「山」旅の途中

40代後半になって始めた山歩き。自分はどこから来てどこに行くのか。光、空気、花々の記憶を留めたい。

芦別岳②山の天気は変わりやすい

2006-07-10 23:18:26 | 夕張山系

【写真:山頂にて】

■4時30分入山。暗い森を黙々と登る。途中で少々、日が差し始めるが、眺望なし。
次々と現れる太いミズナラの大木に見とれるのが唯一の気分転換。

■5時58分に見晴台。ようやく富良野の田園地帯と十勝連峰が霞む。ここから樹間に眺望があるはずたが、雲で何も見えない。
 【見晴台】

■6時48分に鶯谷(1114m)。登山口から3.6キロ。半面山まで1.1キロ地点。
一段とガスに包まれ、嫌な感じ。
  【鶯谷】

■7時32分に半面山(1400m)。青空が近くなり、鋭鋒が見えてくる。「晴れてきた!」うきうきしながら、熊の沼のコルを歩き、雲峰山(1560m)へ登る。
  【半面山から見た芦別岳(左)と雲峰山】
 【半面山から雲峰山に登山中に見た日高方面】

■8時17分に雲峰山。芦別岳の鋭鋒、雲海に見え隠れする十勝連峰、日高山脈など。
芦別岳頂上に立つ登山者の「点」も青空に刻まれている。やはり早起きは三文の徳。
先行者、いずれも単独登山の3人が、疲れた、きついを連発しながらも、9時まで
登ると笑み浮かべて出発。
1人、また1人、下山者とすれ違いながら頂上を目指す。
   
【雲峰山から見た芦別岳の鋭い稜線】     【芦別岳の山頂】

■9時4分
3人プラス僕の4人が頂上に。抜かれた覚えの無い学生2人と、確かに抜いていった
元気おばさん1人と中年男性1人のあわせて4人が立っていた。みな、すがすがしい
満面の笑み。旧道コースにひろがる広大な台地と、鋭鋒の稜線。汗かいた労苦の末の
大展望に、達成感。だからやめられない。
が、十勝連峰は雲に見え隠れ、夕張岳も5分後にベールに。山の天気は変わりやすいを
実感。