一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3月5日の4時から男(後編)

2017-03-21 00:31:20 | 新・大野教室
Shin氏は石田流できた。私は△6四歩~△6三銀~△7二金とし、棒金模様。また左銀は△5四に据え、▲6五歩の仕掛けを防いだ。これが私の石田対策オリジナルである。
ただ△4五歩と突き越せなかったため、△4四角~△3三桂の進展は防がれた。
△8三金と上がる。上がるぞ上がるぞと見せかけて上がらないのが棒金で、その伝でいえば△3三角が本手だったかもしれない。

第1図以下の指し手。▲4五歩△同歩▲6五歩△同歩▲2二角成△同玉▲7七桂△6四銀▲6五銀△同銀左▲同桂△同銀▲3六飛△3三銀▲6二歩△5五角▲6一歩成△9九角成▲5一銀△3二金▲7一角(第2図)

Shin氏は▲4五歩から▲6五歩と開戦してきた。まさに△8三金の瞬間を狙ったもので、さすがに機敏だと思った。
△2二同玉まで、形はわるいが私の2歩得。これがどこまで活きるか。
しかしShin氏は攻めの手を緩めず、▲6五銀とぶつけてきた。これは私がさらに桂得になるからありがたいと思った。
Shin氏は▲6二歩。△同飛は割り打ちがあるので、私は角を打って香を取る。▲7一角にはどう対応するか。

第2図以下の指し手。△5五馬▲8二角成△同金▲6二飛△7四歩▲7一と△3五歩▲同飛△3四香▲同飛△同銀▲1八玉(第3図)

こんな飛車を逃げてもしょうがないので、馬を△5五に引き付けた。以下▲8二角成~▲6二飛に、△7四歩はシャレた手だと思う。といっても、好手の類ではない。
▲7一とに私は△3五歩から△3四香とし、飛車を殺した。ここでは優勢だと思ったのだが、▲1八玉に指す手が分からなくなった。

第3図以下の指し手。△7三角▲5二飛成△4三銀▲4一竜△3三馬▲4二歩△1四歩▲8一と△3一金▲8二と△3六歩▲3五香△3四桂▲同香△同馬▲2六桂△4四馬▲4八金寄△1五歩(第4図)

第3図で第一感は、もちろん△3六桂である。これに▲3九金なら△2八飛▲同金△3九角で必至。これは有名な筋だ。だがその瞬間に▲3二飛成△同玉▲5二飛の殺到が気になった。
また▲3九金で▲2八香と受けられても、その後がよく分からなかった。この手に5分前後考え、結局△7三角と打ったのだが、あまりよくなかった。
△4三銀~△3三馬は自陣を引き締めているようだが、戦線が後退している感じだ。
▲4二歩に△1四歩。時間に追われていたこともあるが、指す手がまったく分からなかった。
そして△1五歩がココセ級の悪手だった。

第4図以下の指し手。▲2五桂△4一金▲同歩成△1六歩▲同歩△1七歩▲同桂△3七歩成▲同銀△3六歩▲2八銀△同角成▲同玉△5五馬(投了図)
まで、一公の勝ち。

ここで▲1四桂打(参考図)が見えて目の前が暗くなった。△同香の一手だが、▲同桂△1三玉▲3一竜で、これは逆転模様である。

Shin氏が桂を持った時は観念したが、それを2五に置いてくれたので、ホッとした。私は慌てて△4一金と竜を取り、危機は去った。
△1六歩▲同歩△1七歩。もし▲同玉なら△1六香▲同玉△1五香▲同玉△5一角で即詰みの順がある。
▲1七同桂とさせて△3七歩成。これは何とかなりそうだと思った。
以下△5五馬までShin氏が投了した。

感想戦は、大野八一雄七段、Og氏、佐藤氏を交えて、豪華なものになった。
Shin氏の▲4五歩~▲6五歩は評判がよくなかったが、これはプロの目から見たもので、アマの戦いでは形勢不明と思う。
△3三銀はShin氏も予想していたそうだが、大野七段の意見は、「△2五銀と打って飛車を殺す」だった。私はまったく浮かばなかった。
第3図ではやはり△3六桂と打つべきだったようで、▲3九金△2八飛▲同金△3九角のあと▲3二飛成~▲5二飛の変化には、玉が上に逃げて大丈夫とのことだった。ここ、かなり深く読んだつもりだったのに、全然読めていなかった。おのが未熟さを呪うのみである。
また△3六桂に▲2八香なら、△同桂成▲同玉△3六歩で後手優勢(佐藤氏)。言われてみれば簡単な手だが、指せなかった…。
ただ、本譜の△4三銀~△3三馬は、大野七段やOg氏からホメられた。プロ的には、こういう手厚い手に評価が高いようだ。
参考までに第4図からの▲2五桂は、やはり▲1四桂打で先手勝勢とのことだった。私は凹むばかりである。
最終盤、▲2八銀で▲4二銀不成はどうか、という佐藤氏の意見もあったが、△2八飛と放り込んで、後手の勝ちは動かないようである。
これで今日の将棋は終わり。5局指して3勝2敗はまずまずであろう。やはり勝ち星が多いと気分がいい。
食事は近所の定食屋で。メンバーは大野七段、W氏、Og氏、佐藤氏、Shin氏、私の6人。私はミックスフライ定食を頼んだ。
食後はモスバーガーに店を移しておしゃべり。これが至福の時間ではあるのだが、翌日から大詰めの仕事に入ると思うと、同時に気も滅入るのだった。
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