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警察発表について
2009-03-31
/
Misc
高橋洋一氏が、窃盗の容疑で書類送検されたようだ。私のところにまで取材が来たが、私は何の一次情報も持っていない。メディアに出ているのは警察発表だけで、
読売
の第一報には不自然な点が多い。「庭の湯」に電話した人の話によると、
ロッカールームには監視カメラはない
ロビーの貴重品ロッカーにはカメラがある
とのことなので、「防犯カメラに似た男が写っていた」という話と「ロッカーは無施錠だった」という話は矛盾する。わざわざ貴重品ロッカーに入れて施錠しないということは、(犯罪を誘う目的でもなければ)普通は考えられない。警察が来るまで風呂に入っていたのも変だし、「どんな人が持っているのか興味があった」という動機も意味不明だ。警察がかなり作文している疑いがある。
報道から推測すると、事件がまったくのでっち上げということは考えにくいが、報道の仕方が奇妙だ。24日に発生した事件が、30日の読売夕刊に出たのはなぜだろうか。普通は、この程度の置き引きで逮捕もしなかった事件を警察がいちいち発表することはない。窃盗の場合は余罪を疑って身柄を拘束することが多いが、今回は警察も本人の社会的地位に配慮したと思われる。
それが今ごろ読売に出たのは、夜回りで警察関係者が「こんなおもしろい事件があったよ」と明かしたのかもしれない。有名人の場合は、被害者がメディアに売り込むこともある。さらに勘ぐれば、事件のファイルにアクセスできる人物が垂れ込んだ可能性もある。財務省は高橋氏の身元を洗っているらしく、彼も「金とか女とかあらゆるガセネタを流された」といっていた。
このように警察発表は人生を変えてしまう大きなインパクトがあるが、裁量の余地が非常に大きい。記者クラブに所属している記者の交通事故は、死亡事故でもないかぎり、まず発表されない。NHKでも、理事が暴力金融から不正融資を受けたことが発覚して退職した事件もあったが、メディアにはまったく出なかった。こうした事件を「押さえる」のが社会部長の重要な仕事で、人事異動のときには自民党のどの派閥が社会部長をとるかが大きな争点になる。
いずれにせよ本人がコメントしていないので、今のところ真相は不明というしかない。こういう事件は高橋氏の言論の内容とは無関係なので、
「アゴラ」
では引き続き、彼に発言の場を提供する。明日から正式サービスを開始する予定である。
コメント (
28
)
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Trackback (
8
)
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コメント
Unknown
(
misasa
)
2009-03-31 15:07:15
この一事をもって高橋氏の全てを否定するような書き込みなども目にしますが、高橋氏の話は非常に分かりやすいので、是非今後も書籍やアゴラにおいても役立つ内容や面白い話を読ませて頂ければと思っております。
アゴラ
(
Unknown
)
2009-03-31 17:12:58
>こういう事件は高橋氏の言論の内容とは無関係なので、「アゴラ」では引き続き、
>彼に発言の場を提供する。
あ、池田先生、まじかっこいい。
犯行現場
(
佐藤秀
)
2009-03-31 18:42:23
各紙の記事によれば盗んだのは脱衣所のロッカーのようですから、ロビーの防犯カメラに映っていようが映ってまいが少なくとも直接の容疑には関係ないと思います。それに「似たような人物が映っていた」なんて最初から容疑者は高橋氏と見積もらなければ有り得ないでしょう。いずれにせよ記事は隔靴掻痒、舌足らず、説明不足ですね。
Unknown
(
Unknown
)
2009-03-31 20:19:43
| >こういう事件は高橋氏の言論の内容とは無係なので、「アゴラ」では引き続き、
| >彼に発言の場を提供する。
|
| あ、池田先生、まじかっこいい。
当然のことだと思います。まあ池田先生はワイドショー的な感情で動くような人でないことはここに来る人は皆わかっているはずです。
セクハラなんかで(本当にやったのかどうかも個別のケースごとに精査しないとわからないが)大学を追われた研究者だって、そのことで研究内容が変わる訳ではない。財界や政治家、高級官僚だって裏で何をやっていることやら、暴露されなきゃわからないわけで。
犯罪を養護するつもりはないけれど、天才はしばしば常人にはわからない行動をするもの。正確な事実がわからないのに、一片の報道で全人格を否定するのは厳に慎むべきです。
すみません
(
フロレスタン
)
2009-03-31 20:20:17
↑ 上の投稿の主は私です。
Unknown
(
暇な人
)
2009-03-31 20:31:27
あれ?確か犯行を認めているという報道があったような?ただ誰かが流したのは間違いないでしょうね。
ガセネタでない限り高橋氏は犯罪者です
(
sak
)
2009-03-31 21:15:55
恐れながらコメントさせてもらいます。
>程度の置き引きで逮捕もしなかった事件を警察がいちいち発表することはない
とありますが、
>本人の社会的地位
が、あるからこそ「いちいち発表」し報道されているのだと思います。
もちろん、でっちあげや、ガセネタでないということが前提ですが・・・
ショックでした
(
ping
)
2009-03-31 22:07:19
正直に高橋先生の著作のファンとしては、この事件の報道はショックであまりに残念でした。
報道内容をいくつか読むと、あまりにも馬鹿げた内容で信じられないのですが、事実がそう遠いところにある感じもしません。
あるとすれば社会的な自殺ではないかという気がします。財務省のような巨大な国家権力と戦う心理的プレッシャーは非常に大きいと思います。プレッシャーから楽になりたいという、無意識がこのような無意味な行動をとらせることは、もしかして有り得るのではないかという気がします。
が、竹中改革に対する愚劣な反動が増している現状ではやはり残念です。アゴラでの高橋先生の発言には期待します。先生はやはり貴重な存在ですので。
タイミング
(
池田信夫
)
2009-03-31 23:32:47
指摘を受けたので、補足しておきます。「30日に発表したのは書類送検したからではないか」というのは、形式的にはその通りです。しかし本件は現行犯であり、24日の段階で犯行は明白でした。もし逮捕していたら、24日に発表していたでしょう。
それをしないで書類送検を発表するのは異例ですが、取り調べをしているうちに彼が有名人であることを捜査官が認識し、書類送検の段階で発表したのかもしれない。
Unknown
(
Unknown
)
2009-04-01 00:38:31
ある人物に悪い風評を与えるか否かは、広汎な合意よりも事件そのものの追証可能性を基にして判断してほしいですね。人間の合意は個人が本能的にざっと考えるよりもはるかにコストが安く作れるというのが、ここ数十年の教訓だと思います。
やれやれ
(
shousiminjp
)
2009-04-01 01:44:34
ライブドア事件のときは「そろそろテレビをみない、新聞を取らないことが知識人としての要件であるとう時代がきたかも」と思いましたが、今度は「警察に捏造されることが誠実である政治人としての要件である時代がきたのかも」と思いました。 高橋氏にはこの事件に関係なくこれからも多いに語っていただきたいと思います。
Unknown
(
coyote1966
)
2009-04-01 07:25:57
> ガセネタでない限り高橋氏は犯罪者です (sak)
それを決めるのは裁判所です。「犯罪者」は穏当ではありませんね。
>こういう事件は高橋氏の言論の内容とは無関係なので、「アゴラ」では引き続き、彼に発言の場を提供する。
事実かどうかに関係なく支持します。
誰を擁護するつもりもないですが
(
松本孝行
)
2009-04-01 10:45:56
公務員が逮捕されたり、書類送検されたりするときは名前が出ないんですが、高橋氏の時は出るんですね。どちらかと言うと私は書類送検された公務員の名前を発表してほしいですけどねぇ…
高橋氏を擁護する気はないですが、恣意的な運用というのは今後少なくなるよう対策してほしいですね。
いまいち信じられません
(
sameike
)
2009-04-01 11:52:01
今回の事件を聞いて、どうにもしっくりこない。本当に財務省の官僚を経験し、著作もベストセラーになって現在大学で教えているような人が、風呂場の時計なんて盗むのだろうか。もちろん人間は表からは判断できない要素もあるし、もしかしたら借金か何かしていて印税収入も残っていなかったかもしれない。単に魔が差しただけかもしれない。
自分の身分や社会的なエクスポージャーを考えれば、事件が発覚したときのインパクトなど想像できるはずで、数十万円の時計の窃盗がもたらす社会的な破滅を事前に想像しなかったのだろうか。財務省でも飛び切りの頭脳を持つ人がこういう人間として最も基本的なことを理解していなかったのだろうか。
特段彼を擁護する気もないけれど、何か政治的なにおいを感じてしまうのは自分だけであろうか。仮にこういうことが反小泉竹中改革の煽動に使われることがあれば本当に残念だと思う。
警察沙汰にならないための知恵
(
池田信夫
)
2009-04-01 11:55:27
「社会的地位があるから発表した」というコメントには一理ありますが、そういう有名人の事件も、検挙された時点で発表されるのが普通で、そこで発表しなかった事件を送検の段階で発表することは常識的には考えられない。
ただ例外はあります。記者クラブ以外のルートで情報が漏れ、警察に事実確認が行なわれた場合です。NHKの例でいうと、Mアナウンサーのタクシー暴行事件は、運転手が交番に駆け込んだだけで処分保留になったのですが、あとから彼が同僚に話したのを某テレビ局が聞きつけ、ニュースにしたのが原因といわれています。
こういうとき、発表される事件と穏便にすましてもらえるケースをわけるのは、検挙されたときの態度です。私の元上司は、レコード屋で万引きをやって警察を呼ばれましたが、酔っていて抵抗したため記者発表され、依願退職しました。素直に犯行を認めると、万引きぐらいで発表されることはまずありません(この点でも今回の事件は異例)。現代の犯罪では、検挙や起訴より警察が発表するかどうかが決定的に重要なので、みなさんもご注意を。
Unknown
(
アンチ
)
2009-04-01 12:21:14
犯罪報道に関しては、本当に理不尽だと思います。テレビ局員は、かなりの不祥事でもほとんど、実名報道されないし、殺人でもしない限り、懲戒免職になりません。志賀大仁さん、炭谷宗佑さん、桜井堅一郎さんなど、今でも大手を振って1500万プレイヤーです。加藤秀之さんなどは2億円横領してもテレ朝は刑事告発しませんでした。私の地元の市役所では酒気帯びで自転車に乗っていて懲戒免職、大手自動車会社でも出会い喫茶で告発されて懲戒免職です。公務員が軽微な事件で報道されて家族が自殺未遂するケースも多いです。公務員でも日教組の活動家は厳しい処分も実名報道もあまりされませんよね。このあたりの基準は皆が疑問に思っていて、ぜひ池田先生に教えてもらいたいです。
Unknown
(
mikura
)
2009-04-01 12:51:42
ムハハのたかじん最終回スペシャル「日本経済を救え」高橋の財務省での仕打ちを暴露
http://www.youtube.com/watch?v=48e06JMJmDU&feature=related
この番組は3月20日に生で収録&放送していることは確定。冒頭に八代英太がWBCで韓国に
6-2で勝ったと発言している。
高橋「たぶんねぇ、わたしの出身は財務省でしょ?私が一番恐いのが今度確定申告」
たかじん「あぁ、なんで」
高橋「だって、これからかならず、次きますから、わたし、経費率ゼロで申告してるもん」
一同「あぁ、かえってね」
高橋「ぜ、全部、たぶん余計に払ってて後で計算間違ってるから余分だって言われるくらいやってる、そのくらいじゃないと危ない。」
ここまで言う人が4日後の24日に銭湯で夫婦連れの時に窃盗なんかするだろうか?
裁量権
(
うくま
)
2009-04-01 14:06:50
犯罪の実名報道の恣意的公表の裁量権は強力な力です。これらを警察から奪うにはかなり周到な準備が必要ではないでしょうか。池田先生のおっしゃる「警察沙汰にならないための知恵」はとても現実に即していると思いますが、一方で警察のいいなりに理不尽と思えることを認めさせられる面があることも否めません。疑わしいこととや、もちろん犯罪を犯さないことは当然ですが痴漢など冤罪の可能性があることもありますし、現実問題として報道された時点でかなりの社会的なマイナスがある以上、現状の恣意的な実名公表ではまずいですね。
絶句
(
閑話ノート
)
2009-04-01 20:17:46
小泉構造改革のエンジンは、まぎれもなく竹中ー高橋ラインで私も支持していました。
反竹中バッシングの昨今、それだけに今回の出来事は正直残念です。高橋洋一氏がどんな状況におかれていたのか定かでないですが、捲土重来を期して頂きたいと思います。
無罪推定の原則
(
青木
)
2009-04-01 20:58:00
「被告人は有罪判決が確定するまでは無罪と推定される」が近代刑事法の原則ですが、実態は「逮捕又は起訴されたら有罪と推定」されます。このことは無罪率が極めて低いこととも関係しています。そのため無罪は検察官にとってはキャリア上大きなマイナスとなります。逮捕起訴したらしゃにむに有罪に持ち込もうとします。
逮捕は本来身柄確保を目的としているはずですが実態は自白を取るためにあります。逮捕時の屈辱感は特に社会的地位の高い人ほど大きい。それを利用して自白を引き出そうとするのです。
社会的には警察と検察が裁判所の職分を侵食しているのです。検察は事前に「逮捕」情報を流してメディアに絵を取らせます。あたかも「市中引き回し」ですね。検察と裁判の社会的役割が未分離であるのは江戸時代並かもしれません。メディアも逮捕や起訴を大きく報道するので、判決よりも強い印象を残すことがあります。
こうしたメディアの事件報道のあり方が問われています。
>アンチさん
(
WBJ
)
2009-04-01 21:18:47
些細なことで恐縮ですが、
>志賀大仁
というのは、志賀大士の事ですよね?
私は、彼は破廉恥事件には関係していても、警察沙汰とは無関係なのに、何で名前が出ているのだろう?と思ったんですが、ネットで検索すると、酒気帯び運転で書類送検になったことがあったんですね。
アナウンサーを首になった事は知っていましたが、まだプロデューサーとしてTBSに在籍していたのは、今回初めて知りました。
親が、系列地方局の幹部だったからTBSを首にならないのか、それとも、労組が強いので、コネなしの人でも同様の扱いなのか、どっちなのでしょう?
陰謀論は無理筋
(
海運人
)
2009-04-01 22:43:54
普通に読売の記者が所轄の刑事部屋に夜回りしたか家に夜討ちに行って懇意の刑事から聞いて、署長か副署長に当てたんでしょ。サツは発表するつもりはなかったが、記者に当てられたので答えたと考えるのが普通ですよ。
いずれにせよ、時期に分かることです。
ピック症?
(
knerjp
)
2009-04-02 01:14:35
ピック症という若年性痴呆症で万引きをしてしまう例があるそうです。
高橋先生の健康面がちょっと心配です。精密検査してもらった方がいいのではないでしょうか。
Unknown
(
yola_2009
)
2009-04-02 07:42:53
・高橋氏、浴場に入る
・何者か(管理者?)が高橋氏のロッカーを開けて高級時計とサイフをぶちこむ
・捜査員と思われる数名がビデオカメラ設置及び作動
・高橋氏風呂からあがる。ロッカーに不審な時計発見
・捜査員一斉に高橋氏に飛びかかり検挙
↓
捜査員:盗んだんじゃないか?
高橋:見たこともない時計です
捜査員:ロッカーから出したとこ、ビデオに映ってるよ?物的証拠あるんだ
高橋:知らないものは知りません
捜査員:あ、テレビで有名な高橋さんですね。とりあえず窃盗を認めないと逮捕拘留ですよ。
高橋:え?
捜査員:テレビ沙汰になったら困るでしょう。容疑を認めれば書類送検で済みますから。
高橋:あ、じゃあ認めます
↓
警視庁記者クラブのリーク「いい時計だったので、どんな人が持っているのか興味があり、盗んで
しまった、と供述しているという」
↓
クラブ申し合わせ「リーク情報どおり一文字一句同一報道。抜け駆け厳禁」協定あり ←■今ここ
Unknown
(
村島定行
)
2009-04-02 12:21:58
高橋氏は埋蔵金を見つけたと評判ですが日本政府は所帯が大きいからあちこちに埋蔵金はあるでしょう。我が家にも額は小さいが埋蔵金はあります。それに埋蔵金の額はわずか50兆円です。それを根拠に金は十分あると主張する高橋氏の論拠はおかしいと言うべきです。1年間の公的債務の増加をゼロにする程度の力しかありません。
高橋氏は金融財政危機の全体が見えていませんし、単なる目立ちたがりではないでしょうか。金融政策だけで危機が回避できるなどと言うのはとんでもない話です。大した論客ではなかったと思います。
ご指摘有難うございます。
(
アンチナベツネ
)
2009-04-02 15:42:53
WBJ様、ご指摘の通りです。特に個人を糾弾するつもりは、ありませんが、犯罪の軽重ではなく実名報道されるか否かで、ご本人や家族の人生が決まってしまいがちなことに本当に不公平さを感じます。ましてや、報道する側のマスコミ人が最も恣意的に守られがちであることは多くの人が疑問に感じていると思います。例えば万引容疑で名前が出たプロジェクトXの今井敬さんも、その後の経過は知らされません。疑いが晴れたのであれば、そう報道されるべきですし、退職したという話もないので、もし休職しているなら、毎月100万円近く傷病手当金が社会保険から支払われているでしょう。さらにこれがNHKではなく民放であれば、万引程度であるなら報道もされず誰も知らないままであったのではないでしょうか。このあたりの不信感をマスメディアの方たちには、是非払拭していただきたいものです。
「法治国家」とは
(
田吾作
)
2009-04-02 19:44:36
「北國新聞(ほっこくしんぶん)」(石川県金沢市に本社)の2月12日社説に
「万引犯に対し、人件費相当の損害賠償を請求する動きは、書店を中心に全国的に広がり始めている。換金目的のための万引が増え、検挙
者の低年齢化、さらに高年齢化も目立っているためである。」・・「以前は窃盗罪に罰金刑がなく、懲役刑しかなかったため、万引犯は捕
まっても不起訴や起訴猶予になるケースが多かったが、一昨年五月の改正刑法施行後は百円相当の商品の万引で罰金二十万円の略式命令が
出たケースもある。万引に対して毅然と対処することによって、「謝れば済む」という誤った風潮を一掃したい。」
とありますが、同じ石川県出身の「中谷 宇吉郎(なかや うきちろう)」(加賀市)は昭和14年9月「東京日日新聞(現在は毎日新聞)
」に、
「ドイツでは、何か失策をした時に、謝まれば弁償しなくてはならないのだそうである。そういう傾向は、ヨーロッパ全般に通じてあるが
、特にドイツでは顕著にそういう道徳が見られるのだという話であった。」・・「謝まるということは、自分の非を認めることである。自
分で非を認めた以上、その弁償をするのは当然である。と、こういうふうに考えてみれば、なる程そう簡単に「済みません」などという言
葉は使えないはずである。
それと反対に、日本ならば、何も今さらいうまでのこともなく、謝まれば勘弁する、愚図愚図理窟をこねれば弁償でもさせてやろうとい
うのが、普通である。
この「謝まれば弁償しなければならない」という怪奇ではあるが、ちゃんと理窟の通っている道徳と、「謝まれば勘弁する」という日本
の道徳との間には、考えてみると、かなり深いところにその差があるように思われる。この二つの道徳は、何も一方が間違っていて、他方
が正しいというような種類のものではない。二つは全然別のものなのである。」
と書いていますので、昭和14年の日本と平成21年の日本は別の国だということになります。何が変化したのかというと、「(理由の如
何にかかわらず)謝まれば弁償しなくてはならない」社会(「法治国家」)になったのだと私は考えます。変化した社会で我々のとるべき
態度はJames Clerk Maxwell(ジェームズ・クラーク・マクスウェル)が「Theory Of Heat」で、
「熱(heat)という言葉は、素人っぽい感じで、科学的ではないようだけれども、これで十分にあいまいさなく〈測定しうる量〉を、表わす
ことができる。なぜならば、「熱」と量を表わす言葉とをあわせて使えば「どれだけの量の熱」のことを言っているのかがわかるからであ
る。」・・「私たちは、熱という言葉には、「熱いもの」という抽象的な意味は持たせない。もし「新しいミルクの〈熱〉」と言いたい時
には、〈より科学的な言葉〉である「温度」を使って、「新しいミルクの温度」と言うべきである。」
と述べているように、事実を「測定しうる量」を用いて具体的に主張しなければならないと私は考えます。植草一秀教授の手鏡事件の先例
もあるので、事実が「測定しうる量」を用いて具体的に述べられているかどうかを我々は判断基準にする必要があると私は考えます。
処分
(
池田信夫
)
2009-04-22 23:10:35
高橋氏は、20日の理事会で懲戒免職になりました。
http://www.toyo.ac.jp/important/detail_j/id/1281/
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>彼に発言の場を提供する。
あ、池田先生、まじかっこいい。
| >彼に発言の場を提供する。
|
| あ、池田先生、まじかっこいい。
当然のことだと思います。まあ池田先生はワイドショー的な感情で動くような人でないことはここに来る人は皆わかっているはずです。
セクハラなんかで(本当にやったのかどうかも個別のケースごとに精査しないとわからないが)大学を追われた研究者だって、そのことで研究内容が変わる訳ではない。財界や政治家、高級官僚だって裏で何をやっていることやら、暴露されなきゃわからないわけで。
犯罪を養護するつもりはないけれど、天才はしばしば常人にはわからない行動をするもの。正確な事実がわからないのに、一片の報道で全人格を否定するのは厳に慎むべきです。
>程度の置き引きで逮捕もしなかった事件を警察がいちいち発表することはない
とありますが、
>本人の社会的地位
が、あるからこそ「いちいち発表」し報道されているのだと思います。
もちろん、でっちあげや、ガセネタでないということが前提ですが・・・
報道内容をいくつか読むと、あまりにも馬鹿げた内容で信じられないのですが、事実がそう遠いところにある感じもしません。
あるとすれば社会的な自殺ではないかという気がします。財務省のような巨大な国家権力と戦う心理的プレッシャーは非常に大きいと思います。プレッシャーから楽になりたいという、無意識がこのような無意味な行動をとらせることは、もしかして有り得るのではないかという気がします。
が、竹中改革に対する愚劣な反動が増している現状ではやはり残念です。アゴラでの高橋先生の発言には期待します。先生はやはり貴重な存在ですので。
それをしないで書類送検を発表するのは異例ですが、取り調べをしているうちに彼が有名人であることを捜査官が認識し、書類送検の段階で発表したのかもしれない。
それを決めるのは裁判所です。「犯罪者」は穏当ではありませんね。
>こういう事件は高橋氏の言論の内容とは無関係なので、「アゴラ」では引き続き、彼に発言の場を提供する。
事実かどうかに関係なく支持します。
高橋氏を擁護する気はないですが、恣意的な運用というのは今後少なくなるよう対策してほしいですね。
自分の身分や社会的なエクスポージャーを考えれば、事件が発覚したときのインパクトなど想像できるはずで、数十万円の時計の窃盗がもたらす社会的な破滅を事前に想像しなかったのだろうか。財務省でも飛び切りの頭脳を持つ人がこういう人間として最も基本的なことを理解していなかったのだろうか。
特段彼を擁護する気もないけれど、何か政治的なにおいを感じてしまうのは自分だけであろうか。仮にこういうことが反小泉竹中改革の煽動に使われることがあれば本当に残念だと思う。
ただ例外はあります。記者クラブ以外のルートで情報が漏れ、警察に事実確認が行なわれた場合です。NHKの例でいうと、Mアナウンサーのタクシー暴行事件は、運転手が交番に駆け込んだだけで処分保留になったのですが、あとから彼が同僚に話したのを某テレビ局が聞きつけ、ニュースにしたのが原因といわれています。
こういうとき、発表される事件と穏便にすましてもらえるケースをわけるのは、検挙されたときの態度です。私の元上司は、レコード屋で万引きをやって警察を呼ばれましたが、酔っていて抵抗したため記者発表され、依願退職しました。素直に犯行を認めると、万引きぐらいで発表されることはまずありません(この点でも今回の事件は異例)。現代の犯罪では、検挙や起訴より警察が発表するかどうかが決定的に重要なので、みなさんもご注意を。
http://www.youtube.com/watch?v=48e06JMJmDU&feature=related
この番組は3月20日に生で収録&放送していることは確定。冒頭に八代英太がWBCで韓国に
6-2で勝ったと発言している。
高橋「たぶんねぇ、わたしの出身は財務省でしょ?私が一番恐いのが今度確定申告」
たかじん「あぁ、なんで」
高橋「だって、これからかならず、次きますから、わたし、経費率ゼロで申告してるもん」
一同「あぁ、かえってね」
高橋「ぜ、全部、たぶん余計に払ってて後で計算間違ってるから余分だって言われるくらいやってる、そのくらいじゃないと危ない。」
ここまで言う人が4日後の24日に銭湯で夫婦連れの時に窃盗なんかするだろうか?
反竹中バッシングの昨今、それだけに今回の出来事は正直残念です。高橋洋一氏がどんな状況におかれていたのか定かでないですが、捲土重来を期して頂きたいと思います。
逮捕は本来身柄確保を目的としているはずですが実態は自白を取るためにあります。逮捕時の屈辱感は特に社会的地位の高い人ほど大きい。それを利用して自白を引き出そうとするのです。
社会的には警察と検察が裁判所の職分を侵食しているのです。検察は事前に「逮捕」情報を流してメディアに絵を取らせます。あたかも「市中引き回し」ですね。検察と裁判の社会的役割が未分離であるのは江戸時代並かもしれません。メディアも逮捕や起訴を大きく報道するので、判決よりも強い印象を残すことがあります。
こうしたメディアの事件報道のあり方が問われています。
>志賀大仁
というのは、志賀大士の事ですよね?
私は、彼は破廉恥事件には関係していても、警察沙汰とは無関係なのに、何で名前が出ているのだろう?と思ったんですが、ネットで検索すると、酒気帯び運転で書類送検になったことがあったんですね。
アナウンサーを首になった事は知っていましたが、まだプロデューサーとしてTBSに在籍していたのは、今回初めて知りました。
親が、系列地方局の幹部だったからTBSを首にならないのか、それとも、労組が強いので、コネなしの人でも同様の扱いなのか、どっちなのでしょう?
いずれにせよ、時期に分かることです。
高橋先生の健康面がちょっと心配です。精密検査してもらった方がいいのではないでしょうか。
・何者か(管理者?)が高橋氏のロッカーを開けて高級時計とサイフをぶちこむ
・捜査員と思われる数名がビデオカメラ設置及び作動
・高橋氏風呂からあがる。ロッカーに不審な時計発見
・捜査員一斉に高橋氏に飛びかかり検挙
↓
捜査員:盗んだんじゃないか?
高橋:見たこともない時計です
捜査員:ロッカーから出したとこ、ビデオに映ってるよ?物的証拠あるんだ
高橋:知らないものは知りません
捜査員:あ、テレビで有名な高橋さんですね。とりあえず窃盗を認めないと逮捕拘留ですよ。
高橋:え?
捜査員:テレビ沙汰になったら困るでしょう。容疑を認めれば書類送検で済みますから。
高橋:あ、じゃあ認めます
↓
警視庁記者クラブのリーク「いい時計だったので、どんな人が持っているのか興味があり、盗んで
しまった、と供述しているという」
↓
クラブ申し合わせ「リーク情報どおり一文字一句同一報道。抜け駆け厳禁」協定あり ←■今ここ
高橋氏は金融財政危機の全体が見えていませんし、単なる目立ちたがりではないでしょうか。金融政策だけで危機が回避できるなどと言うのはとんでもない話です。大した論客ではなかったと思います。
「万引犯に対し、人件費相当の損害賠償を請求する動きは、書店を中心に全国的に広がり始めている。換金目的のための万引が増え、検挙
者の低年齢化、さらに高年齢化も目立っているためである。」・・「以前は窃盗罪に罰金刑がなく、懲役刑しかなかったため、万引犯は捕
まっても不起訴や起訴猶予になるケースが多かったが、一昨年五月の改正刑法施行後は百円相当の商品の万引で罰金二十万円の略式命令が
出たケースもある。万引に対して毅然と対処することによって、「謝れば済む」という誤った風潮を一掃したい。」
とありますが、同じ石川県出身の「中谷 宇吉郎(なかや うきちろう)」(加賀市)は昭和14年9月「東京日日新聞(現在は毎日新聞)
」に、
「ドイツでは、何か失策をした時に、謝まれば弁償しなくてはならないのだそうである。そういう傾向は、ヨーロッパ全般に通じてあるが
、特にドイツでは顕著にそういう道徳が見られるのだという話であった。」・・「謝まるということは、自分の非を認めることである。自
分で非を認めた以上、その弁償をするのは当然である。と、こういうふうに考えてみれば、なる程そう簡単に「済みません」などという言
葉は使えないはずである。
それと反対に、日本ならば、何も今さらいうまでのこともなく、謝まれば勘弁する、愚図愚図理窟をこねれば弁償でもさせてやろうとい
うのが、普通である。
この「謝まれば弁償しなければならない」という怪奇ではあるが、ちゃんと理窟の通っている道徳と、「謝まれば勘弁する」という日本
の道徳との間には、考えてみると、かなり深いところにその差があるように思われる。この二つの道徳は、何も一方が間違っていて、他方
が正しいというような種類のものではない。二つは全然別のものなのである。」
と書いていますので、昭和14年の日本と平成21年の日本は別の国だということになります。何が変化したのかというと、「(理由の如
何にかかわらず)謝まれば弁償しなくてはならない」社会(「法治国家」)になったのだと私は考えます。変化した社会で我々のとるべき
態度はJames Clerk Maxwell(ジェームズ・クラーク・マクスウェル)が「Theory Of Heat」で、
「熱(heat)という言葉は、素人っぽい感じで、科学的ではないようだけれども、これで十分にあいまいさなく〈測定しうる量〉を、表わす
ことができる。なぜならば、「熱」と量を表わす言葉とをあわせて使えば「どれだけの量の熱」のことを言っているのかがわかるからであ
る。」・・「私たちは、熱という言葉には、「熱いもの」という抽象的な意味は持たせない。もし「新しいミルクの〈熱〉」と言いたい時
には、〈より科学的な言葉〉である「温度」を使って、「新しいミルクの温度」と言うべきである。」
と述べているように、事実を「測定しうる量」を用いて具体的に主張しなければならないと私は考えます。植草一秀教授の手鏡事件の先例
もあるので、事実が「測定しうる量」を用いて具体的に述べられているかどうかを我々は判断基準にする必要があると私は考えます。
http://www.toyo.ac.jp/important/detail_j/id/1281/
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