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生き生き箕面通信

大阪の箕面から政治、経済、環境など「慎ましやかな地球の暮らし」をテーマに、なんとかしましょうと、発信しています。

生き生き箕面通信1018 ・「デモの勧め」――朝日社説

2011-09-21 06:29:38 | 日記
 
 おはようございます。内閣府原子力委員会の「原子力政策大綱」策定メンバーから、青山繁晴氏(独立総合研究所社長)がはずされました。福島原発に事故後、メディア関係者として事故現場に入り映像を映して公表したことが、当局のお気に召さなかったようです。
 生き生き箕面通信1018(110921)をお届けします。

・「デモの勧め」――朝日社説

 本日の朝日新聞で、久しぶりにいい社説にお目にかかったという印象を受けました。一昨日の東京・明治公園を拠点に行われた「さようなら原発5万人集会」をまともに取り上げ、「民主主義が動き出す」という見出しをつけた社説です。

 「もはやプロの政治家に任せてはいられない。生活、命、そして子どもたちの未来をどうするのか。同じように差し迫った不安や不満を抱く人と手を携え、政治にもの申そう。そんな思いが共鳴しあう」と、書き手の躍動感が伝わる生き生きした社説でした。

 こうも書いていました。「人々が横につながり、意見を表明することは、民主主義の原点である。民主主義とは、ふつうの人々が政治の主人公であるということだ。国の場合は、議会制による間接民主主義とならざるを得ないが、重大局面で政治を、そして歴史を動かすのは一人ひとりの力なのだ」と。そして、米国公民権運動のキング牧師の演説と集会や、ベルリンの壁を壊した東ドイツの市民たち、日本でも60年安保では国会を取り巻いたデモがあったと指摘。
 
 それが、いつしかまれになった。

 「しかし、東日本大震災から半年あまり、この国のどこか深いところで変化が起きている。とりわけ『脱原発』のうねりは、かつてない勢いで広がる」と、大変勇気づけられるところまで踏み込んで書きました。ジャーナリズムは、こうでなくては。

 さらに「『私らには民主主義の集会や市民のデモしかない。しっかりやりましょう』。呼びかけ人の一人、作家・大江健三郎さんの言葉が象徴的だ。『脱原発』は、私たちの民主主義に新たな一ページを刻む動きに見える」と。

 「このきずなを太くし、現実の変革につなげるには、もっともっとたくさんの手が要る。新聞や放送などのメディアが変化に注目し、政党や政治家も問題意識を共有することが欠かせない」と、結びました。

 もう少し筆を抑えた方がいいという感じがしないでもないですが、こんな初々しい社説こそが望まれているとも思います。朝日新聞の論説陣に明らかに変化が起こっているようです。

 私たちは引き続き元気を出して前に進みましょう。

 *今日はこの「箕面通信」を、読者の反響のひとつとして朝日新聞にも送信してみます。
 

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