八十路徒然なるままに

今ひとときは心も浮き立つものは、春の景色にこそあめれ。徒然草より

枯木の心

2010年10月13日 19時48分23秒 | Weblog
こぼくのこころ、正眼眼蔵。室井玄しょう著より引用。「枯れ木に葉がないのと同じく、妄想がなく、とらわれない心をこう呼ぶ。よけいな枝葉をとって、楽になりましょう」とある。物思う秋になって、なにか、かにかと下手な思いをしている。まあ、シンプルに生きていればよいのだろう。たまあぁ-に、ペラペラっとめくっている「徒然草」に、「命長ければ辱多し。長くとも四十に足らぬほどにて死なんこそ、めやすかるべけれ」とある。勿論、その前後は、意味深いことばかりが、著されている。すかすかの脳味噌では、理解出来ないのが当然と。百回も繰り返し読めば、ちょつとは解るべえぇつと自嘲している。後期高齢者になっても、あれもしなければ、これもしなければと、日々の生活に追われている。「遊んでいる日は暮れるに早い」って。「秋の日は釣瓶落とし」って。時間のたつのが早く感じるのは、この事ばかりではないようだ。秋の夜長に、ちっとは、ぼおぉぉっとしてみたいと、思うこのごろでもある。

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