古代日本の歴史を謎解き

日本の古代史の謎に挑戦します。

古代日本人の発音と大陸の漢字

2017-04-23 15:17:29 | 歴史
以前にも書いた記憶がありますが、再度です。
魏志倭人伝に登場する
国名と読みを50音に当てはめてみました。
※末盧国(マツロ)など一つの感じで、二文字の読みは対象外にしました。
結果
え母音 は、0個(大きく口を開く発音が苦手?)
あ母音 が 23個 圧倒的に多い、続いて い母音 15個
タ行は と のみ、ナ行は な 、ヤ行は り のみ
カ行、ア行、ナ行が多く登場するが、ナ行 は 奴が7回
き も7回登場するが、鬼、支 の二種類がある。

で、結果20音種類しかありません。
一つの音に、複数の漢字当て字が見受けられるのが
い 已 伊 為 一
お 対 呼
き 鬼 支
さ 姐 蘇
と 都 台
わ 百  倭
邪馬台国は、邪馬壹國、台与(トヨ)が壹與(臺與)の記載がありますので
台は壹で、トィ に近いた行ではないでしょうか。
倭国の古い漢字 委(漢委奴国王の金印の委) 委はわ行のゐ(イ)
いと発音する 已、伊、為、一にも、母音のイ以外に、ティ、ニィ、ヤ行のゐなどの発音に対応している。
お の 対、呼
さ の 姐、蘇 もそれぞれ違う発音ではなかったでしょうか。

文字を持たない古代日本人の発音と漢字との対比表は、漢の時代にきちんと(正しく)出来ていたはずです。
当時、倭国は百余国もありますので、同じ名前が重複していた可能性もあります。
魏の時代の魏志倭人伝で30国(奴国が2回登場します)
音数も奴国が一音で、他は2音以上です。それぞれの国がまとまり、やや複雑な国名が登場したのでしょう。
倭国や卑弥呼など、見下げたような意味の悪い漢字を当てたという意見もありますが
馬、鳥、華、蘇など良いイメージの漢字もあります。
異国の国名ですので、大陸(国名に)では使われていない漢字を当てて違いを表現したのではないでしょうか。

卑弥呼の 弥呼 は、弥奴国 や 不呼国 がありますので、決まった通りです。卑弥呼の卑が、先にあったのかは不明です。
もちろん、後に(平安時代)に登場する古事記やひらがなは、当時の漢字とは全く違った漢字を使っています。
唯一、大陸の史記に出てくる国名で 倭国の倭 を使い ヤマト(邪馬台)と読ませているのです。
それほど、馴染んでいた漢字であり、読みだったのでしょう。
古事記も712年に太安万侶が編纂し、元明天皇に献上したとされていますが、書き始めは神話であり、多分に天皇記など影響あったでしょう。
書き始めと終わりでは、倭が大和になり日本になります。倭が大陸の呼び名であまり良い漢字でないことに途中で気が付いた可能性もあります。

さて、ここまでを理解した上で、二つの金印
「漢委奴国王」、「親魏倭王」の意味を考えてみます。



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