goo

二つの都市伝説

あるネットワーク論の専門家と話したとき、Milgramの"six degrees"の実験の話が出たので、「あれは都市伝説ですよ」といったら驚いていた。Milgramの死後、発見された実験データによれば、実は届いた人には平均5.5段階で届いただけで、95%の手紙は届かなかったのだ。一昨年、BBCがこれを報道したときは、世界中のネットワーク論の専門家が大混乱になった。

もうひとつ「ゆでガエル」というのも、ゆっくり没落してゆくことに気づかない様子のたとえとしてよく使われるが、これも都市伝説である。実験によれば、水をゆっくり温めてもカエルは脱出するし、熱湯にほうりこむと即死する。ただ、今の日本経済が、ゆでガエル的な状況にあることはまちがいない。日本人の知能は、両生類以下だということか。
コメント ( 3 ) | Trackback ( 3 )
« 新たなる資本主義... 日本版SWFは第二... »
 
コメント
 
 
 
カエルを馬鹿にできない (佐藤秀)
2008-02-29 17:53:12
>水をゆっくり温めてもカエルは脱出するし、熱湯にほうりこむと即死する。

この話、地球温暖化問題が語られるときによく出てきますね。温暖化がゆっくり進行するものだから事の重大性に気付かない、という風に。

>日本人の知能は、両生類以下だということか。

別に日本人に限らず、人間は、カエルより鈍いところがあるのは事実で、それはカエルにはない思い込みが判断を狂わせるからだろう。例えばサブプライムローン問題が発覚する直前まで、サブプライム絡みの債券の格付けがトリプルAだったとか。その点、エコノミストの分析力も、ある意味両生類以下とも言えなくもない。
 
 
 
当ブログで初コメントです (フロレスタン)
2008-02-29 21:32:04
>この話、地球温暖化問題が語られるときによく出てきますね。温暖化がゆっくり進行するものだから事の重大性に気付かない、という風に。<

それはおかしい。
今の「地球温暖化」はかつてない早さで進行しているのが問題だ、と言われている。

ゆっくりとした温暖化なら過去46億年間で何度も起きているし、人類の生存を脅かすような重大な事態にはならないはず。むしろ気候変化によって南極大陸を除く陸地の大半に人類は居住地を広げている。

日本人の知能やエコノミストの分析力が両生類以下、というのはそのとおりかもしれません。
 
 
 
80%が95%? (ひでき)
2008-03-02 20:02:53
私の記憶が正しければ、Milgramの原著には「80%は届かなかったが、届いた20%は...」と書いてありました。本当は95%届かなかったのですね。

某SNSの会員30万人の構造体を調べるプロジェクトを脇で見てましたが、6ではなかったですけど、かなりすくない度数でつながっているようでした。島もコンマ・ゼロ数パーセントですがいたように記憶しています。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
 
現在、トラックバックを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。