一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

サンケイ将棋フェスティバル2016(前編)

2016-07-27 22:46:29 | 将棋イベント
25日(月)は、東京・大手町の「東京サンケイビル」で行われる、「サンケイ将棋フェスティバル2016」に行った。
午後5時で仕事を終え、東京メトロに乗る。大手町で下車すると、E1出口が会場だ。
5時37分、ビルの地下2階を通ると、その一隅で若手棋士が初心者講座を行っていた。高見泰地五段だった。
傍らにはこのイベントのスケジュール表が置いてあった。1部いただいて確認すると、1階ビアガーデン近くで女流棋士らの指導対局をやっている。高見五段の講座もおもしろそうだが、私は階上に向かった。
1階の特設会場では女流棋士や男性棋士が勢ぞろいし、縁台将棋という名の指導対局を行っていた。
コの字型に2つ並び、その内側に棋士がいる。参加棋士を向かって左手奥から記せば、西尾明六段、千葉涼子女流四段、竹部さおり女流三段、真田彩子女流二段、伊藤明日香女流初段、安食総子女流初段。右のシマは熊倉紫野女流初段、野田澤彩乃女流1級、高崎一生六段、井道千尋女流初段、高浜愛子女流2級、塚田恵梨花女流2級。
改めてスケジュール表を見ると、指導対局の抽選は5時30分で締め切っていた。第2部は7時からあり、その抽選は6時半からある。貴重な機会だし、次はぜひ受けてみたい。
ほかのスケジュールを確認すると、3階では、「高齢者将棋大会」。
4階ホールでは、「将棋駒書き師・塚本ヨシ江氏による実演・体験コーナー」。
「特選レディーストークショー」は、甲斐智美女流五段、香川愛生女流三段、カロリーナ・ステチェンスカ女流3級が登場する。阿久津主税八段の出演もある。ただしこれは5時50分までなので、もう終わっている。
さらに「サマー将棋大会」として。フリーで将棋が指せるようだ。8時半までたっぷり指せて、3勝者には景品が出るらしい。
なお7時からは地下2階で、西尾六段と熊倉女流初段のトークショーがある。こちらも拝聴したいが、指導対局の可否次第だ。
とりあえず現在は、女流棋士を鑑賞するのがベストのようである。
女流棋士は全員浴衣姿で、何とも艶やかだ。各3面指しで、満席である。高層ビル群の谷間でパチリ、は非日常感があって人目を惹く。
西尾六段、千葉女流四段は立って指している。それぞれベストのファイティングポーズがあるようだ。
西尾六段には平手で挑んでいる猛者がいる。つまり西尾六段は、「平手将棋可」派ということだ。将棋は角換わりになっていた。
また角落ちの将棋もあり、これは下手が細い攻めを繋いでいる。
竹部女流三段に対峙している一人はTod氏に見えるが、どうなんだろう。
将棋ペンクラブ会員のOsa氏がいた。声を掛けて対局はしないのかと聞いたら、見送ったとのこと。いまは女流棋士の撮影で忙しいらしい。
熊倉女流初段も艶やか。相変わらずの色白だ。熊倉女流初段には不思議な魅力があり、生で見れば見るほどファン度が上がる。
高浜女流2級も指導対局中。思ったのだが、彼女は船戸陽子女流二段に似ている。
その右の塚田恵梨花女流2級は、室谷由紀女流二段にそっくりだ。何だかファンになりそうだが、ご両親の顔がチラチラ浮かぶのがアレだ。
見物客はパラパラといる。その中に、しっとりした雰囲気のきもの美人が観戦している。この方が指導対局に入ればたいへんな絵になるだろう。
将棋ペンクラブ交流会で見る顔も何人かいる。みんな、将棋が好きだなあと思う。
Tod氏?の背後に回ると、彼が私に気付いた。
「あれ、来てたんだ」
やはりTod氏だった。局面はTod氏が優勢のようだ。ただし二枚落ちではあるが。
なお今回の指導対局は、勝てば勝利者賞が出る。
あっちこっちでポツポツ終わったところが出てきている。終わっていないところは、下手の指し手が遅いから。
指導対局では、指し手が分からなくても指してしまうことが肝心だ。でないと時間切れ打ち切りになる。どうせ、下手の考え休みに似たり、である。
西尾六段の平手戦は、西尾六段に急所の角打ちが出て、上手勝勢。ま、そうであろう。
角落ちの将棋も、上手がギリギリで凌いだ。これも上手勝ちだろう。
2回目の抽選会の6時半まで、まだ20分近くあるのに、すでにかなりの人が並んでいる。中に若い女性もいて、これはいいことだ。
先着順ではないから6時半ギリギリに並んでもいいのだが、みな気がせいているのだろう。
Tod氏が勝ったようだ。勝利者賞はこのビアガーデンなどで使える、1,000円の賞品券だった。
抽選会だが、私も並ぶことにする。
さっき指導対局を受けていた男性が、「2局目も並んでいいの?」と係氏に聞く。と、「どうぞ」の返事である。
オイオイちょっと待ってくれよ! 定員36名枠にこれだけ並んでて、こっちはこれ以上抽選倍率が上がるのはゴメンなんだ。1局目を戦った人は2局目を遠慮してほしいし、スタッフもその辺を考慮してほしい!
…私はこの後の展開が予想できた。たぶんさっきの男性が抽選に当たり、私はハズれるのだ。

6時半になって、抽選が始まった。抽選の方法は、竹串を引くものだった。この方式にはイヤな思い出があって、以前マイナビの企画の時にこれをやり、私は当選率8割以上の勝負に負けたことがある。
現在に戻る。さっきの男性は、「当たり」だった。
やっぱりな…。
数人後に、私も引く。結果は、「はずれ」だった。
ふふっ…。まあ、そうだろう。そうなると思ったよ!
もう帰ろう、と思った。
(つづく)
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