一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

3月24日の大野金曜教室(中編)

2017-04-13 00:19:32 | 新・大野教室

第3図以下の指し手。▲6三飛成△7五銀▲7三歩成△7六銀▲6二と△8五銀▲5二と△7六桂▲9五角△8八桂成▲同金△7三香(第4図)

右にはKur君が入った。平手戦で、前局と同じく、「居飛車穴熊に組んでください」とか言っている。
第3図で私は▲6三飛成と、銀取りに成り返った。ここ▲8一飛成は、△7五香がイヤだった。金は渡せないが▲7七桂とも打てない。
それでも△7五香なら、▲6四竜△7八香成▲同玉でどうか。これでも以下△3八金があるが、上手はそうは指さないと思った。
本譜△7五銀には▲7三歩成として、△7六香には歩が立つからもうこわくない。戻って▲8三飛では▲8二飛でもよかったが、結果的には6三の歩を取れる▲8三飛がベターだったことになる。

第4図以下の指し手。▲7七歩△9四歩▲8四角△3一銀▲5五桂△5四銀▲4三桂成△同銀▲4二と△同銀▲7二竜△7六歩▲2二金△3三玉(第5図)

△7三香によほど攻め合おうかと思ったのだが、香の素通しは気持ち悪い。それで▲7七歩と謝った。
しかし△9四歩に▲8四角がやや手拍子。△3一銀と壁銀を活用されて、めんどうになった。▲8四角では先に▲4二とだった。
もっとも下手は上手の金2枚を取り、好調。▲7二竜は上手玉から遠ざかるようだが、場合によっては▲8一竜~▲7三角成を見ている。
▲2二金△3三玉に次の手は。

第5図以下の指し手。▲2四歩△3二銀▲2三歩成△同銀▲同金△同玉▲4二竜△2五桂▲2四歩△1四玉▲1五銀(投了図)
まで、84手で一公の勝ち。

第5図で▲2三金△同玉▲4二竜はちょっとおごりすぎ。私は▲2四歩と合わせたが、これが好手だったと思う。△同歩は▲2三金打、△同玉は▲4二竜である。
M奨励会初段は△3二銀と頑張ったが、▲2三歩成以下▲4二竜と、銀得しながら迫ることができた。
▲1五銀までM奨励会初段の投了。私は望外の勝利となった。

感想戦。M奨励会初段には、指し手を全体的にほめられた。ただ、せっかくの▲9五角を、△9四歩と追われていないのに▲6八角と引いたのが考え過ぎ…とのことだった。
M奨励会初段は、ちょっと緩めすぎたようだ。でも、また教えていただければありがたい。
3局目は少年と指す。私が強制的に先手をいただき、横歩取りになった。
少年は△7六飛と歩を取ったあと1筋から攻めてきたが、私も▲6五角△5四角▲7六角△同角▲1六香と香得を果たす。
しかし直後に△6六桂と王手金取りに打たれ、一編に形勢を損ねてしまった。
しかし私も▲8六飛~▲8二飛成とし、その局面は先手優勢。
しかし△4四に馬がいる局面で、後手が△2六銀と、▲3七銀にぶつけてきた手に対し、▲4六銀と躱したのがマズかった。すぐに▲8四桂と攻め合いにいくべきで、本譜は後手に△5四歩と馬道を通され、しまったと思った。以下▲8四桂は証文の出し遅れ。△7一馬と引かれ再び難局になった。
その後私は△6七桂成の詰みを防いで▲3四角と打とうとした。これが▲4三角成以下の詰めろにもなっていて好都合だ。
だが打つ直前△2二金を△3三金と上がる手に気付いた。それで▲5六角と打ったのだが、ここで△9二馬と竜を取られていたら、これが▲5六角取りにもなって、先手敗勢だった。
戻って予定通り▲3四角なら、△3三金に▲1二飛成が利いて、先手が勝ちだった。
が、少年にも疑問手が出て、最後は私が勝った。
図面がなければ何が何だか分からないと思うが、ご容赦願う。投了図だけ載せておこう。

感想戦をやるかどうか問うたが、少年がうなずくので、一応行った。佐藤氏も加わってくれ、私は「▲3四角」の手を真っ先に検討する。だがこれも先手が芳しくないことがわかった。
それ以降は少年が乗り気でないふうで、私がひとりでしゃべっていた。
もう少し時間があるので、Tod氏と対局する。私の二枚落ちである。
以前のTod戦は私に余裕があったのだが、最近Tod氏は腕をあげ、最近は際どい戦いが続いている。
本局もTod氏の攻めが決まって、Tod氏勝勢。

第1図からじっと▲5三角成とされたら私が負けだったが、たぶんそう指さないと思った。
果たしてTod氏は▲8六金。私は△8四歩とし、何となく一息ついた。

進んで第2図では形勢が混沌としている。ということは私が有利だ。ここでTod氏は▲7三角成!
当然私は△同銀と取り、Tod氏は頭を抱えた。以下▲同歩成△同玉となり、私が優勢になった。Tod氏、相変わらずの見落としである。
ところがこの将棋が、おかしなことになる。
(つづく)
コメント (2)
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