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「仮想大学院」の挑戦
2008-08-28
/
IT
10月から、
SBI大学院大学
でも客員教授として講義することになった。これは今年スタートした「起業家精神」を学ぶ大学院で、学長はSBIホールディングスの北尾吉孝CEO。最大の特徴はキャンパスをもたず、すべてインターネットによるe-ラーニングで講義を行なうことだ。私は、今年度の後期は「イノベーションの経済学」を担当する。その最初の部分だけをYouTubeにアップロードした。
将来は、ウェブカメラを使って質疑応答や演習をやったり、SNSの中に大学サイトをつくろうという構想もある。こうした「仮想大学」は、世界的には珍しくなく、日本でも
京大
がYouTubeでコースウェアを公開している。インターネットではすべてが無料になってゆくが、学位はコモディタイズしないので、映像サービス産業としての可能性は大きい。日本の私立大学の30%が定員割れで、これから淘汰が始まるが、これは「創造的破壊」によるイノベーションのチャンスでもある。
後期の
学生募集
は、9月16日まで受け付けている。
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コメント
破壊する人、される人
(
ペンギン
)
2008-08-28 21:29:51
アメリカのパルミサーノレポート、およびこれをコピーした日本のイノベーション25について、言われていることは非常にもっともなことで、反論の余地はありません。
問題は、イノベーションを起こせる人と、起こせないまたは明確に反抗する人との軋轢があるということなのかなと考えます。
未だに競争原理が正しく働いていないと思われる政界などは、まさに取り残される側でしょうね。
イノベーションが知恵によってもたらされるということはWebなどの威力がますます大きくなることで、かつ物質に左右されないものだけにデフレが進行するとも思われます。(すでにWeb上のものはほとんど無料になってますが…)
このような世界で経済がどのように動くのか非常に興味ありますね。
知的生産性のない大学が淘汰されることを望む
(
TOMMY
)
2008-08-28 22:24:33
定員割れをしているかどうかは知りませんが、某私立大学の文系の学部に通っている4年です。
うちの大学の授業は本当にクオリティーが低く、勉強すればするほど、そのつまらなさをより深く実感できる大学なのですが(でも財務は良好だそうです)。
具体的に言うと、教授が授業の用意をしてこない、学生も授業で教えられることに対してなんの問題意識を持たない。教授も大学の機関誌への寄稿ぐらいの研究業績しか残していない人なんてざらにいます。
そんなの教授の一人が(経済思想史)、授業中に市場の自然淘汰の例として「たとえば、コンピューターでのWeb授業で大先生が何百人もの学生に対して一度に講義するようになれば、私なんかは職を失うでしょうね」なんて言っていました。
日本の大学は文系は授業はほとんど意味をもたず、学生を遊ばせておくだけのそういう大学ですから、こうした仮想大学に淘汰されていくとよいですね。
論語と算盤
(
長井利尚
)
2008-08-28 22:31:14
YouTubeの動画を拝見しました。学生以外にも見られるように、DVDなどで販売されたら嬉しいです。
渋沢栄一氏の理念が21世紀に復活し、善の循環が起こることを祈念いたします。
こんばんは
(
秦智紀
)
2008-08-28 22:40:07
僕は、大学のキャンパスが邪魔なので
こういう形で授業を受けられれば嬉しいです。
学位の問題
(
x-accountant
)
2008-08-28 23:10:58
>学位はコモディタイズしないので
確かにそのとおりですが、問題はむしろ、日本では学位の中身が問われないということでしょう。
年功序列、あるいは日本型成果主義では大学で勉強した事なんか生かしようがないから、学位の価値が、大学の教育の質ではなく、昭和以前に確立された序列(ブランド)によって決定されてしまう。大学に入学しておきながら、上位の有力大学の学部や大学院に入りなおすことを「学歴ロンダリング」などと俗に呼びますが、この言葉がいみじくも逆説的に示すように、東大卒、京大卒などの価値は大学の教育の質とは無関係で、たかだか18,19歳前後の相対的学力が決定しています。私学のAO入試、推薦、附属とかを考えれば学力ですらなく、18,19歳前後の若い時期にある特定のコースに乗ったかどうかでしかないのかも。
で、あるならば、大学教育は教育の実体が無ければ無いほど(余計な時間を消費しないので)、付加価値が高い、などと言う事になりかねないというか、既になっています。もし、日本人の若者の学力が落ちたとするなら、それは「ゆとり教育」のせいではなく、若者が高等教育を生かしようの無い社会環境によるものです。実際に、就職に直結しやすい語学や資格勉強なんかは昔より盛んですから(簿記なんか、今の学生さんの方が学生だった頃の私よりよっぽど勉強しています)。
そこで、年功序列を廃して若者が高等教育を生かせる社会を作るのは10年やそこらでは無理ですから、今現在、高等教育の知識技能が本当に必要な人達に「仮想大学院」に強制入院させるのが良いのではないでしょうか。まずは、キャリア官僚と国会議員・閣僚全員に「仮想大学院」の池田先生のクラスの受講を義務付けるとか。
放送大学のコンテンツは優秀ですが
(
Inoue
)
2008-08-29 01:28:23
すでに放送大学には20年の歴史があって、その講義の質の高さには定評があります。
欠点は、講義が決まった時間にしか放映されず、見逃すと、学習センターまで行かないと見れないというところにありますが、IP配信なら、それもないわけですね。
あとは、画質の向上かなあ。bit torrentみたいな合法的なP2Pが普及すればいいと思う。
Unknown
(
misasa
)
2008-08-29 03:41:40
30代40代になって、学びたいという人もいると思います。
私も、人より発達が遅れているのか、それとも社会に出て成長したのか、30歳を過ぎ、この講義についていけるようになっていると思います。
是非、出来るだけコストがかからない形で、講義の映像を販売していただければ幸いです。
不勉強で、正直このブログの内容で分からないことも多々あります。
0から分かりやすく学べたら大変嬉しいです。
Unknown
(
S
)
2008-08-29 08:57:03
ご存知だと思いますが、iTunes Uで6カ国、数十の大学の講義とテキストが無料で配信されています。こちらで配信するお考えはありませんか?
Unknown
(
Unknown
)
2008-08-29 10:04:05
池田先生の文章の才能は群を抜いています。筆でやっていった方比較優位かと。
「授業」以外で大学にできること
(
ペンギン
)
2008-08-29 20:58:16
再び「イノベーション25」に振りますが、レポートの中のかなりの部分が「大学で創造されたイノベーションの活用」にあてられてます。
経済低迷下ではリスクを怖がる企業のR&D投資は減る可能性が高いので、金銭的リスクが低い大学での研究開発を民間に生かすというのは、確かに魅力的な案の1つと思えます。
Web講義は「場所と時間」を解放しますが、大学の研究室の代替えをWebカメラやSNSでどの程度できるのかによってバーチャル大学の真意が問われそうにも思います。
R&Dというと理系大学に限った話になりますが、経済学や心理学などでも似たような仕組みは必要になるのでは。
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問題は、イノベーションを起こせる人と、起こせないまたは明確に反抗する人との軋轢があるということなのかなと考えます。
未だに競争原理が正しく働いていないと思われる政界などは、まさに取り残される側でしょうね。
イノベーションが知恵によってもたらされるということはWebなどの威力がますます大きくなることで、かつ物質に左右されないものだけにデフレが進行するとも思われます。(すでにWeb上のものはほとんど無料になってますが…)
このような世界で経済がどのように動くのか非常に興味ありますね。
うちの大学の授業は本当にクオリティーが低く、勉強すればするほど、そのつまらなさをより深く実感できる大学なのですが(でも財務は良好だそうです)。
具体的に言うと、教授が授業の用意をしてこない、学生も授業で教えられることに対してなんの問題意識を持たない。教授も大学の機関誌への寄稿ぐらいの研究業績しか残していない人なんてざらにいます。
そんなの教授の一人が(経済思想史)、授業中に市場の自然淘汰の例として「たとえば、コンピューターでのWeb授業で大先生が何百人もの学生に対して一度に講義するようになれば、私なんかは職を失うでしょうね」なんて言っていました。
日本の大学は文系は授業はほとんど意味をもたず、学生を遊ばせておくだけのそういう大学ですから、こうした仮想大学に淘汰されていくとよいですね。
渋沢栄一氏の理念が21世紀に復活し、善の循環が起こることを祈念いたします。
こういう形で授業を受けられれば嬉しいです。
確かにそのとおりですが、問題はむしろ、日本では学位の中身が問われないということでしょう。
年功序列、あるいは日本型成果主義では大学で勉強した事なんか生かしようがないから、学位の価値が、大学の教育の質ではなく、昭和以前に確立された序列(ブランド)によって決定されてしまう。大学に入学しておきながら、上位の有力大学の学部や大学院に入りなおすことを「学歴ロンダリング」などと俗に呼びますが、この言葉がいみじくも逆説的に示すように、東大卒、京大卒などの価値は大学の教育の質とは無関係で、たかだか18,19歳前後の相対的学力が決定しています。私学のAO入試、推薦、附属とかを考えれば学力ですらなく、18,19歳前後の若い時期にある特定のコースに乗ったかどうかでしかないのかも。
で、あるならば、大学教育は教育の実体が無ければ無いほど(余計な時間を消費しないので)、付加価値が高い、などと言う事になりかねないというか、既になっています。もし、日本人の若者の学力が落ちたとするなら、それは「ゆとり教育」のせいではなく、若者が高等教育を生かしようの無い社会環境によるものです。実際に、就職に直結しやすい語学や資格勉強なんかは昔より盛んですから(簿記なんか、今の学生さんの方が学生だった頃の私よりよっぽど勉強しています)。
そこで、年功序列を廃して若者が高等教育を生かせる社会を作るのは10年やそこらでは無理ですから、今現在、高等教育の知識技能が本当に必要な人達に「仮想大学院」に強制入院させるのが良いのではないでしょうか。まずは、キャリア官僚と国会議員・閣僚全員に「仮想大学院」の池田先生のクラスの受講を義務付けるとか。
欠点は、講義が決まった時間にしか放映されず、見逃すと、学習センターまで行かないと見れないというところにありますが、IP配信なら、それもないわけですね。
あとは、画質の向上かなあ。bit torrentみたいな合法的なP2Pが普及すればいいと思う。
私も、人より発達が遅れているのか、それとも社会に出て成長したのか、30歳を過ぎ、この講義についていけるようになっていると思います。
是非、出来るだけコストがかからない形で、講義の映像を販売していただければ幸いです。
不勉強で、正直このブログの内容で分からないことも多々あります。
0から分かりやすく学べたら大変嬉しいです。
経済低迷下ではリスクを怖がる企業のR&D投資は減る可能性が高いので、金銭的リスクが低い大学での研究開発を民間に生かすというのは、確かに魅力的な案の1つと思えます。
Web講義は「場所と時間」を解放しますが、大学の研究室の代替えをWebカメラやSNSでどの程度できるのかによってバーチャル大学の真意が問われそうにも思います。
R&Dというと理系大学に限った話になりますが、経済学や心理学などでも似たような仕組みは必要になるのでは。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
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