ブログ part 2(livedoor)
クライアント・サーバー型システムは、単なるLANとは思想的にまるで異なるわけですよね。サーバーに対して「サービス」を要求して、サーバーがそれに答える。[・・・]このようなサーバーとクライアントの役割を明確化したことが、ITというものを本質的に進めたと思うのです。
あと、インターネットをC-Sシステムの代表である、と考えてしまうということは、もしかするとOSIのプロトコル・レイヤを理解していないからかもしれません。
第3次オンラインのようなレガシー構造では、この第1層から第4層までがSNAのような特定のプロトコルで垂直統合されて区別できないので、根本的に違います。そもそも第3次オンラインはローカルじゃないから、LANとはいえない。
まぁ最近のユーザーはインターネット=ウェブと思っているから、こういう誤解もしょうがないけど、ASCII草創期からTCP/IPでダイヤルアップのシステムを組んできた遠藤氏が、こういう勘違いをするのは信じられない。
...そもそも別物を対比しているから矛盾が生じているのですね。素人向けなら、LANは単なるインフラ、CSはその上のアプリケーションの一つの形式(思想?)であることを明確にしないと。
さらに厳密にいえば、イーサネットも本質的にはCSMAというプロトコルにすぎず、サーバの概念は含まれていません。しかしイーサネットをE2Eで構成することはまずなく、UNIXのC-Sシステムで使われることが多かった。TCP/IPは、イーサネット間を結ぶinternetworkingとしてできたのです。
検討当初はOSI7階層も4階層くらいまでしか定義されていなくて、複数ベンダのメインフレームをつなぐためのプロトコルの独自定義やミドルウエアを独自開発したものです。今となっては考えられない時代でしたね。(検討から第一弾リリースまで5年とか掛かっていましたから)
さて、池田先生を含めて、皆さん誤解している部分が多いので、簡単にコメントしますと
C/S:アプリケーションの実装方法(OSIとしての定義はありません)
LAN:ネットワークの名前(OSI7層の定義はない)
Ethernet:(OSIの第1層、2層)10BaseT、100BaseT、光とか言われているもの。
サーバ:ハードウェアとして考えるよりもソフトウェアとしてOSI第7階層と考えるのが一般的です。サーバを物理層として定義するということはしません(これはサーバはOSI7階層全てをハード、ソフト的に実装しているからです)
TCP/IP:IP(第3層)、TCP(第4層)として定義されます。
まぁ一般の方が意識して使うものではないですから間違えてしまうのは仕方ないとは思いますが、コンピュータ雑誌の編集者を含めて、あまり間違った記事・コメントはされないほうが良いと思います(その道のプロから見ればASCIIの元記事を含めて間違いだらけですから)
ただ、どう解釈しても「インターネット(TCP/IP)がクライアント=サーバ型」というのは明白な間違いです。
NTTさんの解釈は、、違和感ありますねぇ。物理層ていうと私はイエローとかThinとかツイストペアとか光とか、ケーブル的なイメージですが。
インターネット=TCP/IP=end-to-end=peer-to-peer のような表現がありますが、インターネット≠TCP/IP(LANでもTCP/IPが使えます)ですし、TCP/IP≠peer-to-peer です。
TCP/IPはそれ自体を見ればむしろC-S的(Listen or Connect)です。実際にはその上で何を動かすかで、C-S型なのかP2P型なのかが決まります。
> ただ、どう解釈しても「インターネット(TCP/IP)がクライアント=サーバ型」というのは明白な間違いです。
現状のインターネット利用では、(トラフィックは占有してるようですが)P2Pの方が異端だと思います。
元記事微妙ですが、、一般家庭や企業ユーザから見たインターネットは、確かにC/S的なサービスの利用が主流で、インターネットがC/S(が主流)という解釈も納得できます。それも一つの解釈と思います。
でも、インターネットはクライアント=サーバ型だけってわけじゃないです。
いつも勉強させて頂いておりますが、思わず食い下がってしまいました。
池田先生がおっしゃられているのは、NTT(旧電電公社)が富士通とNEC(とか電電系のメーカ)と作ったプロトコルを指していませんか?(これについては私も全く知識を持っていません)
少なくともOSI(OSI参照モデル)では、サーバは物理層には入れません。
>あなたの解釈はIBM(SNAベース)に近い。
OSI参照モデル自体がSNAベースで構築されていますから仰るとおりです。
>さらにいえばOSIが唯一の分類基準というわけでもない。特に第5層から上は、ほとんどわける意味がな
「今となっては」という前提をつければAgreeです。特に上位レイヤでTCP/IPがデファクトになった今は(それでもミドル屋5層は多少意識しますが)6,7層の差は無いでしょうね。
>どう解釈しても「インターネット(TCP/IP)がクライアント=サーバ型」というのは明白な間違いです。
仰るとおりです。
池田先生のか書かれた「クライアント・サーバー(以下C-S)システムは「LANとはまるで異なる」ものではなく、ほとんどすべてのLANはイーサネットというC-Sシステムである。」も明確な間違いです。
「クライアント・サーバー(以下C/S)システムは「LANとはまるで異なる」ものではなく、そもそもC/SとLANを比較していること自体がおかしい」
の方が良いと思います。イーサーC/Sをイコールにしているところは明確な間違いです。
「実際のウェブはサーバで運用されてるんだから、インターネットはC-S型でもいいじゃないか」という類のいい加減な議論をする人は、TCP/IPがなぜ中央集権的なサーバをもたないend-to-endで構成されたのか、本文にリンクを張ったDavid Clark et al.の論文を読んでください。これがインターネットの「思想」です。
ただ、やはり「半分権型」のC/Sと「自律分散型」のE2Eの違いは明確にしてほしいところですね。特に今後cloud computingに発展する方向は、E2Eの延長上にあるわけです。これに対してNTTのNGNは、インターネット全体をサーバ中心の集権型に引き戻そうとしている。私は後者の方向は失敗すると思うので、この違いは重要です。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。
※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。