草莽隊日記

混濁の世を憂いて一言

原爆投下を当然視する韓国中央日報のヘイトスピーチ!

2013年05月20日 | 思想家

 広島と長崎にアメリカが原爆を投下したことを、今日付けの中央日報は「日本の軍国主義に犠牲になったアジア人の復讐だった」と言ってのけた。広島では約14万人が、長崎では約7万4千人が犠牲になったといわれる。韓国の新聞による原爆投下を当然視するかのような報道は、まさしくヘイトスピーチではないだろうか。ジョルジュ・バタイユは『広島の人たちの物語・山本功訳』で、原爆について論じている。「空襲警報が解除されたあと、晴れわたった空から雷霆(いかずき)がほとばしる」と同時に、世界は一変したのである。バタイユはジョン・ハーシーのルポルタージュ『ヒロシマ』の「大部分が、自分自身傷ついているのに、もっとひどい状態の肉親を支えていた。ほとんどすべての者がうなだれ、顔には何の表情も浮かべず、無言のまま、まっすぐ自分の前を見つめていた」を引用しながら、「この物語の全体から浮彫にされるものは、これらの不幸な人たちによって保持された人間的な振舞も、内心は動物的な茫然自失の思いに浸されながら、やっとの思いでなんとか維持されたものにすぎないということである」と断言した。しかし、そこでバタイユは絶望したのではなかった。「広島の高みに生きる」ことの意義を説いたのである。悲惨な体験としでだけでなく、輝かしい人間の記録として、人間のかけがえのなさを、バタイユは高く評価したのだ。中央日報のように、日本人が虫けらのように殺されたのを、拍手喝采して喜ぶのとは大違いだ。

 

政治 ブログランキングへ

 

              ←原爆投下を肯定する中央日報は許せないと思う方はクリックを

にほんブログ村 政治ブログ 政治評論へ

にほんブログ村   blogramで人気ブログを分析


コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日本全体に明るさが出てきた... | トップ | 拉致被害者救出よりも米韓に... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

思想家」カテゴリの最新記事