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(for PC & MOBILE)
MIAU「後見人」になった公文俊平の正体
2008-09-06
/
Misc
私は
MIAU
の「賛同人」の1人だったが、今度MIAUが中間法人として発足するに際して「後見人」に
公文俊平
が就任するという通知があったので、「公文を後見人にするような組織とは縁を切る」とメーリングリストで告げ、幹部には彼が犯罪に関与した容疑を具体的に明らかにした上で、木曜までに回答するよう求めた。しかし今日に至るまで何の回答もないので、予告どおり事実関係を以下に明らかにする:
東京地検特捜部は2004年、公文が所長をつとめていた国際大学GLOCOMを贈賄および背任の容疑で捜査した。事件は多岐にわたるが、もっとも重要なのは、経済産業省の
「デジタルニューディール」
という総額20億円以上の研究プロジェクトをGLOCOMが受注するため、
金子奉義なる人物に1000万円を渡した
事実である。金子は、防衛省汚職で逮捕された秋山直紀と並んで「政界のフィクサー」として知られ、防衛省の守屋元事務次官と山田洋行の宮崎元専務の会合の主催者だった(守屋は
額賀福志郎氏が出席した
と証言したが、金子は
否定した
)。
問題の1000万円は、当時GLOCOMの所長代理だった山内康英が政治家に渡す
口利き料
として起案したが、副所長は「これは贈賄だ」として反対した。しかし公文は、所長命令として支出を命じた。一連のやりとりはすべて電子メールで残され、2001年11月1日付の金子との契約書も検察が押収した。特捜部は関係者の事情聴取を行ない、国際大学の銀行口座も捜査して容疑をほぼ固めたが、故・中山素平氏(国際大学特別顧問)が、公文・山内を国際大学から追放することによって刑事事件としての立件をまぬがれた。
公文はリクルート事件で、収賄の容疑で捜査を受けて東大を追放されたが、彼の扱った汚い金はこれだけではない。もっとも大きいのは、1990年代から10年以上にわたってNTTから受け取ってきた、
毎年1億5000万円以上の「委託研究費」
である。これはNTTを分割しようとする郵政省に公文が反対することへの政治献金のようなもので、違法ではないが秘密扱いにされてきた。その実態は毎年500ページ程度の「研究報告書」しかないため、税務署からは「贈与ではないか」との疑いをかけられ、税務調査を受けた。
要するに公文は、役所や政治家に金をばらまいて箔をつけ、NTTやITゼネコンから金を吸い上げてきた、
IT業界の寄生虫
なのである。彼の「業績」といえば、「コンピュータ2000年問題」で大騒ぎして、小渕首相(当時)を大晦日の夜に官邸で待機させ、自分は山形に逃げた笑い話ぐらいだろう。こんな人間のクズを後見人にいただくMIAUは、公文の汚い金のおこぼれにでもあずかろうというのだろうか。
追記:公文が後見人を辞任したそうだ。私はMIAU自体に敵意をもっているわけではないので、この件は終わり。
コメント (
13
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コメント
自由な批判
(
English Self Taught
)
2008-09-06 18:19:37
池田先生の鋭い批判を拝見するたびに、「自由な批判のためには、確固たる経済基盤が必要だ」と思います。世の大勢の人々が、悪い奴がいるのに批判しないのは、「あの人から仕事を回してもらったから」「あの人を批判したら収入源を断たれる」といった自己保身のためでしょう。戦わずしてカネの力に屈服しているわけです。これからの若い人たちには、自由にものが言えるだけの経済基盤の確立を目指してもらいたいと思います。
こんばんは
(
秦智紀
)
2008-09-06 19:28:54
映画に出てきそうな頭のおかしい人間って存在するんですね。
かなり笑えました。
上武大学大学院のリンク先
(
satake7
)
2008-09-07 05:25:08
本件と関係ありませんが、ブックマークの上武大学大学院のリンク(
http://www.jobu.ac.jp/daigakuin/satellite.html
)が切れています。
http://www.jobu.ac.jp/daigakuin/
はOKですが。
Re: 上武大学大学院のリンク先
(
池田信夫
)
2008-09-07 10:28:49
ありがとう。訂正しました。
補足
(
池田信夫
)
2008-09-07 10:46:51
公文が「後見人」を辞任したそうです。この記事が「事実と違う」と言っているそうだが、証拠となる文書は検察が押収しており、私も持っています。他にも検察が捜査した容疑があるので、嘘をつき続けるなら、そのうち明らかにします。
ちなみに私は、MIAUには何も敵意はもっていないので、念のため。
無題
(
かいと
)
2008-09-07 14:23:13
NTTの研究開発費がいつのまにか政治献金?になっているんですね。
しかし「後見人」を辞任したのは賢明でしょう。
まだまだ、電波利権に群がる人が一杯いそうですね。今後も先生のBlogを続けて拝見させて戴きます。
背景説明
(
池田信夫
)
2008-09-07 16:10:32
津田氏と小寺氏がブログで「困惑した」と書いています。他にも問題を誤解しているコメントが来たが、これは私の個人的な問題ではありません。もう少していねいに説明しておきます。
この背景には、2004年のGLOCOM騒動があります。これは以前の記事でも書いたように、西和彦氏・山田肇氏・私の3人に3月末に発令した辞令を、公文が4月中旬になって一方的に破棄しようとしたのに対し、私が訴訟を起して地位を確認し、給与を払わせた事件です。教授会でも承認されて文書で出した辞令を「なかったことにする」という公文の異常な通告の背景には、この記事でも書いた背任・贈賄事件があったのです。
これ以前から中山素平氏は、この問題の徹底解明を命じ、経産省の課長補佐に100万円以上の饗応・贈賄を行なった山内を解任しましたが、問題が公文に波及するのは時間の問題でした。それについて当時の山田副所長が解明を求めたのに対して、公文が逆切れしてバカげた「解雇通告」を出し、中山氏はこれに怒って公文を解任したのです。
ほぼ同時に検察の捜査が始まり、多くの関係者が数十時間にわたって事情聴取を受けました。事実を裏づける証拠が文書でそろっているので、起訴まで持ち込めるというのが特捜部の判断でしたが、最終的には時効など諸般の事情で、立件は見送られました。しかしこの捜査については朝日新聞など複数のメディアも取材し、NTTの経営陣も知っており、彼らも公文とは縁を切りました。
公文をよく知る人々が共通にいうのは、「経営判断の能力がなく、金に汚い」ということです。ある人はリクルートのとき事前に相談を受け、「あなたは公務員なのだから、そんな危ない話に乗ってはいけない」と助言したので、やめたのかと思ったら金を受け取ったので驚いたと言っていました。「口利き料」にしても「辞令の破棄」にしても、やっていいことと悪いことの判断がつかず、自分にいい顔をする者のいうことを聞く、精神的幼児なのです。
MIAUがこうした公文の「闇」の部分を知らないで、彼を後見人(当初は会長にしようとしていた)にしたら、彼らの無知を表明するだけでなく、業界のまともな人々から相手にされなくなるので、私は「やめろ」と言ったのです。結果的には、MIAUも公文と縁を切ったのは(少し判断が遅かったが)賢明です。
Wikipedia
(
nerdist
)
2008-09-07 16:51:17
Wikipediaの「公文俊平」記事に対して、こちらのブログから無断転載があったようで、削除依頼にかけられています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%BE%9D%E9%A0%BC/%E5%85%AC%E6%96%87%E4%BF%8A%E5%B9%B3
智民主義
(
スポンタ中村
)
2008-09-07 18:53:24
公文氏の悪事は理解しています。ところで、先生は、智民主義についてはどう考えていらっしゃいますか。
私は、彼のリアル社会での悪事同様に、劣悪な言論だと思っているのですが…。
法令遵守の面からの適格性
(
i004099
)
2008-09-08 04:04:57
代表(後見人)を打診した際、MIAUの幹部はGLOCOMの件は知らなかったとしても、リクルート事件については知っていたはずです。しかし、津田大介氏のブログを読んでもその件について議論された形跡はありません。MIAUの「トップ」としては法令遵守(コンプライアンス)の面から適格性を欠くのではないかという疑問の声や意見がMIAU内部(池田さん以外)から全く出ていなかったとしたら、その自体大きな問題であると思います。
miauへの協力
(
kner
)
2008-09-08 15:17:55
池田先生の知名度、またNHK出身という出自は著作権管理団体と戦うMIAUにとって大きな戦力になります。
これからもMIAUのシンポジウムなどにも参加してほしいです。
驚き
(
talk
)
2008-09-08 19:41:03
これはO大臣に次ぐすごいスクープですね。
縁あって国際大学GLOCOMの会議室に出入りすることがあるので驚きました。興味津々です。あそこ執務室はいつも驚くほどスカスカですよ。人が減って今も働いている人はほとんどいないとプロパーの人に聞きました。
六本木のあの場所でよく維持できると思っていたらそういうからくりでしたか。でも公文氏がいなくなってろくに人もいないのになぜそんな巨額の研究費を維持できるのだろう。いずれ気が向かれたらblogで教えてください。
総選挙が始まったら
(
Piichan
)
2008-09-13 15:08:46
総選挙が近いと言われていますが衆議院が解散したらMIAUは各党に公開質問状を送ってほしいなあと思います。著作権政策や放送政策、NHK改革についてどういう考えを持っているのかネットユーザーは知りたいでしょうし。
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かなり笑えました。
http://www.jobu.ac.jp/daigakuin/ はOKですが。
ちなみに私は、MIAUには何も敵意はもっていないので、念のため。
しかし「後見人」を辞任したのは賢明でしょう。
まだまだ、電波利権に群がる人が一杯いそうですね。今後も先生のBlogを続けて拝見させて戴きます。
この背景には、2004年のGLOCOM騒動があります。これは以前の記事でも書いたように、西和彦氏・山田肇氏・私の3人に3月末に発令した辞令を、公文が4月中旬になって一方的に破棄しようとしたのに対し、私が訴訟を起して地位を確認し、給与を払わせた事件です。教授会でも承認されて文書で出した辞令を「なかったことにする」という公文の異常な通告の背景には、この記事でも書いた背任・贈賄事件があったのです。
これ以前から中山素平氏は、この問題の徹底解明を命じ、経産省の課長補佐に100万円以上の饗応・贈賄を行なった山内を解任しましたが、問題が公文に波及するのは時間の問題でした。それについて当時の山田副所長が解明を求めたのに対して、公文が逆切れしてバカげた「解雇通告」を出し、中山氏はこれに怒って公文を解任したのです。
ほぼ同時に検察の捜査が始まり、多くの関係者が数十時間にわたって事情聴取を受けました。事実を裏づける証拠が文書でそろっているので、起訴まで持ち込めるというのが特捜部の判断でしたが、最終的には時効など諸般の事情で、立件は見送られました。しかしこの捜査については朝日新聞など複数のメディアも取材し、NTTの経営陣も知っており、彼らも公文とは縁を切りました。
公文をよく知る人々が共通にいうのは、「経営判断の能力がなく、金に汚い」ということです。ある人はリクルートのとき事前に相談を受け、「あなたは公務員なのだから、そんな危ない話に乗ってはいけない」と助言したので、やめたのかと思ったら金を受け取ったので驚いたと言っていました。「口利き料」にしても「辞令の破棄」にしても、やっていいことと悪いことの判断がつかず、自分にいい顔をする者のいうことを聞く、精神的幼児なのです。
MIAUがこうした公文の「闇」の部分を知らないで、彼を後見人(当初は会長にしようとしていた)にしたら、彼らの無知を表明するだけでなく、業界のまともな人々から相手にされなくなるので、私は「やめろ」と言ったのです。結果的には、MIAUも公文と縁を切ったのは(少し判断が遅かったが)賢明です。
http://ja.wikipedia.org/wiki/Wikipedia:%E5%89%8A%E9%99%A4%E4%BE%9D%E9%A0%BC/%E5%85%AC%E6%96%87%E4%BF%8A%E5%B9%B3
私は、彼のリアル社会での悪事同様に、劣悪な言論だと思っているのですが…。
これからもMIAUのシンポジウムなどにも参加してほしいです。
縁あって国際大学GLOCOMの会議室に出入りすることがあるので驚きました。興味津々です。あそこ執務室はいつも驚くほどスカスカですよ。人が減って今も働いている人はほとんどいないとプロパーの人に聞きました。
六本木のあの場所でよく維持できると思っていたらそういうからくりでしたか。でも公文氏がいなくなってろくに人もいないのになぜそんな巨額の研究費を維持できるのだろう。いずれ気が向かれたらblogで教えてください。
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