草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原発事故がなかったかのように振舞うのが正常なのか?

2012年03月27日 | 災害

 危機は去っていないのに、私たちは日常性に埋没して、福島第一原発の事故を忘れようとしている。死の影に覆われているのに、原発事故そのものが存在しなかったかのように、福島の人々は日々の暮らしに追われている。いつか傷口が開き、血が吹き出すまで、他人事として処理するのだろう。昨日は福島第一原発2号機の格納容器内を工業用内視鏡で調べたところ、格納容器底部の却水の深さが60センチしかなく、堆積した核燃料の一部が水に浸かっていないことが分った。冷温停止状態というのは、まやかしでしかないのだ。また、汚水処理施設でも、配管のつなぎ目が外れたりして、約120トンの汚染水が漏れ出し、その一部が海へ流出したことも判明した。福島第一原発においては、毎日のようにトラブルが起きており、何とか応急処置でしのいでいるのだ。にもかかわらず、私たちは現実を直視する勇気がなくなり、ある種のあきらめが支配しつつある。原発事故を語ることも止め、瑣末な話題しか口の端に上らなくなっている。そして、原発事故の不安に苛まれる人たちは、世間から病人扱いをされている。何事もなかったかのように振舞うことが、正常だと思われているのだ。しかし、それはいつまで続くのだろう。日常性がすでに破綻しており、非日常に直面しているのを、見て見ないふりをしているだけなのだから。

 
政治 ブログランキングへ  

               ←原発事故の現実を直視しすべきだと思う方はクリックを

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ
にほんブログ村

『政治』 ジャンルのランキング
コメント (3)   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 今自民党が大連立を組めば高... | トップ | 中共や北朝鮮の浸透工作を阻... »
最近の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (逃げるタイプはリーダーにふさわしくない)
2012-03-27 08:54:29
自民党は衆院選のときに、北ミサイル発射について言及することから逃げて、民主党に敗北した。

ttp://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120326-00001118-yom-int

現在にあっても、命中すれば放射能汚染は避けられない危険があるのに、民主党は地方の問題を盛り返して逃げている。
よって、逃げるタイプは口だけであるのが特徴である。
Unknown (#)
2012-03-27 14:32:20

正論:東電の実質国有に問題あり:竹中平蔵先生:
東電問題は、安い安定した良質な電源の供給が第一優先だ。これにより自然大被害の被害を回復する外貨を稼ぐのだ。電力会社の体制を変えたいなら、それからでよい。
回復もしないで体制をいじるのは本末転倒だ。常に外貨を稼ぐことを最優先する。
国内で電力会社が分業しても外貨は稼げない。
http://pub.ne.jp/surugasankei/

Unknown (#)
2012-03-27 14:32:56

3.11を慰霊休日に:
発想が逆だ。反対に、3.11近辺の土日曜日をつぶして働き、災害で失った富を回復させる。それが真の慰霊である。
http://pub.ne.jp/surugasankei/

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。