一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2016年最後の大野金曜教室(4)

2016-12-28 21:02:45 | 新・大野教室

第3図以下の指し手。▲7九角△2六角▲4四歩△4二歩▲2四歩△同歩▲2二歩△3三桂▲5三金△2三銀▲3五歩△3四銀▲同歩△2三玉▲3三歩成△同玉(第4図)

左の佐藤―Hat戦は、佐藤氏の勝ち。若手強豪をほふるのだから、佐藤氏も鍛えが入っている。
第3図で▲6九歩△4六飛成▲4三金打△4一玉▲4四金引とする手はある。しかし、金2枚を投入して角を取りに行くのはダサイと思った。
それで▲7九角と引いたのだがU君に△2六角と逃げられ、急に指し切り筋が濃くなってしまった。しかもこちらは▲7九角が飛車に睨まれ動けない。
▲2四歩~▲2二歩は苦し紛れで、△3三桂では△3三歩ぐらいでも負けだった。
それでも△2三銀に▲3五歩と打って、ややおもしろくなったと思った。続く△2三玉も一手パスみたいな手だが、これは▲3三歩成を限定させた手と思う。
△3三同玉には何かあると思ったのだが…。

第4図以下の指し手。▲4五銀△3七角成▲6三金△4五飛成▲5二金△3一飛(投了図)
まで、U君の勝ち。

この局面で秒読みが始まっていることに気付いた。時計を見るとU君のそれは7分以上も残っている。私が時計を押し忘れたとは思わないが、ずいぶん差が開いていて、早指しの私にしては珍しいことだった。それだけ集中して考えていたのだろう。
その秒に追われて私は▲4五銀と打ったが、根元の桂を取られて万事休した。
私は遅ればせながら▲6三金だが、△4五飛成とこちらのカナ駒を取られてもうダメ。最後は情けない局面で投了した。

感想戦。「オレの方が良かったんじゃない?」
と私。どうもU君との対戦ではこのパターンが多い。
私はすぐに「▲4五銀のところで▲6三金」を主張したが、それもすぐに私が負けた。要するにこの局面はもう、どうしようもないのだ。
U君の要望もあり、初手から並べ直す。U君のこの姿勢は学ぶべきところだ。
序盤はU君も優勢になる順があったが、まあこんなところ。

第2図の△3三金寄が問題で、ここは△4四同金が良かったようだ。以下▲同銀△同角で、▲3五歩には△同銀があるからまだこれからの将棋。また△5五歩▲4三歩成△同金と進める順もあったようだ。とにかく▲2六飛が△5三角に間接的に睨まれているので、先手もそう無茶はできない。

また途中図で▲2四歩には、U君は△4四角を考えていたという。以下▲3五歩△同金▲同角△同角▲3六飛△2四角▲2五歩△4二角▲4三歩△5三角▲4二金(参考1図)でどうか。

これはこれで難しい戦いだが、どこかで▲2三歩成△同金を利かせる手もあるし、少なくともこちらを選ぶ価値はあったと思う。
私が最も検討したかったのは第3図である。本譜の▲7九角がダメダメだったから、代わる手は▲6九歩しかない。以下△2六角は▲5五角が嫌味なので△4六飛成だろうが、▲4三金打△4一玉▲4四金引。ここでU君は△3三歩を示した。
ここで先手の指し手が分からなかったが、U君は▲4五桂(!)を示す。以下△3四歩▲5三桂不成△3一玉▲6一桂成△4四竜▲6二成桂△5四銀▲5二成桂(参考2図)でどうか。

これは次の▲5三角が厳しく、先手にも楽しみがある。
しばらくして佐藤氏が検討に参加、さらに大野八一雄七段も加わってくれた。その検討が多岐に渡ったのだが、そのほとんどが「第3図から▲6九歩で先手も指せる」というものだった。一例を示せば、上の変化△3一玉で△5一玉でも、▲6一桂成△同玉▲5三金△6二銀▲5四歩…である。
ただ、▲6九歩を打たない変化だと先手陣がもろく、大野七段も呆れてしまって、
「なんで▲8九玉にしたのかなあ…。大沢さん、矢倉は飛車を切る将棋なんだから▲8八玉にしないとダメだよ!」
と吐き捨てたのだった。
私にしては珍しく、長く感想戦をやってしまった。時刻は午後10時になり、これにて今年の大野教室は終了。
最後はみなで軽食を摂りに行った。いろいろ迷って、U君はここで帰り、私たち(大野七段、W氏、Og氏、Fuj氏、Shin氏、Hat氏)は、駅近くのピザ屋(ファミレス風)に入った。
ファミレスは久しぶりで、妙に懐かしい。ほとんどがセットメニューを頼み、舌鼓を打った。食後は例によってバカ話。私は仕事上の不満をぶちまけ、Fuj氏は交友関係の不満をぶちまける。
2時間はあっと言う間に過ぎ、気が付いたら日付が変わっていた。
今年は大野教室の料金改定があり、それが理由ではないが足が遠のいてしまった。来年も行く回数は少ないと思うが、対大野戦の角落ちを勝率4割、チャイルドブランドと互角の勝負、を目標に頑張りたい。
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2 コメント

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一応、訂正をしておきます (Shin)
2016-12-28 23:27:38
結局、初戦の指導対局は私が勝って、大野先生がこんなことは大変珍しいですが、全敗でした。
年末の珍事ですね。
2四歩〜3六桂の筋は褒めて頂きました。
失礼!! (一公)
2016-12-28 23:45:23
おお~、これは失礼!!
しっかり確認をしておくべきでした。本当に失礼しました。
指導対局1回戦は生徒の5戦全勝でしたか。それじゃあ大野先生が「リベンジ」とつぶやくわけだ。
来年もよろしくお願いいたします。

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