一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

近況報告2

2017-07-01 00:26:31 | プライベート
6月29日(木)はLPSA麹町サロンin DISで、渡部愛女流初段に将棋を教わってきた。1時間半と短かったが、濃密な時間を過ごすことができた。
将棋の後はTod氏と喫茶店でおしゃべり。お互い自由人なので、こんなことができる。ああしかし、何て虚しいんだろう。

   ◇

6月23日(金)の昼前、ウチのお得意さんから久しぶりに電話があった。先方にはまだ引き渡していない金型が50種余ある。てっきりその件かと思いきや、ウチで扱っている商品の関連品を2つ、用立てられないか、という話だった。
これは現在も保管してある金型を用いて造るもので、商品Aからスプリングを取り除けば、今回所望の商品になる。もちろん在庫があるので、新規に造る必要はない。商品Aは152円で売っており、「スプリングなし」は、たしか140円だった。
それで、140円(つまり2ヶで280円)と答えたら、先方に「そんなに安いんですか!」と驚かれた。
一般的に商品は、大ロットになるほど単価が安い。裏を返せば小ロットになるほど単価が高くなるわけで、それをうっかりして、私は「280円」と言ってしまったのだ。
このあたりが私のダメなところで、こちらの手間を考えたら、2ヶで1,000円にしてもおかしくない。それを1ヶ140円と口走る。これが16年間、工場で働いていた者の言うことだろうか。この体たらくだから、工場がつぶれるのだ。私は自分自身に呆れた。
ともあれオヤジを自宅から呼んで電話を代わってもらったが、オヤジももう商売っ気はないので、タダで差し上げる、と言った。
ただ、それでは先方も書類上困るらしく、けっきょく先方のいい値で売ることになった。
だがあれから1週間、先方からは具体的な指示がない。これはどういうわけだろう。
ウチの廃業告知日から3か月になるが、先方もダラダラした社風なのだ。

その日の午後、弟が遊びにきた。弟はウチとはまったく別の職業に就いている。今回は懐かしき工場を写真に撮りにきたのだという。
工場は最新機器をほとんど導入せず、祖父が戦後に買ったプレス機をいままで大事に使ってきた。だから工場は45年前の改修時からまったく変わっておらず、弟は「タイムスリップしたみたいだ」といたく感激しつつ、写真を撮っていた。
ここでオヤジを呼んで、3人で記念写真を撮ったりすればいいのだが、私はそこまでできない性分で、ただ弟のやることを黙って見ていた。
タテ70cm、ヨコ30cm四方の厚紙が数十枚ある。私は子供のころ、工場の片隅で、これで秘密基地を作り遊んでいた。びっくりしたのは、弟も同じ思い出を語ったこと。というのも、2人で秘密基地を作った記憶があまりなかったからだ。
もしかしたら、それぞれ単独で、秘密基地を作って遊んでいたのかもしれない。

それから1週間、工場にはさまざまな人が訪れた。近所に住んでいる某有名俳優の御尊父、個人で契約している保険会社のオバチャン、会社で契約している保険会社の担当者、地元の区役所の物づくり推進委員会etc…。彼らすべてに、ウチが廃業したことを伝え、そして一様に驚かれた。
私だったら、廃業を決めたら早いうちに告知する。オヤジはそれを嫌っていて、何かのついでに話す、というスタンスだった。だから今回のようなことが今だに起こるのだ。
オヤジとしても会社の廃業は屈辱で、少しでも長く会社の「寿命」を伸ばしたかったのかもしれない。
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