今日の一貫

大泉一貫のBlog

コメの検査や表示に関する二つの意見

2006年11月25日 | 農政 農業問題
まいったまいった。
24日の農水省審議会食糧部会。
いずれ議事録が公開になるが、表示に関して二つの意見アリ。

日本生協は、農産物検査は必要ない、という意見。そりゃそうだ、品質管理をきっちりし、トレサを自己責任でやっている生協からしてみれば、検査しようがすまいが、関係ないかもしれない。
もっと参ったのが、すかいらーくの横川さん。
「うちじゃ、加工米6千トン使ってご飯出してるよ」とあっけらかんとおっしゃった。
「このごろはね、みんなご飯混ぜご飯にした方が喜ぶんだよ。6千トンというと玄米にして2倍になるからね」。1万2千トンの加工米を使ってるということ。

精粒歩合5割、大吟醸並みだ。網下米か。

かつて食糧部会で横川さんが、「コシヒカリとかなんとか書くと表示違反でうるさいが、何とかならないの」と発言していたことを思い出した。
その際、確か「だったら書かなきゃ良いじゃない、検査米使わなければ書かなくてもいいんだからサ」といったような気がする。裏目に出たかな?
これおそらく議事録に残ってるだろう。

昨日の話を聞く限り、すかいらーくは、検査米を使ってないようだ。それでもおいしいとお客はいってるという。
先日すかいらーくの中華業態、バーミヤンに入ったが、香港風酢豚のおいしかたこと。そんじょそこらの中華料理店よりはるかにおいしかった。それで680円。
肝心なのは料理の仕方、と横川さんはいいたいのだろう。
ご飯も炊き方次第、白米だけじゃないよ、ご飯それ自体にうまみが少なけりゃ、混ぜご飯にしておいしくすりゃいいじゃないか、といいたいのでは。

生協の藤井さんはまた違ったロジックがあって検査無用論なのかそしれない。
お二人は、検査や三点セット表示は、いらざるコストをかけるだけという、緩和論者。

他方会議が終わったら、消費科学協会の大木さんが、「大泉先生、『100%コシヒカリ』という100%の表示を変えるっていうと、何かインチキされるんじゃないかという気がします、問題だと思います」とこちらは表示を厳格にという規制強化論。

こりゃ大変だぞ。
しかし、全てが経済原則で動くなか、経済活動を活性化しつつ、要は消費者の権利がスポイルされないようにすることが基本。

でも消費者って誰なのかな?
消費者団体ってどういう役割をする団体なのだろうか?
市場原理でいう消費者と、審議会などの消費者とは大分考えが違いそうだ。
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