一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

5月7日の大野・植山教室(2)

2016-05-21 20:22:46 | 大野・植山教室
今日はめいとおいの運動会があり、私も応援に駆り出された。
帰り、まっすぐ帰宅せず、某駅で降りる。先日入った小諸そばで二枚もりを食す。実に美味かったが、この店がなければ何も食べなかったはずで、厄介な店に気付いてしまった。
例のディスカウントショップに寄る。先日の割引券を使うためだ。セロハンテープなど3点を買って、5%引いてもらった。
さらにTSUTAYAに寄る。まず「NHK将棋講座6月号」を手に取る。さらに「PEACH JOHN」があったので、これも購入することにした。同誌を購入するのは2~3号ぶりのはずだが、マギーはまだモデルをやっているのだろうか。
「ナナとカオル」の最新17集も発売されていたが、ここ数巻は買っていないので、ここでは購入を控える。
さらに「FLASH」と「FRIDAY」も買う。〆て1,654円。
以上4誌を買う男を、女性の目で見たらどうだろうか。気持ちわるく映ると思う。

(昨日のつづき)

第1図以下の指し手。△3四銀▲3五歩△同銀▲4五桂△5五角▲6五桂△8八角成▲5三桂左成(投了図)
まで、一公の勝ち。

第1図で植山悦行七段は△3四銀と上がった。私は決断の▲3五歩。「あ、そうか」と植山七段が嘆息した。
△同銀に▲4五桂と跳ぶ。△5五角には、二枚目の桂がさらに跳んだ。植山七段は△8八角成。
これを▲同銀では△4四銀でヨリが戻ってしまう。その前に桂成を利かすのが肝心である。
この局面を眺めるとこと数秒、「負けました」と植山七段が投了した。
あまりに早い終了に、エッ!? とFuj氏が驚いて、飛んできた。

「△8四飛を利かすんだった?」
と植山七段。
本譜は△3四飛をたんに△5四飛としたのだが、△8四飛と一回飛車をぶつけるのだったか、と問うているのである。でもこの辺の細かいところは、私の棋力では分からない。
ただ本譜の△5五角では、△4四角とされるほうがイヤだった。これだと▲6五桂△6二金▲4四角に△同銀と取る手が生じる。
本譜▲6五桂にも△6二金があったと思う。以下▲5三桂左成△同金▲同桂成△同飛となるが、金と桂2枚の交換は、下手が歓迎すべき順ではない。
それにしてもこの展開、以前植山七段に教えていただいた将棋によく似ている。2月21日の将棋がそれで、参考図から私は▲6五桂の正着を逸し、逆転負けしたのだった。植山七段がこの時の将棋を憶えていたとは言わぬが、今日は生徒が多いし、あえて私の狙いにハマってくれたのかもしれない。

Koh君ママが来ている。私は2月の支部対抗戦で初めてお会いしたのだが、その凄まじい美貌で、今や大野・植山教室のマドンナ的存在になっている。
4局目はSat君とのリーグ戦。
Sar君の将棋については言うまでもない。中飛車から左銀を繰りだし、角交換から桂を跳び中央突破を目論むもので、相手がふつうに指していれば、まずこの形になる。
それが分かっていながら私は毎回攻め潰され、不愉快な思いをしている。要するに、私が弱いのだ。
私の先手で、今回は三間飛車に振ってみた。Sar君はもちろん△5二飛。そしてスルスル左銀を繰りだしてきた。この指し方、まるでHanaちゃんと指しているみたいだ。Hanaちゃんとはしばらく会っていないが、もう英語もペラペラになっていることだろう。

第1図から△5六歩。以下▲同歩△7七角成▲同桂△8八角▲6六角に、△5六銀(第2図)と出られてビックリした。

これで先手がどう指しても後手の捌きを抑えきれず、私はガク然とした。
私は▲5六同銀△同飛に▲9三角成△同香▲5六飛としたが△7七角成が厳しく、先手は大いに形勢を損ねた(なお、▲9三角成からの飛車の素抜きにSar君はビックリしたふうだったが、このくらいは読んでもらわないと困る)。
以下▲4六飛に△3二銀と受けられ、その後は私は後手の玉頭にイヤ味をつけおもしろい局面になったのだが、そこから再び突き放された。すなわち、私が負けた。
▲4六飛ではなぜ▲5三飛成と指さなかったのか分からぬが、どっちにしても、冴えない将棋にしてしまった。
チャイルドブランドに2連敗は痛い。リーグ戦でこの出だしは初めてではないか。
5局目は大野八一雄七段に教えていただく。もちろん大野七段に角を落としていただく。
私は振り飛車をにおわせてやはり居飛車にし、矢倉に組んだ。
以下いろいろあって中盤戦(第1図)。△6六歩の取り込みに▲同金と取った局面である。
後の展開を考えるとここは▲6八金引と辛抱する手もあったが、△6五飛▲9一角成△6七金で負けると思った。

第1図以下の指し手。△7三金▲8六角△同飛▲同歩△5七角▲6八歩△6六角成▲6一飛△9九馬▲1一飛成(第2図)

第1図では△6五金を気にしていた。でも本譜の△7三金も手堅い。ここに1枚使ってくれるならありがたいとフンでいたが、本譜で王手金取りを掛けられてみると、やはりキツかった。
▲6一飛には△4八馬もあったが、ここは△9九馬と香を取ると思った。
私は▲1一飛成。下手はだいぶ駒損をしているが、上手玉には迫った。

第2図以下の指し手。△3一金▲2二歩△8八歩▲同金△9七歩成▲同桂△9五香▲2一歩成△同金▲4一銀△3一玉▲3二香△4一玉▲2一竜△5二玉▲7八玉△9七香不成▲9九飛△同香成▲8一竜
△5七飛▲6七金△4七飛成▲6五桂△5一香▲7三桂成△4一玉(第3図)

ここで△2一金なら▲4一銀△3一玉に▲3二香が利いて、攻めが繋がる。しかし当然ながら△3一金が好手で、▲2二歩と一手パスのような手を指さざるを得ないようでは、やはり下手が苦しい。
しかし△9五香に▲7八玉(馬取り)で、以下角を駒台に乗せることができ、急におもしろい形勢になった。
▲6五桂が▲4一角までの詰めろ。まさか詰めろがかかるとは思わず、大野七段は戸惑いながら△5一香~△4一玉。次に△3二玉と逃げ越せば、上手が勝ちだ。

(つづく)
コメント (4)
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