、書籍として考えるとこれはこれでいいのではないでしょうか。OSはソフトウェアを動かしてなんぼですしね。
中にはうーんという記事もありますけど、限られた条件の中で精一杯やったと思います。一部残念ながら修正が及ばなかったところがありますが……。80ページのClipitの写真が残ったままだったーとか(これは不要で、修正漏れです)。70ページのBraindumpの用途が「Braindump」になってて、それって説明になってないじゃんということで実際にインストールし、それっぽい「アイディア発想ツール」に修正したりもしました。でもこのソフトなかなかよさそうでしたよ。
37ページは私はチェックしていないのですけど、たぶんs/Ubuntuソフトウェアセンター/Ubuntuソフトウェア/で、画像は差し替えてあるものの文言が変わっていないのだと思います。
48ページのKritaが日本語メニューにならないのはなんでやというのを作業終了後に調べてみたのですが(だめじゃん)、"calligra-l10n-ja"というパッケージをインストールすると日本語メニューになりました。

今のところはまだ16.04単体の書籍は、少なくとも日本語のものは出ていないはずなので、基礎から応用まで解説する書籍としてはこれが第一号になるのではないかと思います。雑誌記事はSDが第一号ですし、何でもかんでも一番乗りですね。へへん。

日経Linuxの別冊付録にDVDが付くのはこれが初めてのことですし(なんて面白い試み!)、電子書籍版には別冊付録が付かないらしいですし、単体の電子書籍は今のところゴーサインが出ていませんし(出せたらいいんですけど)、何卒、何卒、何卒紙版をお買上げの程よろしくお願いいたします。
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