のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

店員さんとお薦めの本

2011年07月31日 22時32分04秒 | Weblog
とある家電量販店に行った。
とある電化製品を物色した。
メーカーから派遣された人による展示販売。

感心いたしました。
「心」で対応してくれたっていうか。
説明は丁寧。
製品の特徴、長所を積極的にアピール。
それだけなら普通だ。

ここからが違う。
製品の弱点。
競合他社製品に比べて劣るところ。
顧客からの苦情の内容。
自分が個人的に改善すべきだと思っているところ。
その店員さんはすべて隠さず言ってくれたのです。
約20分のマンツーマン対応。
ちょっと重箱の隅的な私の質問にも、
嫌な顔ひとつせず丁寧に答えてくれた。

正直競合製品と迷っていたけれど、
この店員さんのおかげでこの会社の製品、大幅ポイントアップ!
かなり心が動いた。
この店員さん、当分この店に派遣されているという。
ネットで買うこともできる製品だが、
買うならこの店、この店員さんからと決めた。
基本の勤務シフトも聞いて、
心から「ありがとうございます」を言って去った。
誠意には誠意をである。

この店員さんの姿勢は、
「損して得(徳)取れ」だな。
それでいてその誠意は微塵も計算を感じさせない。

読んだばかりの本を思い出した。
プロのライターをしている友だちが書いた本だ。
目出度いことにベストセラーになっている。
「プロフェッショナルセールスマン」神谷竜太著

今日の体験に通じる本。
少しでも向上心のある人なら是非にとお薦めできる本です。
主人公を「凄い人」「天才」で片付けるのは簡単だけれど、
その実「努力」「誠意」「本気」に尽きるのですよ。

ここまでだとこの本に関しては単なる友だちに対するヨイショになってしまうので、
これは書いておかなくてはならない。
頑張れない人、頑張れない病気の人、
具体的にはたとえば鬱病の人とかになるのだけれど。
そういう人にはちょっとキツイかもしれないな、この本は。
本の中でも「気合いと根性だけ」というのは明確に否定するけれど、
「何が何でも頑張れ」というエキスはたぶんに含まれている。
(たとえば病気で)頑張ることができない人に頑張れと言うのは拷問だ。
心の病を抱えた知り合いは多いから、
薦めるときは人を選んでってことになるだろうな。

でも本当にいい本だよ。
これはヨイショでも何でもなく。
出会った素敵な店員さんからの、
素敵な本の紹介でした。