一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

4月7日の大野金曜教室(後編)

2017-04-18 00:13:08 | 新・大野教室
Kさんとの将棋は初手から▲5六歩△3四歩▲5八飛△8四歩▲5五歩となったが、ここで私が△6二銀としたのが甘かった。
ここは断乎△8五歩と突くところ。先手は▲7八金か▲5六飛だろうが、前者は△8六歩から飛車先の歩を交換して後手十分。また後者も近い将来飛車先の歩を交換できた。
本譜は▲7六歩が間に合ったため、のちの△8五歩には▲7七角と受けられてしまった。
この辺、私はまだ「胸を貸す」という意識があった。だが相手はそんな手合いではなかったのだ。
私は△6四銀と出るが、Kさんに▲6六歩~▲6五歩とされ、△7三銀と退却させられてしまった。
私は仕方なく棒銀に方針を変えるが、角道が止まっているのでややさえない。

第1図からの指し手。△8六歩▲同歩△7五歩▲4七金△9五銀▲4五歩△同歩▲同銀△7六歩▲6六角△8六飛▲8八歩△4四歩▲5四歩△5二金直▲5三歩成△同金上(第2図)

私は△8六歩と攻める。▲同歩△7五歩に▲4七金が意外で、▲6七金と守るものとばかり思っていた。ここが棋風というか、私なら歩損を避けて▲6七金と寄る。Kさんは、左辺は軽くし、中央で捌くつもりだったのだろう。
私の△9五銀は変な手だが、この一手と思って指した。しかし疑問手であろう。
▲5四歩に△同歩は注文通りと見て△5二金直。しかし△5三同金上の局面で、イヤな手があることに気付いた。

第2図以下の指し手。▲5六銀△8七歩▲4五歩△同歩▲5五銀△5四歩▲4四歩△同銀▲同銀△同金▲同角△同角▲5四飛△5三銀▲7四飛(第3図)

後方では佐藤氏が観戦していたが、今日は用があるとかで帰ってしまった。
ここで▲7五角と出られるのがイヤだった。以下△4五歩▲5三角成△同金▲同飛成は後手わるい。Kさんもそれに気づいていたはずだが、▲5六銀と自重した。
そこで私の△8七歩が緩着。こんな二階から目薬の手はなかった。
Kさんは▲4五歩から攻めを再開。以下Sar君のような指し回しで、▲7四飛まで捌いてしまった。

第3図以下の指し手。△7三角▲3七桂△5四歩▲6四歩△同銀▲4五桂△8八歩成▲7三飛成△同桂▲7四歩△6五桂▲7三歩成△同銀▲7五角△8七飛成▲5三銀(途中図)

△5五角▲4六金打△4一金▲5五金△同歩▲5四角△2二玉▲4二銀成△3一金打▲同成銀(投了図)
まで、Kさんの勝ち。

私は△7三角と打ったが、いかにもつらい。
続く△8八歩成がまたさえない手だが、ほかに手もない。
Kさんは飛車角交換をし、▲7四歩。この攻めが存外厳しく、ここで負けを悟った。
▲5三銀(途中図)に△5五角はせめてもの切り返しだが、厚く▲4六金打とされて、ここで未練がましく考えたが、どうにも勝ちはなかった。

感想戦。Fuj氏に「これ何ていうんでしたっけ」と△9五銀を指されたが、私は反論できない。そこですぐに△7六歩と取り込む手も検討したが、思わしくなかった。
Kさんは各所で読みを入れていて、積極的に読み筋を述べた。「▲4六金打で勝ちになったと思いました」とKさん。私はこの時点でまだまだと考えていたのだから甘い。
私は序盤△8五歩と伸ばさなかったのが悔やまれるが、以後は力いっぱい戦った。Kさんは強く、先月は平手でOg氏に勝ったらしいが、それはフロックではなかった。私ごときに勝ってもアレだが、このぶんならKさんはすぐに、女流棋士になるだろう。
今夜はTod氏も来ており、彼と二枚落ち戦を指す。私はいろいろ精神的に参っていて、Hon氏不在の今、リラックスして指せる相手がTod氏なのである。
将棋はTod氏が▲3五歩まで伸ばしたが、△4二銀に▲3四歩と来ないので、かなり負担が軽減できた。
大野八一雄七段は「もう(Todさんが)投了したほうがいいでしょう」と非情な宣告だが、二枚落ち戦はちょっと上手が油断すると、すぐ追いつかれる。私は慎重を期した。

第1図の△3三香が好打で、勝ちを意識した。以下、勝ち。
続けて2局目も指す。こちらはTod氏が頑張り優勢の局面もあったのだが、端に角を出る手がワンテンポ遅れ、私が勝勢になった。

第2図の△6三玉で、私が余せたようである。ただまだ難しいところはあり、Tod氏も最前を尽くす。▲2二歩のイキな利かしを経て▲1一銀と縛るなど、だいぶ上手玉に迫った。
いっぽう私は、また下手玉を上部に逃がす攻めをやりあわやの局面もあったが、最後は何とか勝つことができた。
ただ大野七段は「Todさん、この将棋はよかったですよ」と内容を褒めた。
ここで10時半近くになり、Tod氏は退席。私を癒してくれたのはTod氏だけだったので私も帰ろうと思ったのだが、隣ではFuj―K戦が行われており、これがまた熱戦になっていた。それで、ついその場に残ってしまった。
大野七段、W氏、私が遠巻きに戦局を見守り、最後はFuj氏が投げた。Kさん、Og氏に続きFuj氏にも勝ったか!
感想戦ではFuj氏に有利の変化が出たが、私たちは内容よりも勝敗を重視する。Kさん、この勝利は大いに自慢していい。
気が付けば時刻は11時を過ぎている。私はここで失礼した。
ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 4月7日の大野金曜教室(前編) | トップ | 4月16日の大野教室(1)「... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。