goo

グーグル・アマゾン化する社会

森健『グーグル・アマゾン化する社会』(光文社新書)には、次のような記述がある:
ウェブブラウザというソフトが生まれたのが、1994年。NCSAの研究員だったマーク・アンドリーセンによって開発されたそのソフトは、モザイクと名付けられ、まもなくネットスケープ・ナビゲータと改名された。(p.52)
ブラウザが生まれたのは、1994年ではない。最初のブラウザは、1990年にTim Berners-Leeの開発したWorldWideWeb(のちにNexus)であり、NCSA Mosaicが公開されたのは1993年である。アンドリーセンは研究員ではなく、学生アルバイトだったし、モザイクとネットスケープはまったく別のソフトウェアである。

これ以外にも、ライブドアの堀江貴文代表や、シカゴ大のローレンス・レッシグが登場したり、ベル研がルーセントから独立したりする珍無類の本だ。内容は、ほぼすべてウェブなどの2次情報の切り貼りで、最後は靖国問題やら同時多発テロがどうとかいう床屋政談で終わる。Web2.0でプロとアマとの差が縮まっているというのは、本当らしい――プロのレベルがアマの域に近づいている点では。
コメント ( 6 ) | Trackback ( 2 )
« Googleカレンダー ウィンドウズがデ... »
 
コメント
 
 
 
Unknown (ゾフィ)
2006-09-20 13:52:54
>Web2.0でプロとアマとの差が縮まっているというのは、本当らしい――プロのレベルがアマの域に近づいている点では。

ハハハ。フラット化する世界……。
 
 
 
珍本ですか (猪口冷斗)
2006-09-20 21:54:34
 トンデモ本よりは多少マシなのかな?
 それでも森健さんは、少なくとも池田さんからプロ認定されたことになり喜ばしいことです。(かな?)
 ところで久々に西正さんの書籍を評論して欲しくなりましたが、今年は一冊も出てないですねぇ。
 
 
 
 
はじめまして。 (ハルくん)
2006-09-20 21:56:19
いつもBlog読ませて頂いてます。

>プロのレベルがアマの域に近づいている点では。
キツイですね・・・(笑)
 
 
 
Unknown (ゾフィ)
2006-09-21 02:15:38
ほう、弾さんはほめてますねえ。
 ↓
404 Blog Not Found: グーグル・アマゾン化する社会
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50633023.html

ただし、
----
一点だけ注意。史実に関しては事実誤認箇所が結構ある。たとえばブラウザの由来など。このあたりはやはりちょっと気になる。このあたりはerrataのページが欲しいところ。
 
 
 
プロの編集者 (ひろた)
2006-09-22 01:47:20
出版前に、事実確認などは編集側でまったく行わないのだろうか?
という点もかなり気になります。
Web2.0でプロとアマとの差が・・・ いや、これはWeb2.0関係ないですね。
 
 
 
西正評論 (そうそう)
2006-09-22 23:57:52
やって欲しい。ついでにバトルに発展したら面白い。
 
コメントを投稿する
 
現在、コメントを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
 
現在、トラックバックを受け取らないよう設定されております。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。