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オリジナリティの神話
2008-01-23
/
Culture/Science
知的財産権の権威として知られる、東大の中山信弘教授の
最終講義
が、きのう行なわれた。
その中で「従来は権利者側だけだったが、情報を扱う機器のメーカーも、すべてのユーザーもプレーヤーとして登場した。そのことを印象づけたのが、2004年に起こった海外向け邦楽CDの還流(逆輸入)禁止の動きだった」というのが印象に残った。あの騒ぎのきっかけになったのは、私がCNETに書いた
コラム
だったからだ。今のMIAUのメンバーも、あのころそろっていた。
「権利者の利益だけでなく、社会全体の利益との調和点を探ることが必要だ」というのも当たり前のことだが、文化庁の職員の端末の壁紙にでも大書してほしいものだ。「所有権のドグマ」を批判した中山氏の
教科書
も、異例の売れ行きを見せた。「現行の知財法体系を全面的に改めるような新体系」の研究も始まっているようだ。確実に流れは変わっている。
「コンドルは飛んでゆく」で巨額の印税を得たポール・サイモンは、それをペルーに還元したわけではない。もし五線譜の記譜法がなかったら、民謡を採譜してヒット曲にすることもできない。作者が100%オリジナルにつくった作品などというものは存在しないのだ。「私が遠くまで見ることができるのは、先人の肩の上に乗っているからだ」というニュートンの有名な言葉のように、知識はすべて先人の蓄積の上に成り立っているのである。
ポズナー
も指摘するように、かつて書物は、著者と印刷工と版元の共同作業であり、シェイクスピアの作品は過去の作品の改良版だった。著者やオリジナリティという概念は、個人がすべてを創造するという18世紀のロマン主義が作り出した神話にすぎない。そしてオープンソースによって、21世紀の社会はシェイクスピアの時代に帰ろうとしている。
「はじめに文化ありき」
と称して、作品がゼロからできたかのように語っているのは、自分で文化を創造したことのない、既得権にぶら下がる人々だ。市川団十郎氏は、自分で歌舞伎を書いたのか。「初めに言葉があった。言葉は神とともにあった。言葉は神であった。すべてのものは、これによってできた」というヨハネ伝の最初の言葉は、最初に神の言葉があり、人々はそれを継承することによって世界を築いた、という彼らの意図とは逆のことを語っているのである。
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コメント
Unknown
(
terrylost
)
2008-01-23 10:14:41
些細な事ですが、「平均律の記譜法」の「平均律の」は不要かと。
会社化(常備軍化)するとコストがかかる(著作権は税である)
(
Unknown
)
2008-01-23 10:22:43
人間の歴史で面白いのは、主流が落ち目になると力の源泉(体制)にしがみつくことです。彼らは少なくとも「落ち目」(又は日本経済そのものが駄目)なので、新技術を徹底的に拒否します。
そうすることで新技術を持った新興勢力に取って代わられるのです。日本が未だにMP3を敵視している間に、韓国・米国勢と言った新興勢が市場を駆逐して新たな帝王になる。
生き残った旧体制は大概徐々に扉を開いて「社会」と調和していく(故に生き残れる)のですが今回はどうなんでしょうね。最後尾でついて行っても市場が残っていない気がします。質は良いのですが不便なんですよね。
明治以来の法体系を変える勇気はないし、そもそも自分が学んだ法学がゴミ箱行きだと抵抗するでしょう。東西ドイツが元に戻ったとき、旧東ドイツで失業した人は医者と法律家という話でした。歴史にイフはありませんがもし議会にかけたら絶対反対したでしょうし、出来たと思います。彼らは指導者層(インテリ)なんですから。
革命がないと駄目ですかね。ひょっとすると若い人は日本を捨てるかもしれません。昔は移民でしたが今は流出。
記譜法
(
池田信夫
)
2008-01-23 10:38:32
こういうツッコミが入るかな、とは思ってたんだけど、たしかに正確ではないので修正しました。
Unknown
(
中国政府よりご案内
)
2008-01-23 11:16:47
日本の作家・出版社様へ
2010年より商用発行物に関し、「漢字」使用にはライセンスの取得が必要です。1文字につき1元となります。「はじめに文化ありき」を掲げていただき誠にありがとうございました。
脱線、失礼しました。
Unknown
(
Unknown
)
2008-01-23 11:21:17
>「コンドルは飛んでゆく」で巨額の印税を得たポール・サイモンは、それをペルーに還元したわけではない。
「コンドルは飛んでゆく」は、バック・ミュージシャンとしてロス・インカスが演奏していたと思いますが、彼らにはスタジオミュージシャンとしての1回こっきりのギャラしか支払われていないのでしょうか?
Unknown
(
Unknown
)
2008-01-23 12:12:52
>作者が100%オリジナルにつくった作品などというものは存在しないのだ。「私が遠くまで見ることができるのは、先人の肩の上に乗っているからだ」というニュートンの有名な言葉のように、知識はすべて先人の蓄積の上に成り立っているのである。
とてもよくわかる話です。
でも100%でなければニュートンの功績は0%ということにはならないでしょうから、それをどのようにして、その功績を評価し、それを認め、報酬を与えるか?が良くわかりません。
補償金詐欺
(
詐欺まがいの手口
)
2008-01-23 14:46:19
自称文化クリエイターの人は携帯音楽プレーヤー、PC、携帯電話、カーナビ、次世代DVDレコーダー・メディアなどを補償金対象としようとしているらしいですね。暴力団とやってることは同じですよ。みかじめ料と同じだと思います。子供の財布の中からおこずかいを根こそぎむしりとることしか考えてない連中ですし恥を知れと。
ちょっと通りますよ
(
覗く者
)
2008-01-23 15:16:34
ネットを見渡してみますと、ジャスラックをカスラックと蔑すむ人が大勢います。しかし一方で些細なマネに大騒ぎし、書店から漫画を回収させ「俺たちが勝った!俺たちは正義だ!」などと暴れている連中も大勢います。すぐに「○○は××のパクリだ」などと嘲笑する連中。こういう日本の現状はちょいとお寒いなと感じる今日ころごろ。神様じゃあるまいし、無から有を創造する人などいないはずですけどね。日本人は文化を体系的に見ない性癖があると思います。
Unknown
(
Unknown
)
2008-01-23 15:20:00
>「コンドルは飛んでゆく」で巨額の印税を得たポール・サイモンは、それをペルーに還元したわけではない。
それは、民謡で著作者不詳のためだからです。著作権者が分かっていて、その権利があるならば莫大な印税収入が入っていたでしょう。日本でも民謡に著作権はなかったと思います。
>作者が100%オリジナルにつくった作品などというものは存在しないのだ。
という論のマクラにするべき逸話としてはいかがでしょうか。
Unknown
(
Unknown
)
2008-01-23 15:21:23
> でも100%でなければニュートンの功績は0%ということにはならないでしょう
0%などどこにも書いてないでしょ。100%じゃないって言ってるんだから。
「漢字」使用にはライセンスの取得が必要
(
Unknown
)
2008-01-23 16:06:51
たとえば音楽、動画は1分、イメージは800x600までは「漢字」とみなすようなことはできないものかと。
文化大国へむけて
(
SUSEI
)
2008-01-23 20:25:20
ぼったくり価格で携帯でも保守費用を含めて消費者におしつけている状態は世界的に見ても異常ですね。このまま既得損益のために日本は没落するんでしょう。池田氏の一連の電波利権の流れからの記事絡みで大枠を理解できます。
抵抗勢力として解釈している人はどういった損得のフレームワークをお持ちなんでしょうか?漢字は言葉の一部なので初歩中の初歩な言葉に著作権は与えないんです。言葉ひとつひとつに権利を認めたら誰も話せなくなりますよ。ゆとり教育をうけた方ですか?著作権の定義をよく確認してみたらどうでしょう。少し程度が低いコメントです。URLで確認してみてください。
Unknown
(
みみずく
)
2008-01-23 21:03:07
私には,知的独創性(originalty)を正しく理解せずに過激な発言をするひとが多すぎるように見えます.人類が残した知的遺産(あるいは文化遺産)のどれをとっても研究者(あるいは作者)が100%オリジナルにつくったものは存在しない.人類の知的遺産を例えれば大聖堂に似ている.才能のある先人のひとりひとりがレンガのひとつ,彫刻のひとつあるいは壁画の一面を付け加えることによって形成されたものである.創造力のない人にはレンガをひとつ積み上げることすらできない.大聖堂はだれか一人によって作られたわけではないが,大聖堂を鑑賞する人はこれが幾多の才能により生み出されたということに思いをはせるべきではないか.
独創性とは先人の達成した成果にさらに付け加えてその価値を高める営為に他ならない.ニュートン,パスカル,ベートーベン,パスツール,メンデル,アインシュタインなど人類の歴史に綺羅星の如く輝いている知の巨人だけでなく様々なレベルの独創性を発揮してきた先人の努力によって現代文明が形成されてきたことを忘れるべきでない.
知的独創性あるいは文化的独創性を発揮した人たちが恵まれず,金儲けの「独創性」を発揮した人たちだけが儲かるシステムは人類にとって望ましいことでしょうか.
私は池田先生の提案に全面的に反対するものではないが,独創性に対してそれに相応しい報酬が与えられるシステムは維持されるべきと考えるものである.
蛇足ですが,上に述べた独創性についての見解は,少しでも独創性といえるものを生み出したことのある人であれば誰でも首肯できるはずです.
秘伝は知的財産にあらず
(
n_ohsaki
)
2008-01-23 21:09:09
ここだけの話とか、秘伝というのは、今日でも知的財産権を主張するのは難しいですね。
提案しても、内容についてそっぽを向かれるのですが、しばらくするとそのアイディアが、長老のところに行っていて役に立つことをやるわけです。
じゃあ、その権利を主張してインセンティブを要求しようとすると嫌な顔をされ、外部の代理人を立てようとしても守秘義務違反になって立てられない。
語りえぬものは沈黙しなければならない、
とヴィトゲンシュタインは言いましたけど、
これも仏陀の無記のパクリでしょう。
結構どうでも良いことが、知的財産になって、その権利維持にお金を吸い取られて損する、みたいなところありますね。
Unknown
(
qwerty
)
2008-01-23 21:40:40
こういうトピックを見ると、歌舞伎や落語のような伝統芸能の話が思い浮かびますね。
オリジナリティについて100%か0%かという極論は、あまり意味が無いのではないでしょうか。
中華庁
(
西 周
)
2008-01-23 22:18:06
中国共産党中央委員会様へ
2010年より商用発行物に関し、日本産「漢字熟語」(例:共産党)使用にはライセンスの取得が必要です。1熟語につき1円となります。「はじめに共産党ありき」を掲げていただき誠にありがとうございました。
脱線、失礼しました。
Unknown
(
start
)
2008-01-24 00:07:23
池田先生
確かに「既得権益者」ではあるでしょうし、JASRAC関係の代表として登場した菅原理事は「大卒からJASRAC事務一筋」の人ですけれども、すぎやまこういち氏にしても、船村徹氏にしても「自分で文化を創造したことのない」というのは当てはまらないかと思います。
なお船村徹氏はJASRACの会長、すぎやまこういち氏はJASRACの評議員です。元記事では触れていませんけどね。
http://www.jasrac.or.jp/profile/outline/officer.html
会長や理事長や理事、評議委員の面々をざっと見てみるだけで、相当有名どころの音楽家が並んでます。恐らく日本の30歳以上の人で、ここに並んでいる人たちが関わってる作品を一つも聞いたことがない、という人がいるんだろうかというぐらいですが、JASRACの行動基準を決定し実行させている責任がある人たちは、紛れもなくこの人たちです。
マンガ分野にしても、松本零士氏や弘兼憲史氏など、日本人に広く読まれ親しまれている作品を作った方などが「Culture First」的な発言を何度もしています。私たちはそろそろ「クリエイター」という存在の幻想を晴らすべき時期に来ていると思います。「文化や創造をしたことがない既得権益者に虐げられ搾取されている哀れな人たち」という漠然としたイメージをもたれているけれど、それは大間違いであり、むしろ「かつて創造の第一線にいた人たちや、今でも第一線にいる人たち」が文化や一般市民を虐げているのだ、という事実に気づくべきです。
Unknown (Unknown) 2008-01-23 12:12:52 さん
その手段は大きく二つです。「ニュートンが成したこと(過去の巨人の業績との差分)」と、「ニュートン理論が与えた数学・科学・技術etcへの影響力の大きさ」を評価すればいいのです。
前者はニュートンの論文を読めばいいし、後者は「ニュートンの理論がどれだけ使われているか(引用・利用されているか)」を調べれば良い。
後者についても細かく言えば二つあり、「より多く利用されている理論は価値が高い」、「より価値が高い理論に引用されている理論も、やはりより価値が高い理論である」ですね。まあ言うは易し、行なうは難しですが。
ちなみに、GoogleのPageRankの根本的発想もこの考え方から来ています。
Unknown
(
start
)
2008-01-24 00:09:37
連投失礼します。
覗く者さん
>日本人は文化を体系的に見ない性癖があると思います。
なにをおっしゃいますか。日本人は遥か昔から「文化コンテンツ」を体系的に見続けていますよ。歌舞伎や落語に「屋号」や「○代目▲▲」という芸名の概念が存在し、それに対し愛好家がどのように接していたかを考えたら、「観客は常にコンテンツ内容や演者、作者を体系化して見ない」などとは言えないのでは?
かつては歌舞伎、落語、相撲、最近ではマンガにしてもアニメにしても、愛好家や「通」、最近だとオタクという人たちは常に「関係者や作品について系統だった分析と知識としての蓄積」を行ないながら接しているのです。体系的に見ない性癖があるなんて、とんでもない誤解と偏見ではないでしょうか。
むしろ「文化を体系的に見る」事が日本独特の風潮ですらあるともいえます。芸能どころか、相撲にしても食文化にしても、商売にしても、日本において凡そ「文化」と名の付くものは「系統」というものを極めて重視する傾向があると思います。相撲なら「部屋」や「年寄名跡」の概念、食や商売なら「暖簾」や「屋号」の概念など、枚挙に暇がありません。
オリジナリティの神話に同感
(
就職氷河期っ子
)
2008-01-24 00:28:20
私は特許の出願をした際審査官に「既存の技術を使っている」と拒否された事があります。しかしその既存の技術と審査官が言ったものは、私が説明のために書いた、OSなどの一般的な用語なんですよね・・・
情報処理技術に関する特許を、情報処理技術用語を一切使わずに、また少しも使わずに創作する事は不可能なはずですが・・・
この辺からも日本人は「オリジナリティの神話」があると感じます。
文化論に、神の言葉をぶつけるなんて。
(
能面通
)
2008-01-25 04:21:53
旧約で比すべき問題を、いきなり「新約」でぶつけるなんて、粗暴ではないが、蛮勇とも言えませんね。
12使徒のひとりの言葉を、どうして、比較して、なんになります。
「旧約」の「ダニエル書」の方が、引用するなら、私にはわかるんですが。
歌舞伎も総合芸術のひとつで、台本作者と、演舞者は、そして演奏者も違います。成田屋さんは、役者です。創作落語もありますから、創作台本を兼務する役者が出てきても、なんら構いません。しかし、観客あっての芸能事でしょうから、兼務して、両方不評を買う結末より、その家業ひとつもあり。名を落とす選択より、多芸は控えるかも知れません。その人のタレントは、他の誰のものでもありません。精進に対して、芸域に対して、極めた領域と努力が、表現という形で、感動を伝えるのでしょう。
クリスチャンにならなければ、芸は上達しないとか、「ヨハネの福音書」をより深く理解した者のみが、云々なんて、どこにも書いてないでしょう。そうなると、他のキャラクターの使徒が、してはいけない嫉妬を持つかも知れません。
私の解釈もかなり、個人的ではありますが。
常識
(
フリーター
)
2008-01-25 21:51:24
いつも興味深く読ませていただいてます。ここにコメントされる方々の理解深度にもそれぞれ幅があって興味深いです。(恐らく比較的年齢層は高めでしょう)
そもそも単独言語に依らない世代から意見を言わせていただくと、もはや言語的解釈のみによる一世代前の世界認識の時代は過去のものであるし、あらゆる情報の活用を試みる中で、個人という存在の意味も変化しています。その意味で、市場に溢れているコード化された商品としてのオリジナリティは現在の社会においてはある種の教育的目的を果たしているだけだと思っています。池田さんのお仕事も、ちょうどそうした認識への橋渡しと言えるでしょう。
あまり余計なことを書いても仕方が無いのでこの辺で失礼致します。
クリエイター保護は大事
(
へぼエンジニア
)
2008-01-26 19:28:22
今の著作権法に反対している人は金を払いたくないから反対しているのではないということが一番の主張です.むしろもっとクリエイターやアーティスト自体と直接交流したり応援したいと思っている人は多い.
日本人は芸能だけじゃなく,職人や工業製品に対しても優れたものには敬意を払う気質がある.
それを歪なものにしたのが過度な商業主義であり,JASRACは優れたコンテンツを育成する上でもはや障害となっている.
私はJASRACを潰すのは同人活動を広げ,全員がクリエイターとなり
JASRACに登録することしかないと考える.
知財権の行方
(
kiki
)
2008-01-27 22:00:06
知財権の新しい法体系の模索は、ぜひとも推進していただきたいと痛感しておりますが、ブランド価値や、知財権の価値を証券化して、市場価値を値決めして、売買できるようにするというのは如何なものでしょうか? 何か新しい地平が法体系の外側で律動するような気がしておりますが・・・・・・。ちょっと無理筋のたわいのない発想ですが・・・・・・。
ミッキィーマウスのような例外的なキャラクタービジネスにおける、知財権に関しては、最近 ふと 会社のためというのではなく、その愛好家達にとっても掛け替えのない存在となっており、超長期に渉る知財権の存在も、他に悪影響がなければ、容認できるのかなと思い至っております。
デズニィーが、子会社を作り、ミッキィーマウスを会社の意匠として登録したり、商標登録することによって、半ば永遠に当該のキャラクターを守れるのではないでしょうか? 単なる思い付きで恐縮です。
著作権の適用範囲は狭い
(
おやじまん
)
2008-01-28 17:59:13
本とか音楽とかは著作権を主張できるのに、なぜか料理のレシピってのは著作権が認められないようですね。料理人に聞くと「70%までは真似してもいい」らしいのですが、これもどうなのか事実はよくわかりません。ただいえることは、料理人もクリエイティブな仕事と言っていい面も多いのに、なぜかクリエイターとは認められていないって事でしょうか。
結局、目に見える形で手元にお金が残るか残らないかだけが(既得権者にとって)問題なんでしょう。こんなことで「はじめに文化ありき」とよく言えるものです。
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そうすることで新技術を持った新興勢力に取って代わられるのです。日本が未だにMP3を敵視している間に、韓国・米国勢と言った新興勢が市場を駆逐して新たな帝王になる。
生き残った旧体制は大概徐々に扉を開いて「社会」と調和していく(故に生き残れる)のですが今回はどうなんでしょうね。最後尾でついて行っても市場が残っていない気がします。質は良いのですが不便なんですよね。
明治以来の法体系を変える勇気はないし、そもそも自分が学んだ法学がゴミ箱行きだと抵抗するでしょう。東西ドイツが元に戻ったとき、旧東ドイツで失業した人は医者と法律家という話でした。歴史にイフはありませんがもし議会にかけたら絶対反対したでしょうし、出来たと思います。彼らは指導者層(インテリ)なんですから。
革命がないと駄目ですかね。ひょっとすると若い人は日本を捨てるかもしれません。昔は移民でしたが今は流出。
2010年より商用発行物に関し、「漢字」使用にはライセンスの取得が必要です。1文字につき1元となります。「はじめに文化ありき」を掲げていただき誠にありがとうございました。
脱線、失礼しました。
「コンドルは飛んでゆく」は、バック・ミュージシャンとしてロス・インカスが演奏していたと思いますが、彼らにはスタジオミュージシャンとしての1回こっきりのギャラしか支払われていないのでしょうか?
とてもよくわかる話です。
でも100%でなければニュートンの功績は0%ということにはならないでしょうから、それをどのようにして、その功績を評価し、それを認め、報酬を与えるか?が良くわかりません。
それは、民謡で著作者不詳のためだからです。著作権者が分かっていて、その権利があるならば莫大な印税収入が入っていたでしょう。日本でも民謡に著作権はなかったと思います。
>作者が100%オリジナルにつくった作品などというものは存在しないのだ。
という論のマクラにするべき逸話としてはいかがでしょうか。
0%などどこにも書いてないでしょ。100%じゃないって言ってるんだから。
抵抗勢力として解釈している人はどういった損得のフレームワークをお持ちなんでしょうか?漢字は言葉の一部なので初歩中の初歩な言葉に著作権は与えないんです。言葉ひとつひとつに権利を認めたら誰も話せなくなりますよ。ゆとり教育をうけた方ですか?著作権の定義をよく確認してみたらどうでしょう。少し程度が低いコメントです。URLで確認してみてください。
独創性とは先人の達成した成果にさらに付け加えてその価値を高める営為に他ならない.ニュートン,パスカル,ベートーベン,パスツール,メンデル,アインシュタインなど人類の歴史に綺羅星の如く輝いている知の巨人だけでなく様々なレベルの独創性を発揮してきた先人の努力によって現代文明が形成されてきたことを忘れるべきでない.
知的独創性あるいは文化的独創性を発揮した人たちが恵まれず,金儲けの「独創性」を発揮した人たちだけが儲かるシステムは人類にとって望ましいことでしょうか.
私は池田先生の提案に全面的に反対するものではないが,独創性に対してそれに相応しい報酬が与えられるシステムは維持されるべきと考えるものである.
蛇足ですが,上に述べた独創性についての見解は,少しでも独創性といえるものを生み出したことのある人であれば誰でも首肯できるはずです.
提案しても、内容についてそっぽを向かれるのですが、しばらくするとそのアイディアが、長老のところに行っていて役に立つことをやるわけです。
じゃあ、その権利を主張してインセンティブを要求しようとすると嫌な顔をされ、外部の代理人を立てようとしても守秘義務違反になって立てられない。
語りえぬものは沈黙しなければならない、
とヴィトゲンシュタインは言いましたけど、
これも仏陀の無記のパクリでしょう。
結構どうでも良いことが、知的財産になって、その権利維持にお金を吸い取られて損する、みたいなところありますね。
オリジナリティについて100%か0%かという極論は、あまり意味が無いのではないでしょうか。
2010年より商用発行物に関し、日本産「漢字熟語」(例:共産党)使用にはライセンスの取得が必要です。1熟語につき1円となります。「はじめに共産党ありき」を掲げていただき誠にありがとうございました。
脱線、失礼しました。
確かに「既得権益者」ではあるでしょうし、JASRAC関係の代表として登場した菅原理事は「大卒からJASRAC事務一筋」の人ですけれども、すぎやまこういち氏にしても、船村徹氏にしても「自分で文化を創造したことのない」というのは当てはまらないかと思います。
なお船村徹氏はJASRACの会長、すぎやまこういち氏はJASRACの評議員です。元記事では触れていませんけどね。
http://www.jasrac.or.jp/profile/outline/officer.html
会長や理事長や理事、評議委員の面々をざっと見てみるだけで、相当有名どころの音楽家が並んでます。恐らく日本の30歳以上の人で、ここに並んでいる人たちが関わってる作品を一つも聞いたことがない、という人がいるんだろうかというぐらいですが、JASRACの行動基準を決定し実行させている責任がある人たちは、紛れもなくこの人たちです。
マンガ分野にしても、松本零士氏や弘兼憲史氏など、日本人に広く読まれ親しまれている作品を作った方などが「Culture First」的な発言を何度もしています。私たちはそろそろ「クリエイター」という存在の幻想を晴らすべき時期に来ていると思います。「文化や創造をしたことがない既得権益者に虐げられ搾取されている哀れな人たち」という漠然としたイメージをもたれているけれど、それは大間違いであり、むしろ「かつて創造の第一線にいた人たちや、今でも第一線にいる人たち」が文化や一般市民を虐げているのだ、という事実に気づくべきです。
Unknown (Unknown) 2008-01-23 12:12:52 さん
その手段は大きく二つです。「ニュートンが成したこと(過去の巨人の業績との差分)」と、「ニュートン理論が与えた数学・科学・技術etcへの影響力の大きさ」を評価すればいいのです。
前者はニュートンの論文を読めばいいし、後者は「ニュートンの理論がどれだけ使われているか(引用・利用されているか)」を調べれば良い。
後者についても細かく言えば二つあり、「より多く利用されている理論は価値が高い」、「より価値が高い理論に引用されている理論も、やはりより価値が高い理論である」ですね。まあ言うは易し、行なうは難しですが。
ちなみに、GoogleのPageRankの根本的発想もこの考え方から来ています。
覗く者さん
>日本人は文化を体系的に見ない性癖があると思います。
なにをおっしゃいますか。日本人は遥か昔から「文化コンテンツ」を体系的に見続けていますよ。歌舞伎や落語に「屋号」や「○代目▲▲」という芸名の概念が存在し、それに対し愛好家がどのように接していたかを考えたら、「観客は常にコンテンツ内容や演者、作者を体系化して見ない」などとは言えないのでは?
かつては歌舞伎、落語、相撲、最近ではマンガにしてもアニメにしても、愛好家や「通」、最近だとオタクという人たちは常に「関係者や作品について系統だった分析と知識としての蓄積」を行ないながら接しているのです。体系的に見ない性癖があるなんて、とんでもない誤解と偏見ではないでしょうか。
むしろ「文化を体系的に見る」事が日本独特の風潮ですらあるともいえます。芸能どころか、相撲にしても食文化にしても、商売にしても、日本において凡そ「文化」と名の付くものは「系統」というものを極めて重視する傾向があると思います。相撲なら「部屋」や「年寄名跡」の概念、食や商売なら「暖簾」や「屋号」の概念など、枚挙に暇がありません。
情報処理技術に関する特許を、情報処理技術用語を一切使わずに、また少しも使わずに創作する事は不可能なはずですが・・・
この辺からも日本人は「オリジナリティの神話」があると感じます。
12使徒のひとりの言葉を、どうして、比較して、なんになります。
「旧約」の「ダニエル書」の方が、引用するなら、私にはわかるんですが。
歌舞伎も総合芸術のひとつで、台本作者と、演舞者は、そして演奏者も違います。成田屋さんは、役者です。創作落語もありますから、創作台本を兼務する役者が出てきても、なんら構いません。しかし、観客あっての芸能事でしょうから、兼務して、両方不評を買う結末より、その家業ひとつもあり。名を落とす選択より、多芸は控えるかも知れません。その人のタレントは、他の誰のものでもありません。精進に対して、芸域に対して、極めた領域と努力が、表現という形で、感動を伝えるのでしょう。
クリスチャンにならなければ、芸は上達しないとか、「ヨハネの福音書」をより深く理解した者のみが、云々なんて、どこにも書いてないでしょう。そうなると、他のキャラクターの使徒が、してはいけない嫉妬を持つかも知れません。
私の解釈もかなり、個人的ではありますが。
そもそも単独言語に依らない世代から意見を言わせていただくと、もはや言語的解釈のみによる一世代前の世界認識の時代は過去のものであるし、あらゆる情報の活用を試みる中で、個人という存在の意味も変化しています。その意味で、市場に溢れているコード化された商品としてのオリジナリティは現在の社会においてはある種の教育的目的を果たしているだけだと思っています。池田さんのお仕事も、ちょうどそうした認識への橋渡しと言えるでしょう。
あまり余計なことを書いても仕方が無いのでこの辺で失礼致します。
日本人は芸能だけじゃなく,職人や工業製品に対しても優れたものには敬意を払う気質がある.
それを歪なものにしたのが過度な商業主義であり,JASRACは優れたコンテンツを育成する上でもはや障害となっている.
私はJASRACを潰すのは同人活動を広げ,全員がクリエイターとなり
JASRACに登録することしかないと考える.
ミッキィーマウスのような例外的なキャラクタービジネスにおける、知財権に関しては、最近 ふと 会社のためというのではなく、その愛好家達にとっても掛け替えのない存在となっており、超長期に渉る知財権の存在も、他に悪影響がなければ、容認できるのかなと思い至っております。
デズニィーが、子会社を作り、ミッキィーマウスを会社の意匠として登録したり、商標登録することによって、半ば永遠に当該のキャラクターを守れるのではないでしょうか? 単なる思い付きで恐縮です。
結局、目に見える形で手元にお金が残るか残らないかだけが(既得権者にとって)問題なんでしょう。こんなことで「はじめに文化ありき」とよく言えるものです。
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