一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

6月3日の大野教室(後編)

2017-06-19 00:49:56 | 新・大野教室

第2図以下の指し手。▲6六金△5七角成▲5九香△6六馬▲5二香成△7八飛成▲3一金△2二玉▲2一金△1三玉(投了図)
まで、一公の勝ち。

Sar君は▲6六金と銀を取り、△5七角成に▲5九香。このカウンターが狙いだったか。
私は△6六馬と取るよりないが、ここでSar君がちょっと動揺を見せた。が、そのまま▲5二香成。私は構わず△7八飛成。これで先手玉は受けなしで、後手玉が詰むかどうかだ。
が詰みそうになく、であれば私の勝ちである。Sar君はここまで見えての「躊躇」だった。
本譜は△1三玉まで、Sar君が投了。勝った私が、キツネにつままれたようだった。

感想戦。Sar君は▲6六金に代えて、▲5八歩を示した。なるほどこれが好手で、後手の手段をすべて消している。これなら私が負けていた。
いずれにしても私には僥倖だったが、Sar君にはだいぶ逆転負けを喫している。たまにはこんな勝利があってもいいだろう。

7局目はU君と指す。私の先手で▲7六歩△3四歩▲2六歩△4四歩。U君は居飛車党なので、ここから矢倉を目指すのだろう。それで、▲3八銀と上がった。原始棒銀のつもりである。しかしU君は△4二飛! 彼の振り飛車は初めて見たから、心底驚いた。
私は▲3六歩から▲3七銀とし、通常棒銀に戻す。

第1図以下の指し手。▲2四歩△同歩▲1五歩△同歩▲3五歩△4五歩▲3三角成△同飛▲4五歩(第2図)

△3二飛の先受けに▲2四歩~▲1五歩~▲3五歩と仕掛けた。端歩を絡めるのは、加藤一二三九段の指し手をパクった。
U君は△4五歩と反撃し、私は▲3三角成。△同飛にじっと▲4五歩と戻した。

第2図以下の指し手。△3二飛▲2三角△1一角▲6六銀△6五歩▲7七銀△5五歩
以下、U君の勝ち。

U君はじっと△3二飛と引いたが、渋い。振り飛車党の指し手に見えた。
私は▲2三角と打ったが、あまり考慮にない手を指してしまい、よくなかった。
U君は△1一角。△1二香型を活かした手で、これにも唸った。私は▲6六銀と上がるよりないが、U君は△6五歩~△5五歩とし快調。ただし形勢は互角で、居飛車も指せている。
が、この後私はじりじりと形勢を損ね、終盤、私の守りは銀1枚になってしまった。U君も小駒ばかりになったが、ここで△5六歩▲同銀△5七金とした手が厳しく、以下数手で私の投了となった。
感想戦は大野八一雄七段と佐藤氏をまじえ行い、第2図で△3五歩と指したら? がテーマとなった。
私は▲2二歩△1三桂▲2一歩成の予定だったが、大野七段らは▲2一歩成で▲1五銀を示す。たしかにそうで、棒銀を捌かなければ話にならない。
もっとも世間では棒銀が評価されていないから、この進行でもすぐに振り飛車がよくなると思った。が、どの変化も居飛車がおもしろいのだ。大野七段も「おかしい」を連発したが、しまいには「端歩の突き捨てが入ると居飛車も指せる」という評価に変わった。
加藤流恐るべし、であった。

今日は土曜日にもかかわらず客が少なく、もう相手がいない。私はここまで4勝3敗で、この最悪の状態で勝ち越すとは、勝負事は分からないものだ。
U君のお母さんが見えた。お母さんにお会いするのは久しぶりで、相変わらずお綺麗だ。
みなでしばしおしゃべりを楽しむ。お母さんが息子さんの将棋に寄せる期待は大きいが、奨励会に入れる気はないようだ。もっとも今は、アマ棋界で活躍すれば、プロへの道も開かれている時代である。のんびりやればよいと思う。
さて、食事である。今日の参加は大野七段、W氏、Fuj氏、私の4人。いままでありそうでなかったメンバーで、珍しい。
時間がたっぷりあるので、ガストに行った。席に座り、Fuj氏が割引券を提供してくれたので、そのメニューを頼んだ。
食事をした後、例によっておしゃべり。私は現在、仕事も私生活も精神状態も崖っ淵なので話は弾まないが、Fuj氏は将棋、麻雀、競馬と、どんな話題でも主役でしゃべりまくる。まるでマシンガン口調で、何かに憑りつかれたようだ。聞き役のW氏は黙って相槌を打っているが、私なら話題を変えているところである。
私は大野七段と話した。私が「仕事がなくなって張り合いがない」と愚痴ると、大野七段も「私も引退したあとはそうでした」と同調してくれた。
ここには書けない、腹を割った話もして、私は精神的にラクになった。私が大野教室に来る理由、それはこのひとときにあると言っても過言ではない。
その後も4人のおしゃべりは続き、11時50分すぎにガストを出た。が、最終1本前の電車に乗り遅れ、私たちは改札の前で再びおしゃべり。しかしいくらなんでも話しすぎで、よくネタが尽きないものだと、我ながら呆れた。
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