熊本空港のトヨタレンタカーから、カーナビの指示にしたがって阿蘇山方面に向かう。カーナビの指示する道は、意外にローカルで細い道が多くて、本当に阿蘇山に向かっているのかちょっと不安になった。途中、小さな川の流れを見かけたが、阿蘇山を水源とする水の流れは、水量も多く清廉としていてきれいである。
やがて、山道に入ると、雄大な眺めが続く。すれ違う車の数はそれほど多くない。たまにバイクのツーリストを見かけた。人家はなく、一面に草が生えていて、牛とか馬がのんびりと放牧されている。景勝地の草千里というところで休憩がてら眺望を楽しみ、さらに阿蘇山の火口を見ようとロープウエイ乗り場に進んだ。
たまたま、ロープウエイは点検中で運行していなかったので、有料道路を使って火口まで行くことにした。火口周辺には観光客がいっぱい歩いていた。わからない言葉で話す人が多く、どうやら中国や韓国から観光に大勢来ているらしい。地理的に見れば、東京から阿蘇山に来るより、中国や韓国から阿蘇山に来るほうが近いのだろう。
火口は、いくつかあって、その中にエメラルドの色をした湖面が煮え立っている火口もあった。温度は何度くらいかわからないが、大迫力の火口温泉であった。
火山はすごい
深田久弥/日本百名山(10)
やがて、山道に入ると、雄大な眺めが続く。すれ違う車の数はそれほど多くない。たまにバイクのツーリストを見かけた。人家はなく、一面に草が生えていて、牛とか馬がのんびりと放牧されている。景勝地の草千里というところで休憩がてら眺望を楽しみ、さらに阿蘇山の火口を見ようとロープウエイ乗り場に進んだ。
たまたま、ロープウエイは点検中で運行していなかったので、有料道路を使って火口まで行くことにした。火口周辺には観光客がいっぱい歩いていた。わからない言葉で話す人が多く、どうやら中国や韓国から観光に大勢来ているらしい。地理的に見れば、東京から阿蘇山に来るより、中国や韓国から阿蘇山に来るほうが近いのだろう。
火口は、いくつかあって、その中にエメラルドの色をした湖面が煮え立っている火口もあった。温度は何度くらいかわからないが、大迫力の火口温泉であった。
火山はすごい
深田久弥/日本百名山(10)