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ライブドアに物申す!!
2006-09-10
/
Books
ライブドアが自社のウェブサイトで各界への意見をつのった企画に、書き下ろしの原稿を加えた
本
が出た。私も執筆した(本の原稿は
ウェブ
とは別の書き下ろし)のでいいにくいが、買って読むほどの価値はない。項目を立てたアンケート形式になっているので話が深まらず、読み物としては退屈だ。
流し読みしてみると、ライブドアを「虚業」とか「カルト」などとする意見が多い。たしかに、そのビジネスに実体がなかったのは事実だが、資本主義の本質は「鞘取り」である。地理的な鞘取りが商人資本主義であり、技術的な鞘取りが産業資本主義だとすれば、資本効率の鞘を取って稼ぐのが
「新しい金融資本主義」
である。成熟産業でキャッシュフローが浪費されているとき、それを買収して解体・再生することによって資本効率は向上し、経済全体の成長率も高まるのだ。
7日の記事でも書いたように、日本の産業構造を「情報資本主義」に適したものに変えるには、こうした資本市場による資金調達や企業再編を容易にする必要がある。ライブドアや村上ファンドは、そういう「資本の論理」の尖兵をつとめたわけだが、それは伝統的な日本の労働倫理からみると、ブッキングだけで巨額の富を得る「不労所得」とみなされがちだ。ライブドアが、「額に汗する人々」の味方、大鶴特捜部長につぶされたのは、製造業中心の産業構造から脱却しようとしている日本にとって皮肉な事件だった。
コメント (
20
)
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Trackback (
5
)
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コメント
製造業界と言われても、、、
(
平宮康広
)
2006-09-10 23:43:00
ライブドア潰しをしたのは既存のマスメディアでしょうに(w
話が難しすぎます
(
あえて名無し
)
2006-09-11 01:18:51
話が難しすぎて私には解りませんでした。
Unknown
(
くー
)
2006-09-11 04:28:00
資本主義の本質はシュムペーターのいう革新ではないでしょうか?革新がなければ利潤はゼロになり資本主義は滅びる。
国策捜査のところに企業の保有する現預金よりも時価総額が低い企業が存在するというのは将来赤字で現預金が減っていくだろうと投資家が判断すれば当然ではないでしょうか。
Unknown
(
ネルオフ
)
2006-09-11 07:02:40
私には難しい話はわからないけど、たしかにファイナンス部門の稼いでいた部分が大きくてIT企業と呼ぶには厳しかったかも知れない。
でもNo.1ポータルを超本気で目指してたのは事実だし、テレビ東京とlivedoorデパートとの連携がスタートした矢先だっただけに残念で・・・(TBSとも同じようなのやってた)
広島でもlivedoorデパートに出店して下さいと営業しまくりでした。堀江さんがどれだけの店で食べまくっていたか。
自称グルメとはいえ、やっぱりおもいっきり仕事ですよ。山形や仙台でも一緒。
楽天市場を抜くのは時間の問題だったろうに。そしたら虚業と呼ばれないような形になってきていたろうに。と色々とほんと残念です。
新体制での再起を応援してます。
過大評価?
(
aquila
)
2006-09-11 07:04:29
ライブドアの手法は所謂、発表会経営と時価総額経営で、かつてソフトバンクが用いていた手法とほぼ同じ、新味はありません。むしろ、金融技術の点でソフトバンクに数段劣ります。
村上ファンドは、ファンドに適正な運用規模を超えたために、約束した利回りを出すために無理を重ね、遂には違法行為に手を染めて自滅したというのが実情でしょう。
このように、拙劣な経営方針で自滅した両社が高く評価される理由が、私にはピンと来ません。既存の構造への挑戦者としても余りに脇が甘すぎます。目立つ存在ではあったが、それ以上のものではなかったと捉えています。
産業資本主義から金融資本主義へのシフトが必要なのは認めますが、技術的にも拙劣でコンプライアンスに無頓着な両社が”目立つ”ことによって、日本の金融資本主義シフトはむしろ遅れたという視点があっても良いと考えます。
問題は経営姿勢
(
田舎のダンディ
)
2006-09-11 07:52:44
ライブドアをどう肯定し、どう否定するかは、それぞれの立場で尤もな理由があるような気がする。犯罪かどうかは司直の判断に委ねるしかない。しかし、ライブドアを通して国民に色々な問題が示されたことは、一種の功績と言える。新時代を拓こうとする企業に共通するリスクは背負っていたのだから。
ただ、真実かどうかは分からないが、マスコミ報道で知るところによると、ライブドア経営陣の経営姿勢は、やはり問題だったと思う。仮にこのまま、成長を続け、自他共に認める企業になったとしても、必ず何らかの形で破綻が生じたような気がする。やはり、企業の大きさや成長と経営者の姿勢や人間の器がバランスを取れないと、どっか危うい。
もし、何事もなく成長、成功がなされたとしたら、経営者の方が、奇跡的に立派に変身を遂げた場合に限られたのではないだろうか。そういう意味では、立派な企業の経営を勤め上げている方は、立派な人間だと評価してもいいような気がする。同じ意味で、現在、その評価に耐え得ない経営者が経営している企業は、早晩、破綻すると考え心すべきだとも思う。
乱暴すぎますよ
(
Kinema
)
2006-09-11 08:48:35
いつも、関心して読んでますが、今回のお話、ちと乱暴すぎです。
資本主義が全てアービトラージュ? ライブドアの問題が「労働倫理」の問題? いい加減にして下さいよ。
経済活動は価値の交換でしょ? モノに付加価値を付けて提供することで成り立つ訳でしょ、資本主義は。
つまり、その前提に必要なのは信頼関係なんです。法律に照らしてどうのこうのじゃなくて、その法律が何故必要になったのかを考えないと、信頼関係そのものが成立しなくなってしまうじゃないですか。粉飾決算や資本取引の利益計上とかは、法律的な解釈の前に、企業の議決権を持っている株主に対し、ウソをついた、ってことなんですよ、問題は。
実体がない、ってのも言いすぎです。ホームページくらいは作れてましたから。だから問題はホームページを作る程度の価値提供しか出来ない企業に、アービトラージュがよってたかって時価総額7000億円の企業にしてしまった、っていう事なんですよ。これが問題の核心なんです。
まとめてお答え
(
池田信夫
)
2006-09-11 10:16:04
意外にたくさんのコメントがつきましたが、たしかに言葉が足りなかったかもしれませんね。資本主義の本質が鞘取りだというのは、ブローデルの定義で、岩井克人氏なども言っていることです。資本主義に必要なのは「差異」だけで、モノも労働も必要条件ではないのです。
それはともかく、ライブドアをKKRとひとくくりにしたのは乱暴でした。KKRのような「新しい金融資本家」に近いのは村上ファンドで、ライブドアの買収は古典的な「コングロマリット」に近い。したがって、いずれ失敗するのは時間の問題だったでしょう。
ちょっとね
(
通りすがり
)
2006-09-11 11:53:15
>資本主義に必要なのは「差異」だけで、モノも労働も必要条件ではないのです。
う〜ん、モノも労働もなければ経済そのものが成り立たないでしょうに
>資本主義の本質が鞘取りだ
これは、社会構造の前提の基になりたって要る話であって、前提に何があるかきちんと考えないと何言っているのか分からないでしょう。
労働者から労働力を?し取る批判者
(
1読者
)
2006-09-11 15:06:24
へそが茶を沸かすとはこの事。
虚業ライブドアへの実業からの批判、
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06012404.cfm
>「倫理なき自由経済は破滅に向かう」と述べ、堀江容疑者らの経営手法を厳しく批判
と批判していた御手洗冨士夫(当時キャノン会長経団副連会長)は
その時偽装請負で何をしていたか?↓
http://www.elneos.co.jp/0609sf1.html
ライブドアが投資事業組合を経由して資本家から資本を?し取っていたなら
キャノンは派遣会社を経由して労働者から労働力を?し取っていたわけだ。
夢はいつ開く
(
諸行無常
)
2006-09-11 15:23:03
資本主義に必要なのは「差異」だとすると、日本はアメリカに差を付けられて、このブログの議論も二番煎じになり、急激に色あせてしまいました。ネットでは良くある現象ですね、
過日モザイクでネットの希望を語っていたときは、日米同じスタートラインだったのに、ネットの中もパソコンの中と同じようにオールアメリカン。
web2.0では負けたけれど、web3.0では勝つ方法とか、グローバル自由主義で、日本のコンテンツがアメリカに取られて、売上はアメリカ税金もアメリカ。売上げ統計にも卸売り統計にも反映されていない現実。
つまり、大きな構造変化が来ているというのに、日本はまだ夢の中という現実を話して欲しい。
日本のITに希望のある話をして欲しい。
ご返事ありがとうございます。
(
kinema
)
2006-09-11 16:18:02
いや〜、滅茶苦茶レスポンスが早いんですね? ありがとうございます。
ブローデル、遥か昔に読んだ記憶があるのですが、これ「裁定」のこと言ったんじゃなかったでしたっけ? つまり、時間的、地理的な価値の「差異」ですよね。でも、その「差異」を顕在化するには、モノか労働かの何らかしかの付加は必要ですよね? そういう意味なんですがね・・・
でも、最近この「モノも労働も必要ない」っていうのは、Googleのビジネス・モデルを見ると案外真実じゃないかって気もするんです。Googleは、まさしく情報の「差異」をネタに、「無料サービス」をパーっとプログラミングして作って、それで企業からは広告料取って、企業はその原価分を商品代に入れて、っていう、何のことはない結局費用を払ってるのはユーザーだっていうね。結局Googleの「無料サービス」ってのは、Google経済圏の税金みたいなもんですものね。これ何の価値提供もやってないような気もするし、案外ただの「鞘取り」っていうだけのような・・・これは言いすぎかなあ?
無茶な意見が大杉ですよ
(
平宮康広
)
2006-09-11 20:22:20
信州産の黒曜石が青森の縄文遺跡で発掘されています。交換による市場経済は一万年以上前から存在したと考えていいでしょう。もしも非対称な交換による「鞘取り」が資本主義であるとするなら、資本主義は気が遠くなるくらいの過去から存在し、また気が遠くなるくらいの未来まで存在し続けることになってしまいます。その場合、たとえば社会主義などといったものはすべて妄想であり、また「資本主義の危機」なるものはおそらくあり得ないことにもなるでしょう。経済学などは、不要な学問ですよ。
しかし僕は、村落共同体的な古代国家と近代的な国民国家が別物であるのと同様に、市場経済と資本主義は別物であると考えます。そして、そうである限りにおいて、経済学が存在する意義があるとも思います。
市場経済には、「売れていない商品を売れたことにする幻想」は存在しません。しかし資本主義には存在すると思います。これは、投機や先物取り引きの存在を言っているのではありません。一般に「信用」と呼ばれているものこそが、「売れていない商品を売れたことにする幻想」であると考えます。
「信用」を無限に先送りすることはできません。どこかの場面で清算を迫られることになります。私には、「大きな政府」の時代に築かれた信用の多くが、「小さな政府」の時代に突入する場面で清算を迫られているように思えます。できることなら、なるべく早目に古い信用関係を解体し、「小さな政府」の時代にふさわしい新しい信用関係を構築したほうがよいのかもしれません。とはいえ、「大きな政府」の時代に築かれた信用関係を守ろうとする、アホな抵抗勢力が大勢いるわけですよ、おそらく。
産業資本主義だの金融資本主義だの、あるいは情報資本主義だのは、問題の本質ではないでしょう。「信用」こそが問題の本質だと考えます。ライブドア事件も村上ファンド事件も、そういう視点で見ないと、感覚的なものや情緒的なものに流されてしまう危険があると思います。
なにが言いたかったのでしょうね?
(
無知な社会人
)
2006-09-11 21:53:47
本エントリに関係なくて申し訳ないですが、
平宮康広さんの「無茶な意見が大杉ですよ」のコメントが「一番無茶苦茶」であるように思いました。「大杉」って単語からして2chをよく利用する方の「釣り」ですか?
本題で、池田信夫さんのコメントで
>資本主義に必要なのは「差異」だけで、モノも労働も必要条件ではないのです。
とありますが、要は「差異=やり取りする双方の思う価値の差」なのですよね?
そこはいいのですが、今回のエントリではその差異をそこに介在するであろう物や技術をうまく取り去った状態である「新しい金融資本主義」をライブドアという「本来より大きい価値がある」といわばうそをついて利益を得ていた企業であるとする箇所に違和感を覚えました。
そこらへんに反応する人が多かったのではないでしょうか?
無知な社会人さんへ
(
平宮康広
)
2006-09-11 23:44:29
僕は池田さんではありません。僕は、市場経済と資本主義は別物であると考えます。したがって市場経済の「差異」と資本主義の「差異」も別物であると考えます。
古くから続いている市場経済とちがい、資本主義には差異=利益を先取りする仕組み=信用があります。もちろん、やがて清算しなければならない場面がやってくるでしょうが、さしあたり「信用」の問題を無視して「差異」だけを論ずるのは、資本主義が分かっていないのと同じではないかと、そういいたいわけです。
ブローデル
(
池田信夫
)
2006-09-12 01:05:16
また話を乱暴に単純化しすぎましたかね。ちなみに、ブローデルは資本主義を次のように規定しています:
「市場経済にもっぱら属する層があって[・・・]この層とならんでというよりはその上に、反−市場のゾーンがあって、そこでは才覚と最強者の権利が君臨していた。過去でも現在でも、産業革命の以前でも以後でも、資本主義の領分が占めるのはとくにこの場所なのである。」(『交換のはたらき』みすず書房、p.284)
ブローデルが資本主義の本質としているのは「利潤」でした。「差異」だというのはむしろ宇野弘蔵ですね(8/7の記事参照)。
Unknown
(
noa
)
2006-09-12 02:39:49
平宮君は「僕は資本論を読んだ!」って自慢げにいう割には「価値って何?」って真顔で聞いてくるような人です。ここに巣くってるディレッタントの一人です。平宮君は知的虚栄心が強いのでいろんなビックネームをいろいろ出してきますがすべて一知半解ですから相手にしないように
>資本主義の本質が鞘取りだというのは、ブローデルの定義で、岩井克人氏なども言っている
鞘取りなんて資本主義勃興以前の時代から世界各地で広く行われてきたことですよ。鞘取りが本質なら四大文明の時代から資本主義があったことになる
noaさんへ
(
平宮康広
)
2006-09-12 04:35:02
> 平宮君は「僕は資本論を読んだ!」って自慢げにいう割には「価値って何?」って真顔で聞いてくるような人です。ここに巣くってるディレッタントの一人です。平宮君は知的虚栄心が強いのでいろんなビックネームをいろいろ出してきますがすべて一知半解ですから相手にしないように
僕がビックネームをいろいろ出しましたか?
チョムスキーのところでは、クリスティバとザメンホフ、ミンスキーを出しましたが、それ以外のところでは、あえてビックネームを出して何かを言った覚えはないですよ。あるとすれば、せいぜいマルクスくらいのものでしょう。マルクスを出せば、ディレッタントにされてしまうのですか?
ひとつ質問をさせてください。「価値」とは何ですか?
少し近づいてきた。もう一息
(
諸行無常
)
2006-09-12 10:29:15
「差異」と言われるからややこしくなるので「利潤」に直されて安心しました。一体どこの国の資本主義の話をしているのですか。本の中の資本主義は、差異は生むけれど利潤は生まない。だから価値は生まれようがない。
世の中金だと言うと、本の中の資本主義から、敵と言われるのは分かっていたんだ。
管理人より
(
池田信夫
)
2006-09-12 16:17:18
個人攻撃はやめてください。論旨を批判するのはかまいませんが、人格を傷つけるような言葉は生産的な議論にならず、場が荒れるだけなので、繰り返されるようであれば削除します。
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国策捜査のところに企業の保有する現預金よりも時価総額が低い企業が存在するというのは将来赤字で現預金が減っていくだろうと投資家が判断すれば当然ではないでしょうか。
でもNo.1ポータルを超本気で目指してたのは事実だし、テレビ東京とlivedoorデパートとの連携がスタートした矢先だっただけに残念で・・・(TBSとも同じようなのやってた)
広島でもlivedoorデパートに出店して下さいと営業しまくりでした。堀江さんがどれだけの店で食べまくっていたか。
自称グルメとはいえ、やっぱりおもいっきり仕事ですよ。山形や仙台でも一緒。
楽天市場を抜くのは時間の問題だったろうに。そしたら虚業と呼ばれないような形になってきていたろうに。と色々とほんと残念です。
新体制での再起を応援してます。
村上ファンドは、ファンドに適正な運用規模を超えたために、約束した利回りを出すために無理を重ね、遂には違法行為に手を染めて自滅したというのが実情でしょう。
このように、拙劣な経営方針で自滅した両社が高く評価される理由が、私にはピンと来ません。既存の構造への挑戦者としても余りに脇が甘すぎます。目立つ存在ではあったが、それ以上のものではなかったと捉えています。
産業資本主義から金融資本主義へのシフトが必要なのは認めますが、技術的にも拙劣でコンプライアンスに無頓着な両社が”目立つ”ことによって、日本の金融資本主義シフトはむしろ遅れたという視点があっても良いと考えます。
ただ、真実かどうかは分からないが、マスコミ報道で知るところによると、ライブドア経営陣の経営姿勢は、やはり問題だったと思う。仮にこのまま、成長を続け、自他共に認める企業になったとしても、必ず何らかの形で破綻が生じたような気がする。やはり、企業の大きさや成長と経営者の姿勢や人間の器がバランスを取れないと、どっか危うい。
もし、何事もなく成長、成功がなされたとしたら、経営者の方が、奇跡的に立派に変身を遂げた場合に限られたのではないだろうか。そういう意味では、立派な企業の経営を勤め上げている方は、立派な人間だと評価してもいいような気がする。同じ意味で、現在、その評価に耐え得ない経営者が経営している企業は、早晩、破綻すると考え心すべきだとも思う。
資本主義が全てアービトラージュ? ライブドアの問題が「労働倫理」の問題? いい加減にして下さいよ。
経済活動は価値の交換でしょ? モノに付加価値を付けて提供することで成り立つ訳でしょ、資本主義は。
つまり、その前提に必要なのは信頼関係なんです。法律に照らしてどうのこうのじゃなくて、その法律が何故必要になったのかを考えないと、信頼関係そのものが成立しなくなってしまうじゃないですか。粉飾決算や資本取引の利益計上とかは、法律的な解釈の前に、企業の議決権を持っている株主に対し、ウソをついた、ってことなんですよ、問題は。
実体がない、ってのも言いすぎです。ホームページくらいは作れてましたから。だから問題はホームページを作る程度の価値提供しか出来ない企業に、アービトラージュがよってたかって時価総額7000億円の企業にしてしまった、っていう事なんですよ。これが問題の核心なんです。
それはともかく、ライブドアをKKRとひとくくりにしたのは乱暴でした。KKRのような「新しい金融資本家」に近いのは村上ファンドで、ライブドアの買収は古典的な「コングロマリット」に近い。したがって、いずれ失敗するのは時間の問題だったでしょう。
>資本主義に必要なのは「差異」だけで、モノも労働も必要条件ではないのです。
う〜ん、モノも労働もなければ経済そのものが成り立たないでしょうに
>資本主義の本質が鞘取りだ
これは、社会構造の前提の基になりたって要る話であって、前提に何があるかきちんと考えないと何言っているのか分からないでしょう。
虚業ライブドアへの実業からの批判、
http://job.yomiuri.co.jp/news/jo_ne_06012404.cfm
>「倫理なき自由経済は破滅に向かう」と述べ、堀江容疑者らの経営手法を厳しく批判
と批判していた御手洗冨士夫(当時キャノン会長経団副連会長)は
その時偽装請負で何をしていたか?↓
http://www.elneos.co.jp/0609sf1.html
ライブドアが投資事業組合を経由して資本家から資本を?し取っていたなら
キャノンは派遣会社を経由して労働者から労働力を?し取っていたわけだ。
過日モザイクでネットの希望を語っていたときは、日米同じスタートラインだったのに、ネットの中もパソコンの中と同じようにオールアメリカン。
web2.0では負けたけれど、web3.0では勝つ方法とか、グローバル自由主義で、日本のコンテンツがアメリカに取られて、売上はアメリカ税金もアメリカ。売上げ統計にも卸売り統計にも反映されていない現実。
つまり、大きな構造変化が来ているというのに、日本はまだ夢の中という現実を話して欲しい。
日本のITに希望のある話をして欲しい。
ブローデル、遥か昔に読んだ記憶があるのですが、これ「裁定」のこと言ったんじゃなかったでしたっけ? つまり、時間的、地理的な価値の「差異」ですよね。でも、その「差異」を顕在化するには、モノか労働かの何らかしかの付加は必要ですよね? そういう意味なんですがね・・・
でも、最近この「モノも労働も必要ない」っていうのは、Googleのビジネス・モデルを見ると案外真実じゃないかって気もするんです。Googleは、まさしく情報の「差異」をネタに、「無料サービス」をパーっとプログラミングして作って、それで企業からは広告料取って、企業はその原価分を商品代に入れて、っていう、何のことはない結局費用を払ってるのはユーザーだっていうね。結局Googleの「無料サービス」ってのは、Google経済圏の税金みたいなもんですものね。これ何の価値提供もやってないような気もするし、案外ただの「鞘取り」っていうだけのような・・・これは言いすぎかなあ?
しかし僕は、村落共同体的な古代国家と近代的な国民国家が別物であるのと同様に、市場経済と資本主義は別物であると考えます。そして、そうである限りにおいて、経済学が存在する意義があるとも思います。
市場経済には、「売れていない商品を売れたことにする幻想」は存在しません。しかし資本主義には存在すると思います。これは、投機や先物取り引きの存在を言っているのではありません。一般に「信用」と呼ばれているものこそが、「売れていない商品を売れたことにする幻想」であると考えます。
「信用」を無限に先送りすることはできません。どこかの場面で清算を迫られることになります。私には、「大きな政府」の時代に築かれた信用の多くが、「小さな政府」の時代に突入する場面で清算を迫られているように思えます。できることなら、なるべく早目に古い信用関係を解体し、「小さな政府」の時代にふさわしい新しい信用関係を構築したほうがよいのかもしれません。とはいえ、「大きな政府」の時代に築かれた信用関係を守ろうとする、アホな抵抗勢力が大勢いるわけですよ、おそらく。
産業資本主義だの金融資本主義だの、あるいは情報資本主義だのは、問題の本質ではないでしょう。「信用」こそが問題の本質だと考えます。ライブドア事件も村上ファンド事件も、そういう視点で見ないと、感覚的なものや情緒的なものに流されてしまう危険があると思います。
平宮康広さんの「無茶な意見が大杉ですよ」のコメントが「一番無茶苦茶」であるように思いました。「大杉」って単語からして2chをよく利用する方の「釣り」ですか?
本題で、池田信夫さんのコメントで
>資本主義に必要なのは「差異」だけで、モノも労働も必要条件ではないのです。
とありますが、要は「差異=やり取りする双方の思う価値の差」なのですよね?
そこはいいのですが、今回のエントリではその差異をそこに介在するであろう物や技術をうまく取り去った状態である「新しい金融資本主義」をライブドアという「本来より大きい価値がある」といわばうそをついて利益を得ていた企業であるとする箇所に違和感を覚えました。
そこらへんに反応する人が多かったのではないでしょうか?
古くから続いている市場経済とちがい、資本主義には差異=利益を先取りする仕組み=信用があります。もちろん、やがて清算しなければならない場面がやってくるでしょうが、さしあたり「信用」の問題を無視して「差異」だけを論ずるのは、資本主義が分かっていないのと同じではないかと、そういいたいわけです。
「市場経済にもっぱら属する層があって[・・・]この層とならんでというよりはその上に、反−市場のゾーンがあって、そこでは才覚と最強者の権利が君臨していた。過去でも現在でも、産業革命の以前でも以後でも、資本主義の領分が占めるのはとくにこの場所なのである。」(『交換のはたらき』みすず書房、p.284)
ブローデルが資本主義の本質としているのは「利潤」でした。「差異」だというのはむしろ宇野弘蔵ですね(8/7の記事参照)。
>資本主義の本質が鞘取りだというのは、ブローデルの定義で、岩井克人氏なども言っている
鞘取りなんて資本主義勃興以前の時代から世界各地で広く行われてきたことですよ。鞘取りが本質なら四大文明の時代から資本主義があったことになる
僕がビックネームをいろいろ出しましたか?
チョムスキーのところでは、クリスティバとザメンホフ、ミンスキーを出しましたが、それ以外のところでは、あえてビックネームを出して何かを言った覚えはないですよ。あるとすれば、せいぜいマルクスくらいのものでしょう。マルクスを出せば、ディレッタントにされてしまうのですか?
ひとつ質問をさせてください。「価値」とは何ですか?
世の中金だと言うと、本の中の資本主義から、敵と言われるのは分かっていたんだ。
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