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日本の新聞サイトのリンクはなぜ切れるのか
2008-04-30
/
Media
何度も書いたことだが、日本の新聞社のサイトのリンクは、早ければ3日で切れる。ひどいのになると、
朝日の社説
のように"http://www.asahi.com/paper/editorial.html"という相対番地しかないので、日付が変わると内容が変わってしまう。しかも日本の新聞社・通信社のサイトすべての記事でリンクが切れるのは、談合としか考えられない。
先日、asahi.comの編集委員に「なぜ日本の新聞サイトには固定リンクがないのか」ときいたら、「有料データベースの営業からの要請で・・・」と言っていたが、リンクが切れたからといって、月額3150円+記事1本に84円も払って読む人がいるとは思えない。それよりアクセスやリンクが減って広告単価が下がる負の効果のほうが大きいだろう。NYタイムズでさえ、アーカイブは原則無料になった。
最近は
ロイター
の日本語サイトが充実してきたので、リンクはなるべくここに張るようにしている。これも国内ニュースをもっと充実させれば、ウェブ軽視の新聞サイトより人気が出るのではないか。
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日本のウェブが中...
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ロイターのサイト
(
Inetgate
)
2008-04-30 01:24:18
ロイターのサイトで面白いのは、ビデオニュースを見ると、記事の横にYouTubeのようなページに埋め込みできるリンクが用意されていて、引用されたブログ等からもこまめにトラフィックを集めようとされていますが、日本のニュースサイトがそうなるには、後、何年かかることやら...
日本の新聞社サイトは恐らく、リンクがWebの通貨であることを理解していないのでしょう。
Unknown
(
山師
)
2008-04-30 04:04:49
リンク切れ以外にも、国内のほとんどの新聞サイトで英数字を全角にしていることがとても気になります。自動組版のデータをそのまま流用してるのかもしれませんが、さすがにURLを「http://」とするのはどうなんでしょう。
先日のHD DVDの記事の時など、問題がある全角ダッシュを使って「HD―DVD」と書いているところが多くて、半分あきれて見ていました。
さよなら新聞
(
shino
)
2008-04-30 11:17:43
WEBサイトを充実させ便利にすることは、新聞紙の衰退につながりますから、当分このまま(リンクがすぐ切れる)で行くと思います。
"WEB魚拓"もありますが、誰でも気軽に新聞記事の切り抜き・保存・公開の出来る新聞用の保存サイトがあったら便利ですね。
また、ロイターの方は通信社だけあって変な主観が入っておらず記事が読みやすいです。サイトが見にくいので、もう少し見やすいようになってほしいですね。
M新聞からのクレーム
(
happysad
)
2008-04-30 13:38:07
新聞が固定リンクがないor過去記事を削除するため、言及した内容が消えてしまうため致し方なく引用しているのですが、ある日、無断転載をタテに新聞記者からブログ記事の削除を求められました。
ただ、その際の言い分は、取材者から個人攻撃だとクレームがあったので、とのこと。では、と地の文でクレームを受けそうな箇所を修正したが、できれば段落すべてを取り下げて欲しいとの反応。
引用記事自体に問題があるということか?固有名詞を実名で出して先方の苦境を報道しているのは新聞社の問題であり、引用したこちらの責任ではないような。で「取材者に謝罪してくれ」との連絡で、でもこちらは「何を謝罪すべきなのか指摘せよ」と返していると、「先方がもう話しても仕方ないというのでもういいです」との通達あり。
面倒に巻き込まれずに済んだ反面、なんだその言い分はとの思いも。取材者を守るのはわからないでもないが、こちらに連絡してくる時点で記者は取材者の代理としてではなく、私とクレーマーとを調整するコーディネーターの役割を果たすべきではないか。それ以前に、言論に携わる者が言論を封じ、謝罪を一方的に求めるってどうなのよ、と正直呆れた次第。
あ、ちなみにM新聞とは、マイナーとか、叩かれるのが好きなマゾとか、そんな感じの意味で、別に毎●新聞というわけでは・・・
新聞の世論操作と無謬性
(
橋本美里
)
2008-04-30 14:04:36
「データベースが…」というのは単なる方便でしょう。本当にそうなのだったら、そのデータベースのビジネススキームを整備すればいいだけの話。
実際のところは、今までのような情報(世論)操作がやりにくくなるから、というのが編集側の本音だと思います。
これだけネットのニュースがコモディティ化しているのに、新聞社は未だに自分達で「世論」を作れると勘違いしています。
最近のケースでは、朝日のイラク空自派遣に対する、名古屋高裁の「違憲判決」記事にその辺りの動きが顕著に表れています。
判決直後の段階では、下記のようにイラク派遣そのものが違憲であるかのような判決が出たとしか読めない記事を朝日は恥ずかしげもなくサイトトップに持ってきていました。
「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断(朝日新聞) gataro
http://www.asyura.com/07/kenpo2/msg/250.html
…が、これはさすがに多くの人の反発を招いたようで、約1日後に「報道」として妥当な内容に書き直されています。
asahi.com:「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断 - イラク情勢
http://209.85.175.104/search?q=cache:5Ee7HFEGaGAJ:http://www2.asahi.com/special/iraq/NGY200804170005.html+%C4%AB%C6%FC%A1%A1%B6%F5%BC%AB%A1%A1%B0%E3%B7%FB&lr=lang_ja&hl=ja&ie=EUC-JP&output=html
最初のほうの記事では「事実を伝える」という企業ミッションからすると有り得ないレベルのもので、これに読者から注文が来ないと思うのも不思議なくらいですが、彼らとしてはリンクさえ切れればこうした操作がバレないと思っているようです(実際はそんなことないのですが)。
事件関連ではどこの新聞社もしょっちゅう事実関係を書き換えたりしていますし(これは警察発表を裏取りもせずにそのまま書いているからでしょう)、自分達の無謬性に囚われているといるというのもリンクが切れる理由の一つかと思います。
間違えたら間違えました、でいいと思うんですが。
まぁ日本の新聞社はとっとと外資にでも買収されて、経営陣をとっかえないとダメだと思います、正直なところ。
Unknown
(
Piichan
)
2008-04-30 23:22:14
有料にするのは別にいいのですが「この記事は掲載期限を過ぎました。このリンクをクリックすると有料でご覧になれます」と誘導の仕方を工夫してほしいものです。
商売としては現状仕方ないかと
(
うみねこ
)
2008-05-01 07:00:27
> ロイターのサイト (Inetgate) 2008-04-30 01:24:18
> 日本の新聞社サイトは恐らく、リンクがWebの通貨であることを理解していないのでしょう。
そうではなく、新聞販売店(専売所)からの反発が強いと言うべきでしょう。自分の取り扱う商品がそのままネットに無料で垂れ流されて、喜ぶ人などいません。今のところ、新聞をネット上でも丸ごと提供するというのは、本社販売部門と新聞販売店との力関係として相対的に販売店が弱い産経の「産経NetView」程度です。
> さよなら新聞 (shino) 2008-04-30 11:17:43
> "WEB魚拓"もありますが、
"Internet Archive"のように裁判を経過して鍛えられてはいない、という点では、"WEB魚拓"の現時点での信頼性は「無いに等しい」ものではないかと思います。公正性について何の公的な担保もありません。ちなみに"WEB魚拓"については過去には、中日新聞本社から"WEB魚拓"内での保存記事について削除依頼があり、これを受け入れて削除していたと記憶しています。現在の対応については、そこまで追いかけていないのでどうしているのかは分かりません。
> M新聞からのクレーム (happysad) 2008-04-30 13:38:07
それはhappysadさん、やるんだったらあなた自身がきちんとリスクを負って自己責任でブログを執筆するべきではありませんか? それを、「いやこれはどこそこの新聞記事だから」などと新聞社に責任転嫁するだけでなく、さらにはコーディネーターの役割まで要求し、記事で取り上げられた人物についてクレーマー呼ばわりとは。モンスターペアレントならぬ、「モンスターブロガー」と呼ばれても仕方ありません。
「インターネットが全てを記録する」ことが、果たして良いことなのかどうか。例えば、犯した罪相当の刑に服してきちんと償いを済ませたとしてもなお、その人物の事件当時の記事がインターネットに残って容易に参照される状態が続くことが、正しいことなのかどうか。
> 新聞の世論操作と無謬性 (橋本美里) 2008-04-30 14:04
イラク派遣がイラク特措法違反であり違憲であるという裁判所の判断の評価自体についてはさておき、
> 「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断 2008年04月17日14時17分
これは、夕刊締め切りぎりぎりに突っ込んだ第一報でしょう。一刻を争っているのだから、とりあえず簡潔なものになるのは当然です。これにさらに解説を追加して、詳報の翌日朝刊合わせにしたのが
> 「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断 2008年04月17日20時44分
ということです。
> これはさすがに多くの人の反発を招いたようで、
「多くの人の反発があったから修正した」などというのは、かなりの自信過剰というか妄想に近いのではないかと。
日本の新聞の宅配制度は、(島嶼部などの例外はありますが)国土の隅々まで短時間に行き渡るという点では、世界に類を見ないものです。それを「高度な発達発展」と呼ぶかそれとも「異常な奇怪奇形」と呼ぶかは、人それぞれです。新聞配達の従業員や拡張員が事件や問題を引き起こす例は枚挙に暇がなく、いきおい、宅配制度及びその支えとなる再販制度には強い批判があります。ですが、「事業で失敗して身ぐるみ剥がされ無一文になった人」でも、その日から食事と住居を保障されて体ひとつだけでやり直せる、という点では新聞販売配達のシステムに一定の意義や意味はあると思います。新聞奨学生制度については、「学費に充てる前借金でその身を縛ってしまう」ということに関しての批判は強いですが、詳細は池田さんの教え子で新聞奨学生の経験者がおられるのであればその方にお聞きになられるのが早いかと存じます。ともあれ新聞販売店・販売網を維持していくうえでは、新聞社サイトの記事が消えることや紙媒体掲載記事の全てをサイトに掲載しないことは自然なことです。公共工事の削減で土木建築業者が廃業失業する、道路特定財源の復活・ガソリン値上げで運送業者が廃業失業する、のと同じように、新聞の宅配制度再販制度が崩壊すれば大量の失業者が生まれるのは確実です。
欧米のように新聞が街頭のスタンドでの即売主体であれば、読者は日々ごとの購入の動機としてその新聞の論調などに意識が働くでしょう。しかし、日本の新聞の読者は、折込広告チラシの多さや販売拡張景品などで新聞を選ぶ傾向がまだまだ強いと思います。また、独身者はともかく、所帯・家庭のある人については「新聞を月極め宅配購読している」という状況に、現在はある種の社会的なステータスやその人を評価するにあたっての信頼感・安心感が存在していると思います。ですが例えば、5年前から10年くらい前の携帯電話着信に信頼性が欠ける時期であれば「履歴書に携帯電話番号しか書いてない(固定電話を引いていない)者はそれだけで不採用決定」だったのが、現在では「携帯電話だけなのは当たりまえ」(むしろ携帯電話を持っていないことでこの人は何かあるのかと怪しまれるかも)というような状況です。それと同じように、新聞を購読していることがその人の社会的評価に意味をもたらさないような時代が、もしかしたらそのうち来るかもしれません。
情報には相応の対価を払うべきなのに、日本のネット社会ではそういうユーザーがまだまだ少ない、無料で使えるものを使うばかり、例えばiモードなどでの個別サービスの情報料のように「月額数百円」が基本、という人々が大多数の状況では、新聞社サイトでの記事が消滅するのはやむを得ないかとも感じます。これからの日本の新聞社は、日々の時事雑報よりは、単行本化しても売れるような強力な連載記事に力を入れていくのではないでしょうか。長文になりましたことお許しください。
リンク切れの前にも問題
(
kisslegg
)
2008-05-01 07:15:11
現在は改善されたのかもしれませんが(少なくとも少し前までは),紙面に載り,webにも載っても,RSSには載らない記事が多々ある(あった?)のも困りものだ。少なくともasahi.com。(他のサイトは未確認。)私は第三者のサービスを使って私製のRSSを使っています。
NHKのリンク切れに関する説明
(
たく
)
2008-05-01 10:52:48
参考までに、以下ニュースのRSSのリンクがことごとく切れていたこと関してNHKに問い合わせた際、帰ってきた返信の一部です。(一年以上前のもの)
--ここから--
このたび、○○様からニュース記事へのリンクがすべて間違っているというご指摘をいただきました。
こうしたご指摘をいただいたのは初めてで、しかもRSSのシステムは正常に動いているのを確認していましたので、
○○様のご指摘に対するきちんとした答えになっていないかもしれませんが、回答させていただきます。
NHKでは、部内の運用ルールで、現在、インターネットニュースの記事掲載期間を最大で2日間としています。
それで、夜中の日付がかわったところで(日本時間の午前0時から1時ごろの間)、2日前の日付の記事を削除し、
あわせて前日の記事を当日のフォルダに移し変える作業をしています。
つまり、例えば、2月18日から19日に日付が変わったとすると、17日の記事を削除し、18日の記事を19日のフォルダに移す作業をしています。
このとき、18日の記事にリンクしているRSSのURLはリンク切れになってしまいます。
それで、その後同じタイトルの記事を検索すると、新しいRSSのリンクと古いものの2つが表示されるのではないのかと思われます。
NHKでニュースのRSSサービスを始めたのは昨年の12月からですが、日付が変わったところで記事を別のフォルダに移し変えるという作業は、
6年前から行っています。ここ数日で作業方法を変えたのではありません。
記事をご覧いただく場合は、RSSで新しく読み込まれたURLにアクセスしていただきたいと思います。
また、RSSを使って直接記事をご覧いただくのも結構ですが、NHKオンラインのトップページ
http://www.nhk.or.jp/
もぜひご覧いただきたいと存じます。
--ここまで--
ちなみに上記問題に対処するために手動でNHKサイト内で記事の件名を検索しても、そこで出てくるリンクも切れています(まぁ当然といえば当然ですが)。お粗末としか言いようがない。
新聞読者の鑑
(
橋本美里
)
2008-05-01 11:18:11
うみねこさま、新聞社の代弁者のようなご意見ありがとうございます。
新聞経済は、消費者が不便をしてでも、社会的な機会損失をもたらしてでも守らなければいけないものなのですね。素晴らしいお考えだと思います。あなたのような方がいるから、新聞は今まで生き残られたのでしょうね。
第一報だからミスリーディングをしてもいいという考え方は私には全く理解できませんが、そう仰るのなら、他社の記事と比較してみてはいかがでしょう。第一報でも、いかに「伝えたいこと」や正確さが違うかはお分かりになると思いますよ。
個人的には、「空自イラク派遣は憲法9条に違反」という見出しで、最初の記事内容だと「誤報」レベルのものだと思いますが。
# ちなみに、例に挙げた朝日の記事は解説付きの続報扱いではなく、訂正履歴もない「上書き」です。お間違いなきよう。
うみねこさんへ。
(
happysad
)
2008-05-01 13:47:16
うーん、なんでそう読むかな。
ブロガーの自己責任は当たり前。
この記事にしたコメントである、ということを前提に、意図を読み取っていただければ幸いです。
ちなみに
・引用した記事を削除してくれと、執筆した記者自身が依頼してきたが、その理由は明確にされなかった
・取材者に対して謝罪を求められたが、何を謝罪すべきなのか問うても答えず、打ち切られた
・上記の記者の対応は、「記事は垂れ流しで消費するもの。固定リンクなし。」な新聞社の姿勢と重なるのではないか
というのが主旨でした。
・コーディネーターについて。
取材者のクレームを、記者が仲介して私に言ってきているのだから、それを一方的な要求や非難でなく対話とするには、仲介者である記者はコーディネーターの役割を果たすべきなのでは?そうでなければ当事者同士で話をしたほうが早いです。なおこの件で取材対象の方とは直接の連絡は一切ありません。
・クレーマーについて。
クレームというのは否定的なニュアンスをこめずに使っているので、苦情とでも意見とでも読み替えてください。そこをクレーマー呼ばわりと言い換えるのはバイアスのかかった読み方です。言っておきますが、取材対象のかたに対しては何の悪感情もありません。
・リスク、そして、「インターネットが全てを記録する」ことについて。
私自身は、削除すべき理由、謝罪すべき理由が示され、それがもっともだと納得したならば削除・謝罪するつもりでいました。記者が、私に削除と謝罪を求め、しかも中途半端なまま話を放り投げた、という、その対応への不信感を述べています。言論に携わる者としてどうなのよ、と。
「インターネットが全てを記録する」ことの是非はありますが、それは、引用者に対してよりも、まず、一次ソースに向けられるべき意見と考えます。このロジックで私を非難するなら、その前に、引用された記事本体に非難が向かうべきです。そういう点で、引用者はリスクのすべてを引き受けるものではないと思っています。勿論それは「だって記事として公開されているじゃない」で済むということではありません。そうでない面もモラル的にはあるでしょうし、意識すべきとは考えます。
犯罪報道は、罪を償う云々以前に、初手から報道すべきではない、特に実名など出す必要はないと思います。そもそも当事者以外には関係ない情報ですし。一方で、性犯罪や重犯罪に関してはトラッキングできるべきといった意見が世の中にはあるわけで、罪を償ったからそれで良いとは言い切れない場面もあるかもしれません。難しいですね。
別に代弁しているつもりなどありませんが
(
うみねこ
)
2008-05-01 15:50:30
> NHKのリンク切れに関する説明 (たく) 2008-05-01 10:52:48
NHKのサイトには、以下のように注意書きがあります。
# メール・手紙・FAXによるご意見・お問い合わせ | まっすぐ、真剣。NHK
# ttp://www.nhk.or.jp/css/goiken/index.html
# NHKからのお答えについては、お客さま宛てのものであり、
# 許可なく回答内容を転用、二次使用することは固くお断りいたします。
このただし書き要請の是非はさておき、少なくとも、丸写しするのだけは止めておいたほうがいいのではないでしょうか。
> 新聞読者の鑑 (橋本美里) 2008-05-01 11:18:11
> 新聞経済は、消費者が不便をしてでも、社会的な機会損失をもたらしてでも
そんなことは全く申し上げておりません。
現にその新聞を日々の宅配紙媒体で読んでいる読者にとっては、新聞社サイトにパーマネントな記事リンクが存在しないのは、消費者として不便でもなければ、社会的な機会損失でもない、どうでもいいことでしかない。購読者としてのリンク維持要請が無いから、一定期間で消滅するのだ、という見方もできます。
池田さんがブログ本文で、単純に外国の新聞社サイトと日本の新聞社サイトを比較しておられるので、置かれている状況が全く違う両者の単純比較はできない、ということです。もっと言えば、「直接読者相手に商売する必要のある」新聞社と、「直接読者相手に商売しない」通信社とでも同様に、単純比較はできません。
海外の通信社だと、AP通信ではパーマネントな記事リンク提供はしていないかと思います。AP通信を転電掲載した各新聞社サイトで記事が残っていて、それが事実上のパーマネントな記事リンク提供になっている場合はありますが。
日本の新聞社とインターネットとの関わり方は、読売yorimoや朝日asparaのような会員制組織での読者・購読者の囲い込み、産経izaブログ開設サービス、日刊スポーツの「エヌスク」SNSなど、まだまだ手探りです。ともかく「人を集める」という点では一致しているようですが。
「新聞社サイトに全記事を無料で公開しても購読者は減らず経営的に影響はない」と確証が得られたとしたら、すぐにでも実現するかもしれません。新聞社サイトにパーマネントな記事リンクが欲しいのであれば、そうなるそうするためには読者消費者はどのように行動すればいいのか、ということでもあります。
> 第一報だからミスリーディング
どこがミスリーディングなのでしょうか?
第一報と続報とでは記事見出しも変わっていませんし、第一報から「棄却」ということはしっかり書かれています。個人的には、速報として必要十分だと思います。
記事の上書き自体はどこの新聞社でもやっていることで、特に問題にするほどのことではないかと。橋本さんとて、ご自身の書かれる文章について全て「その日時ごとに名前を付けて別途保存」しているわけではないでしょう。ネット上の記事にきちんと履歴を付けているのは、毎日新聞が当初更新日時と最終更新日時を明示しているくらいのものかと。
日本の新聞社サイトのリンクがすぐに切れる問題ですが、映画の公式サイトについてもあわせて考えてみると良いかと思います。
映画の欧米での公式サイトは、それがその映画特有独自のドメインであれ映画会社サイトのディレクトリであれ、公開終了後ビデオソフト発売後も、後々まで長く維持されるのが一般的です。しかし洋画と邦画とを問わず、映画の日本での公式サイト(特にメジャー配給系)は、ビデオソフトを売ってしまったらそれで消滅する、という傾向が圧倒的です。公式サイトをそのままの形で現在まで維持する例は珍しい。
著作権についての考え方や、さらには「情報をアーカイヴとして永年保存すること」の意識についても、欧米と日本とではまだまだ違いが存在すると思います。大雑把に言えば、「基本的に保存、何でもかんでもとりあえずとっておく、アメリカ」と、「基本的には捨てる、その中から保存するものを精選する、日本」との違いです。
また、ドメイン登録料やWebスペース管理費用などを見ても、まだまだ欧米と日本の差は大きいのではないでしょうか?
「新聞社サイトの運営にはどのくらいのコストがかかっているのか」という点での彼我の比較も必要です。
大変参考になりました
(
橋本美里
)
2008-05-01 16:42:10
うみねこさま、ご意見拝読しました。
あの記事をミスリーディングだと思わない、また新聞記事の上書きについて何も思わない方とは、あまりにも物事の判断基準が違いすぎて意見交換が成立するとは思えません。
なぜ新聞と関係ない例をそんなに出してまで日本の新聞の現状を弁護されるのか、私には動機が掴めませんが、きっとみている世界(みてきた世界)が全く違うのでしょうね。
# 新聞と映画公式サイトを同列に捉える考え方は私にとって噴飯ものです。
あなたのような価値観の方がネットを使っていて、さらにこのブログを読んでいるということが分かり、とても参考になりました。
ありがとうございました。それでは、ごきげんよう。
>橋本さま
(
wood
)
2008-05-02 02:09:54
横レスします。
新聞社の経済的事情を政治的主張とからめてぶった切られても、、、あまりな感じなのですが。
>あまりにも物事の判断基準が違いすぎて意見交換が成立するとは思えません。
ロジックが足りないのは橋本さんの方だと思うんですけど。後レスの全文全てにおいて。新聞社は国民のために存在しているわけではなく在野の営利企業であることをお忘れなく(優遇されているのは許せませんが)。
>日本の新聞の現状を弁護されるのか
繰り返しますがうみねこ氏は経済性を論じてるだけで新聞社の報道内容を弁護してるとは読めないのですが。
ネットの品質向上に繋がるか
(
juna
)
2008-05-02 12:47:35
> 「新聞社サイトに全記事を無料で公開しても購読者は減らず経営的に影響はない」と確証が得られたとしたら〜
新聞業界の中の人は未だにこのような認識なのでしょうか。だとすると、
このまま不作為により新聞が凋落→新聞に回っていたお金(の幾許か)がネットに流入→(ユーザ/スポンサー共々から)品質向上の要請・・・
と考えるのは楽天過ぎ?
比較参照するなら、例えばこっちの方かと。
ttp://zen.seesaa.net/article/95024679.html
Unknown
(
shousiminjp
)
2008-05-04 00:10:23
>それと同じように、新聞を購読していることがその人の社会的評価に意味をもたらさないような時代が、もしかしたらそのうち来るかもしれません。
いまや『新聞をひとつしか読まない人』はバカ度
高いとみなされてるでしょ。とってない人の
ほうがマシ。
私もそう思っていました。
(
ささもと
)
2008-05-06 09:11:38
新聞記事の内容にブログなどでコメントをつけても、気が付いたらリンク切れで、書いた文章が意味不明になってしまう…よくある話です。
「Web上に記事を載せる」という考え方において、固定リンクがないのは、私もおかしいと思います。
固定リンクを作らないことで手間の削減(=コスト削減)を図っているならともかく、わざわざ要らない手間をかけてまでリンク切れを発生させているのは、もう嫌がらせとしか思えません。
他社から配信を受けている記事で著作権的な問題があるものは、記事の末尾にでもそう書いて固定リンクを示せばいい話です。
リンク切れを起こすなんて思っていない人のほうがほとんどなわけですから、手間をかけてリンク切れを作るぐらいならば、ついでに賞味期限ぐらい表示する手間をかけてもいいんじゃないかと思います。
でも、社説は「新聞社自身のブログ」みたいなものですから、固定リンクもなく、毎日リンク切れを起こすなんて、どう言い訳が立つのか理解に苦しみます。
また、新聞記事は、個人のブログなどと違い、図書館などでマイクロフィルムで保存されるぐらい、社会的に意味のあるものと捕らえられています。
Web上の電子化された記事は、マイクロフィルム以上に保存性・閲覧性にすぐれたものだと思うのですが…。
それを有料制にするか、無料で広告だらけにするか、その辺は企業の考え方のような気もします。サーバーの維持管理にはコストがかかるのですから。
映画の公式サイトがなくなるのは仕方のないことだと思います。あれは宣伝の意味合いが大きいですから、いわば「看板」のようなものです。映画の看板はいずれ外されます。残っていればそれはそれで嬉しいですが、看板を残すためには毎月の看板広告代が必要です。なくなっても文句は言えないものです。
長くなりましたが、要するところ、「全ての記事をアーカイブしておくにはサーバーの維持管理コストが発生する」「他社から買った記事は期限付」というところは理解できますが、自社の記事や社説まで同じように「意図的なリンク切れ」を起こすのはどうか、と思います。
新聞社はなくならない
(
営業マン
)
2008-05-06 19:05:33
記者クラブ制度があるかぎり新聞社はなくなりませんし衰退もしません。リンクが切れるのはリンクをしたことによって品質を落としたくないからです。情報の出所でいう上流に位置する新聞社は海千山千の個人のリンクなど必要ないのです。リンクが切れるのは当たり前なのです。
いい加減なことをいうな
(
池田信夫
)
2008-05-06 22:44:41
どこの「営業マン」だか知らないが、「リンクが切れるのは当たり前」なら、世界中でこういうことをやっているのが日本の新聞社だけである理由を説明してみろ。他の国の新聞社は「情報の上流に位置」してないのか。
変な新聞社
(
hisada
)
2008-05-11 01:04:14
沖縄の八重山毎日新聞という田舎の新聞社が発信しているwebの取組みはなかなか面白いですよ。
以前、日系でも取り上げられていた気がします。
思想的な問題はともかく
(
媒体側の人
)
2008-06-23 00:53:28
新聞社のWeb展開は見出し程度にして、有料会員にはブラウザで見られるサービスを、無料のゲストには「続きは新聞で!」か「続きは会員のみ」でいいと思うんですけどね。
対価を支払わずに利便性を得ようとするのはWebの可能性の話とは別だと思うのです。
Unknown
(
)
2008-06-24 07:28:24
新聞社「嘘ついてた証拠をなるべく消したいんだよ!文句あるか!」
という事だと思っている
毎日新聞の英語版サイトがひどすぎる
(
Unknown
)
2008-06-24 09:23:22
逆に言うと保存に耐えうるだけのまともな記事が書けてないってことにも…
毎日新聞なんか
http://www9.atwiki.jp/mainichiwaiwai/pages/16.html
みたいな記事を一年近くほったらかしにしてたんだから
Unknown
(
以前あったことを思い出してムカムカしてきた人
)
2008-11-09 19:03:40
>対価を支払わずに利便性を
とかいう以前のレベルででしてね。
たとえばネットで中国の人と例の毒餃子事件について論じた時に、
検索をかけても「全ての新聞記事が消えている」んですよ。
何日に千葉のどこで何があって、福島でもあったけどそれは殺虫剤がついた誤報で〜
って「基本情報」を再確認しようとしても、日本語の一次ソースが”消滅”してるから
どんだけ事件の経緯の再確認に苦労したか・・・
個人のblogの記述を二次ソースにして、どうもこの日の新聞でこんなことが
書かれていたらしい。ってやるんですよ?どんだけアホなことになってるのか。
手許に三ヶ月も前の新聞紙が残ってるわきゃないでしょうが。
一般人がネットで議論するのに「有料データーベース」とやらに入会しろと?
どっかのアホ新聞社が「我が社が記者クラブで仕入れた情報は我が社の
だけのスクープで社外秘だから記事にした後はすぐ押し入れにしまって、
たまに眺めてフヒヒと悦に入るか」ってのは勝手にしてください。だが、
なんで全社横並びですべての”公共知”を勝手に消去するとかしてんのか。
情報の海のど真ん中で『日本語情報の焚書』を日夜遂行し続けてる熱心さには
本当に頭が下がる思いです。 もう新聞ガミといっしょに死ね。としか。
Unknown
(
)
2009-05-01 04:59:48
新聞社は営利団体でクライアントの為に働いて
報酬を得るわけでしょ?
毎日新聞にちゃんとお金をはらえば
http://www9.atwiki.jp/mainichiwaiwai/pages/16.html
みたいな記事を一年近く保存してくれるんでないのかな?
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日本の新聞社サイトは恐らく、リンクがWebの通貨であることを理解していないのでしょう。
先日のHD DVDの記事の時など、問題がある全角ダッシュを使って「HD―DVD」と書いているところが多くて、半分あきれて見ていました。
"WEB魚拓"もありますが、誰でも気軽に新聞記事の切り抜き・保存・公開の出来る新聞用の保存サイトがあったら便利ですね。
また、ロイターの方は通信社だけあって変な主観が入っておらず記事が読みやすいです。サイトが見にくいので、もう少し見やすいようになってほしいですね。
ただ、その際の言い分は、取材者から個人攻撃だとクレームがあったので、とのこと。では、と地の文でクレームを受けそうな箇所を修正したが、できれば段落すべてを取り下げて欲しいとの反応。
引用記事自体に問題があるということか?固有名詞を実名で出して先方の苦境を報道しているのは新聞社の問題であり、引用したこちらの責任ではないような。で「取材者に謝罪してくれ」との連絡で、でもこちらは「何を謝罪すべきなのか指摘せよ」と返していると、「先方がもう話しても仕方ないというのでもういいです」との通達あり。
面倒に巻き込まれずに済んだ反面、なんだその言い分はとの思いも。取材者を守るのはわからないでもないが、こちらに連絡してくる時点で記者は取材者の代理としてではなく、私とクレーマーとを調整するコーディネーターの役割を果たすべきではないか。それ以前に、言論に携わる者が言論を封じ、謝罪を一方的に求めるってどうなのよ、と正直呆れた次第。
あ、ちなみにM新聞とは、マイナーとか、叩かれるのが好きなマゾとか、そんな感じの意味で、別に毎●新聞というわけでは・・・
実際のところは、今までのような情報(世論)操作がやりにくくなるから、というのが編集側の本音だと思います。
これだけネットのニュースがコモディティ化しているのに、新聞社は未だに自分達で「世論」を作れると勘違いしています。
最近のケースでは、朝日のイラク空自派遣に対する、名古屋高裁の「違憲判決」記事にその辺りの動きが顕著に表れています。
判決直後の段階では、下記のようにイラク派遣そのものが違憲であるかのような判決が出たとしか読めない記事を朝日は恥ずかしげもなくサイトトップに持ってきていました。
「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断(朝日新聞) gataro
http://www.asyura.com/07/kenpo2/msg/250.html
…が、これはさすがに多くの人の反発を招いたようで、約1日後に「報道」として妥当な内容に書き直されています。
asahi.com:「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断 - イラク情勢
http://209.85.175.104/search?q=cache:5Ee7HFEGaGAJ:http://www2.asahi.com/special/iraq/NGY200804170005.html+%C4%AB%C6%FC%A1%A1%B6%F5%BC%AB%A1%A1%B0%E3%B7%FB&lr=lang_ja&hl=ja&ie=EUC-JP&output=html
最初のほうの記事では「事実を伝える」という企業ミッションからすると有り得ないレベルのもので、これに読者から注文が来ないと思うのも不思議なくらいですが、彼らとしてはリンクさえ切れればこうした操作がバレないと思っているようです(実際はそんなことないのですが)。
事件関連ではどこの新聞社もしょっちゅう事実関係を書き換えたりしていますし(これは警察発表を裏取りもせずにそのまま書いているからでしょう)、自分達の無謬性に囚われているといるというのもリンクが切れる理由の一つかと思います。
間違えたら間違えました、でいいと思うんですが。
まぁ日本の新聞社はとっとと外資にでも買収されて、経営陣をとっかえないとダメだと思います、正直なところ。
> 日本の新聞社サイトは恐らく、リンクがWebの通貨であることを理解していないのでしょう。
そうではなく、新聞販売店(専売所)からの反発が強いと言うべきでしょう。自分の取り扱う商品がそのままネットに無料で垂れ流されて、喜ぶ人などいません。今のところ、新聞をネット上でも丸ごと提供するというのは、本社販売部門と新聞販売店との力関係として相対的に販売店が弱い産経の「産経NetView」程度です。
> さよなら新聞 (shino) 2008-04-30 11:17:43
> "WEB魚拓"もありますが、
"Internet Archive"のように裁判を経過して鍛えられてはいない、という点では、"WEB魚拓"の現時点での信頼性は「無いに等しい」ものではないかと思います。公正性について何の公的な担保もありません。ちなみに"WEB魚拓"については過去には、中日新聞本社から"WEB魚拓"内での保存記事について削除依頼があり、これを受け入れて削除していたと記憶しています。現在の対応については、そこまで追いかけていないのでどうしているのかは分かりません。
> M新聞からのクレーム (happysad) 2008-04-30 13:38:07
それはhappysadさん、やるんだったらあなた自身がきちんとリスクを負って自己責任でブログを執筆するべきではありませんか? それを、「いやこれはどこそこの新聞記事だから」などと新聞社に責任転嫁するだけでなく、さらにはコーディネーターの役割まで要求し、記事で取り上げられた人物についてクレーマー呼ばわりとは。モンスターペアレントならぬ、「モンスターブロガー」と呼ばれても仕方ありません。
「インターネットが全てを記録する」ことが、果たして良いことなのかどうか。例えば、犯した罪相当の刑に服してきちんと償いを済ませたとしてもなお、その人物の事件当時の記事がインターネットに残って容易に参照される状態が続くことが、正しいことなのかどうか。
> 新聞の世論操作と無謬性 (橋本美里) 2008-04-30 14:04
イラク派遣がイラク特措法違反であり違憲であるという裁判所の判断の評価自体についてはさておき、
> 「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断 2008年04月17日14時17分
これは、夕刊締め切りぎりぎりに突っ込んだ第一報でしょう。一刻を争っているのだから、とりあえず簡潔なものになるのは当然です。これにさらに解説を追加して、詳報の翌日朝刊合わせにしたのが
> 「空自イラク派遣は憲法9条に違反」 名古屋高裁判断 2008年04月17日20時44分
ということです。
> これはさすがに多くの人の反発を招いたようで、
「多くの人の反発があったから修正した」などというのは、かなりの自信過剰というか妄想に近いのではないかと。
日本の新聞の宅配制度は、(島嶼部などの例外はありますが)国土の隅々まで短時間に行き渡るという点では、世界に類を見ないものです。それを「高度な発達発展」と呼ぶかそれとも「異常な奇怪奇形」と呼ぶかは、人それぞれです。新聞配達の従業員や拡張員が事件や問題を引き起こす例は枚挙に暇がなく、いきおい、宅配制度及びその支えとなる再販制度には強い批判があります。ですが、「事業で失敗して身ぐるみ剥がされ無一文になった人」でも、その日から食事と住居を保障されて体ひとつだけでやり直せる、という点では新聞販売配達のシステムに一定の意義や意味はあると思います。新聞奨学生制度については、「学費に充てる前借金でその身を縛ってしまう」ということに関しての批判は強いですが、詳細は池田さんの教え子で新聞奨学生の経験者がおられるのであればその方にお聞きになられるのが早いかと存じます。ともあれ新聞販売店・販売網を維持していくうえでは、新聞社サイトの記事が消えることや紙媒体掲載記事の全てをサイトに掲載しないことは自然なことです。公共工事の削減で土木建築業者が廃業失業する、道路特定財源の復活・ガソリン値上げで運送業者が廃業失業する、のと同じように、新聞の宅配制度再販制度が崩壊すれば大量の失業者が生まれるのは確実です。
欧米のように新聞が街頭のスタンドでの即売主体であれば、読者は日々ごとの購入の動機としてその新聞の論調などに意識が働くでしょう。しかし、日本の新聞の読者は、折込広告チラシの多さや販売拡張景品などで新聞を選ぶ傾向がまだまだ強いと思います。また、独身者はともかく、所帯・家庭のある人については「新聞を月極め宅配購読している」という状況に、現在はある種の社会的なステータスやその人を評価するにあたっての信頼感・安心感が存在していると思います。ですが例えば、5年前から10年くらい前の携帯電話着信に信頼性が欠ける時期であれば「履歴書に携帯電話番号しか書いてない(固定電話を引いていない)者はそれだけで不採用決定」だったのが、現在では「携帯電話だけなのは当たりまえ」(むしろ携帯電話を持っていないことでこの人は何かあるのかと怪しまれるかも)というような状況です。それと同じように、新聞を購読していることがその人の社会的評価に意味をもたらさないような時代が、もしかしたらそのうち来るかもしれません。
情報には相応の対価を払うべきなのに、日本のネット社会ではそういうユーザーがまだまだ少ない、無料で使えるものを使うばかり、例えばiモードなどでの個別サービスの情報料のように「月額数百円」が基本、という人々が大多数の状況では、新聞社サイトでの記事が消滅するのはやむを得ないかとも感じます。これからの日本の新聞社は、日々の時事雑報よりは、単行本化しても売れるような強力な連載記事に力を入れていくのではないでしょうか。長文になりましたことお許しください。
--ここから--
このたび、○○様からニュース記事へのリンクがすべて間違っているというご指摘をいただきました。
こうしたご指摘をいただいたのは初めてで、しかもRSSのシステムは正常に動いているのを確認していましたので、
○○様のご指摘に対するきちんとした答えになっていないかもしれませんが、回答させていただきます。
NHKでは、部内の運用ルールで、現在、インターネットニュースの記事掲載期間を最大で2日間としています。
それで、夜中の日付がかわったところで(日本時間の午前0時から1時ごろの間)、2日前の日付の記事を削除し、
あわせて前日の記事を当日のフォルダに移し変える作業をしています。
つまり、例えば、2月18日から19日に日付が変わったとすると、17日の記事を削除し、18日の記事を19日のフォルダに移す作業をしています。
このとき、18日の記事にリンクしているRSSのURLはリンク切れになってしまいます。
それで、その後同じタイトルの記事を検索すると、新しいRSSのリンクと古いものの2つが表示されるのではないのかと思われます。
NHKでニュースのRSSサービスを始めたのは昨年の12月からですが、日付が変わったところで記事を別のフォルダに移し変えるという作業は、
6年前から行っています。ここ数日で作業方法を変えたのではありません。
記事をご覧いただく場合は、RSSで新しく読み込まれたURLにアクセスしていただきたいと思います。
また、RSSを使って直接記事をご覧いただくのも結構ですが、NHKオンラインのトップページhttp://www.nhk.or.jp/もぜひご覧いただきたいと存じます。
--ここまで--
ちなみに上記問題に対処するために手動でNHKサイト内で記事の件名を検索しても、そこで出てくるリンクも切れています(まぁ当然といえば当然ですが)。お粗末としか言いようがない。
新聞経済は、消費者が不便をしてでも、社会的な機会損失をもたらしてでも守らなければいけないものなのですね。素晴らしいお考えだと思います。あなたのような方がいるから、新聞は今まで生き残られたのでしょうね。
第一報だからミスリーディングをしてもいいという考え方は私には全く理解できませんが、そう仰るのなら、他社の記事と比較してみてはいかがでしょう。第一報でも、いかに「伝えたいこと」や正確さが違うかはお分かりになると思いますよ。
個人的には、「空自イラク派遣は憲法9条に違反」という見出しで、最初の記事内容だと「誤報」レベルのものだと思いますが。
# ちなみに、例に挙げた朝日の記事は解説付きの続報扱いではなく、訂正履歴もない「上書き」です。お間違いなきよう。
ブロガーの自己責任は当たり前。
この記事にしたコメントである、ということを前提に、意図を読み取っていただければ幸いです。
ちなみに
・引用した記事を削除してくれと、執筆した記者自身が依頼してきたが、その理由は明確にされなかった
・取材者に対して謝罪を求められたが、何を謝罪すべきなのか問うても答えず、打ち切られた
・上記の記者の対応は、「記事は垂れ流しで消費するもの。固定リンクなし。」な新聞社の姿勢と重なるのではないか
というのが主旨でした。
・コーディネーターについて。
取材者のクレームを、記者が仲介して私に言ってきているのだから、それを一方的な要求や非難でなく対話とするには、仲介者である記者はコーディネーターの役割を果たすべきなのでは?そうでなければ当事者同士で話をしたほうが早いです。なおこの件で取材対象の方とは直接の連絡は一切ありません。
・クレーマーについて。
クレームというのは否定的なニュアンスをこめずに使っているので、苦情とでも意見とでも読み替えてください。そこをクレーマー呼ばわりと言い換えるのはバイアスのかかった読み方です。言っておきますが、取材対象のかたに対しては何の悪感情もありません。
・リスク、そして、「インターネットが全てを記録する」ことについて。
私自身は、削除すべき理由、謝罪すべき理由が示され、それがもっともだと納得したならば削除・謝罪するつもりでいました。記者が、私に削除と謝罪を求め、しかも中途半端なまま話を放り投げた、という、その対応への不信感を述べています。言論に携わる者としてどうなのよ、と。
「インターネットが全てを記録する」ことの是非はありますが、それは、引用者に対してよりも、まず、一次ソースに向けられるべき意見と考えます。このロジックで私を非難するなら、その前に、引用された記事本体に非難が向かうべきです。そういう点で、引用者はリスクのすべてを引き受けるものではないと思っています。勿論それは「だって記事として公開されているじゃない」で済むということではありません。そうでない面もモラル的にはあるでしょうし、意識すべきとは考えます。
犯罪報道は、罪を償う云々以前に、初手から報道すべきではない、特に実名など出す必要はないと思います。そもそも当事者以外には関係ない情報ですし。一方で、性犯罪や重犯罪に関してはトラッキングできるべきといった意見が世の中にはあるわけで、罪を償ったからそれで良いとは言い切れない場面もあるかもしれません。難しいですね。
NHKのサイトには、以下のように注意書きがあります。
# メール・手紙・FAXによるご意見・お問い合わせ | まっすぐ、真剣。NHK
# ttp://www.nhk.or.jp/css/goiken/index.html
# NHKからのお答えについては、お客さま宛てのものであり、
# 許可なく回答内容を転用、二次使用することは固くお断りいたします。
このただし書き要請の是非はさておき、少なくとも、丸写しするのだけは止めておいたほうがいいのではないでしょうか。
> 新聞読者の鑑 (橋本美里) 2008-05-01 11:18:11
> 新聞経済は、消費者が不便をしてでも、社会的な機会損失をもたらしてでも
そんなことは全く申し上げておりません。
現にその新聞を日々の宅配紙媒体で読んでいる読者にとっては、新聞社サイトにパーマネントな記事リンクが存在しないのは、消費者として不便でもなければ、社会的な機会損失でもない、どうでもいいことでしかない。購読者としてのリンク維持要請が無いから、一定期間で消滅するのだ、という見方もできます。
池田さんがブログ本文で、単純に外国の新聞社サイトと日本の新聞社サイトを比較しておられるので、置かれている状況が全く違う両者の単純比較はできない、ということです。もっと言えば、「直接読者相手に商売する必要のある」新聞社と、「直接読者相手に商売しない」通信社とでも同様に、単純比較はできません。
海外の通信社だと、AP通信ではパーマネントな記事リンク提供はしていないかと思います。AP通信を転電掲載した各新聞社サイトで記事が残っていて、それが事実上のパーマネントな記事リンク提供になっている場合はありますが。
日本の新聞社とインターネットとの関わり方は、読売yorimoや朝日asparaのような会員制組織での読者・購読者の囲い込み、産経izaブログ開設サービス、日刊スポーツの「エヌスク」SNSなど、まだまだ手探りです。ともかく「人を集める」という点では一致しているようですが。
「新聞社サイトに全記事を無料で公開しても購読者は減らず経営的に影響はない」と確証が得られたとしたら、すぐにでも実現するかもしれません。新聞社サイトにパーマネントな記事リンクが欲しいのであれば、そうなるそうするためには読者消費者はどのように行動すればいいのか、ということでもあります。
> 第一報だからミスリーディング
どこがミスリーディングなのでしょうか?
第一報と続報とでは記事見出しも変わっていませんし、第一報から「棄却」ということはしっかり書かれています。個人的には、速報として必要十分だと思います。
記事の上書き自体はどこの新聞社でもやっていることで、特に問題にするほどのことではないかと。橋本さんとて、ご自身の書かれる文章について全て「その日時ごとに名前を付けて別途保存」しているわけではないでしょう。ネット上の記事にきちんと履歴を付けているのは、毎日新聞が当初更新日時と最終更新日時を明示しているくらいのものかと。
日本の新聞社サイトのリンクがすぐに切れる問題ですが、映画の公式サイトについてもあわせて考えてみると良いかと思います。
映画の欧米での公式サイトは、それがその映画特有独自のドメインであれ映画会社サイトのディレクトリであれ、公開終了後ビデオソフト発売後も、後々まで長く維持されるのが一般的です。しかし洋画と邦画とを問わず、映画の日本での公式サイト(特にメジャー配給系)は、ビデオソフトを売ってしまったらそれで消滅する、という傾向が圧倒的です。公式サイトをそのままの形で現在まで維持する例は珍しい。
著作権についての考え方や、さらには「情報をアーカイヴとして永年保存すること」の意識についても、欧米と日本とではまだまだ違いが存在すると思います。大雑把に言えば、「基本的に保存、何でもかんでもとりあえずとっておく、アメリカ」と、「基本的には捨てる、その中から保存するものを精選する、日本」との違いです。
また、ドメイン登録料やWebスペース管理費用などを見ても、まだまだ欧米と日本の差は大きいのではないでしょうか?
「新聞社サイトの運営にはどのくらいのコストがかかっているのか」という点での彼我の比較も必要です。
あの記事をミスリーディングだと思わない、また新聞記事の上書きについて何も思わない方とは、あまりにも物事の判断基準が違いすぎて意見交換が成立するとは思えません。
なぜ新聞と関係ない例をそんなに出してまで日本の新聞の現状を弁護されるのか、私には動機が掴めませんが、きっとみている世界(みてきた世界)が全く違うのでしょうね。
# 新聞と映画公式サイトを同列に捉える考え方は私にとって噴飯ものです。
あなたのような価値観の方がネットを使っていて、さらにこのブログを読んでいるということが分かり、とても参考になりました。
ありがとうございました。それでは、ごきげんよう。
新聞社の経済的事情を政治的主張とからめてぶった切られても、、、あまりな感じなのですが。
>あまりにも物事の判断基準が違いすぎて意見交換が成立するとは思えません。
ロジックが足りないのは橋本さんの方だと思うんですけど。後レスの全文全てにおいて。新聞社は国民のために存在しているわけではなく在野の営利企業であることをお忘れなく(優遇されているのは許せませんが)。
>日本の新聞の現状を弁護されるのか
繰り返しますがうみねこ氏は経済性を論じてるだけで新聞社の報道内容を弁護してるとは読めないのですが。
新聞業界の中の人は未だにこのような認識なのでしょうか。だとすると、
このまま不作為により新聞が凋落→新聞に回っていたお金(の幾許か)がネットに流入→(ユーザ/スポンサー共々から)品質向上の要請・・・
と考えるのは楽天過ぎ?
比較参照するなら、例えばこっちの方かと。
ttp://zen.seesaa.net/article/95024679.html
いまや『新聞をひとつしか読まない人』はバカ度
高いとみなされてるでしょ。とってない人の
ほうがマシ。
「Web上に記事を載せる」という考え方において、固定リンクがないのは、私もおかしいと思います。
固定リンクを作らないことで手間の削減(=コスト削減)を図っているならともかく、わざわざ要らない手間をかけてまでリンク切れを発生させているのは、もう嫌がらせとしか思えません。
他社から配信を受けている記事で著作権的な問題があるものは、記事の末尾にでもそう書いて固定リンクを示せばいい話です。
リンク切れを起こすなんて思っていない人のほうがほとんどなわけですから、手間をかけてリンク切れを作るぐらいならば、ついでに賞味期限ぐらい表示する手間をかけてもいいんじゃないかと思います。
でも、社説は「新聞社自身のブログ」みたいなものですから、固定リンクもなく、毎日リンク切れを起こすなんて、どう言い訳が立つのか理解に苦しみます。
また、新聞記事は、個人のブログなどと違い、図書館などでマイクロフィルムで保存されるぐらい、社会的に意味のあるものと捕らえられています。
Web上の電子化された記事は、マイクロフィルム以上に保存性・閲覧性にすぐれたものだと思うのですが…。
それを有料制にするか、無料で広告だらけにするか、その辺は企業の考え方のような気もします。サーバーの維持管理にはコストがかかるのですから。
映画の公式サイトがなくなるのは仕方のないことだと思います。あれは宣伝の意味合いが大きいですから、いわば「看板」のようなものです。映画の看板はいずれ外されます。残っていればそれはそれで嬉しいですが、看板を残すためには毎月の看板広告代が必要です。なくなっても文句は言えないものです。
長くなりましたが、要するところ、「全ての記事をアーカイブしておくにはサーバーの維持管理コストが発生する」「他社から買った記事は期限付」というところは理解できますが、自社の記事や社説まで同じように「意図的なリンク切れ」を起こすのはどうか、と思います。
以前、日系でも取り上げられていた気がします。
対価を支払わずに利便性を得ようとするのはWebの可能性の話とは別だと思うのです。
という事だと思っている
毎日新聞なんか
http://www9.atwiki.jp/mainichiwaiwai/pages/16.html
みたいな記事を一年近くほったらかしにしてたんだから
とかいう以前のレベルででしてね。
たとえばネットで中国の人と例の毒餃子事件について論じた時に、
検索をかけても「全ての新聞記事が消えている」んですよ。
何日に千葉のどこで何があって、福島でもあったけどそれは殺虫剤がついた誤報で〜
って「基本情報」を再確認しようとしても、日本語の一次ソースが”消滅”してるから
どんだけ事件の経緯の再確認に苦労したか・・・
個人のblogの記述を二次ソースにして、どうもこの日の新聞でこんなことが
書かれていたらしい。ってやるんですよ?どんだけアホなことになってるのか。
手許に三ヶ月も前の新聞紙が残ってるわきゃないでしょうが。
一般人がネットで議論するのに「有料データーベース」とやらに入会しろと?
どっかのアホ新聞社が「我が社が記者クラブで仕入れた情報は我が社の
だけのスクープで社外秘だから記事にした後はすぐ押し入れにしまって、
たまに眺めてフヒヒと悦に入るか」ってのは勝手にしてください。だが、
なんで全社横並びですべての”公共知”を勝手に消去するとかしてんのか。
情報の海のど真ん中で『日本語情報の焚書』を日夜遂行し続けてる熱心さには
本当に頭が下がる思いです。 もう新聞ガミといっしょに死ね。としか。
報酬を得るわけでしょ?
毎日新聞にちゃんとお金をはらえば
http://www9.atwiki.jp/mainichiwaiwai/pages/16.html
みたいな記事を一年近く保存してくれるんでないのかな?
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。