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あなたの知的生産性を10倍上げる法
2008-02-02
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・・・といったアンケートが、このごろよく来る。「アルファブロガーになる秘訣は?」「おすすめのブログは?」といった類だ。私はアルファブロガーだとも思っていないし、そうなりたいとも思わない。ただ思いつきを忘れないうちにメモしているだけで、日本のブログもほとんど読まない。こういうアンケートには一切こたえないので、今後は送らないでください。
その類のハウツー本の典型が、本書である(画像はクリッカブルになっていない)。ベストセラーというのは下らない本と相場が決まっているが、本書も例外ではない。そもそも、こういうタイトルをつける神経が信じられない。これは著者(勝間和代氏)の知的生産の効率が他人の10倍だということを前提にしているようだが、それが本当かどうかは、彼女の本を読んでみればわかる。
たとえば『お金は銀行に預けるな』は、マルキールの
有名な教科書
のダイジェスト版だ。アクティブファンドよりインデックスを買えといった話も、マルキールが30年以上前に明らかにし、最新版では部分的に撤回した。こういう新書を書くには、「知的生産術」なんか必要なく、マルキールの本を著作権法にふれないように薄めて書き直せばいい。たしかに、これなら「効率は10倍」だろう。
こういう「頭のよくなる本」とか「速読術」の類は、いつの時代にもベストセラーになる。その中身も、半世紀ぐらい前から同じだが、それでも売れるのは、普通のサラリーマンが自分の生産性の低さを痛感しているからだろう。ただ本当に普通の人の10倍以上の才能がある人の書いた本には、学ぶべきものがある。たとえば谷崎潤一郎
『文章読本』
は、日本語論としては見事な古典だ。
しかし谷崎の本を読んでも、あなたの文章が10倍うまくなることはありえない。彼の小説を生んだのは、その才能だからである。私も、梅棹忠夫『知的生産の技術』をまねて「京大カード」をたくさん作ったこともあるし、野口悠紀雄『「超」整理法』をまねてファイル整理をしたこともあるが、続かなかった。
要するに、知的生産の技術というのは、その人の職業やライフスタイルや知的水準などに依存する(M.ポラニーのいう)
個人的知識
であり、すべての人の生産性を10倍に上げる万能の特効薬なんかないのだ。特にファイナンスについては、一般論は何の役にも立たない(役に立つなら、経済学者はみんな大富豪になっているだろう)。知的生産性を上げるためにもっとも重要なのは、こういうお手軽なハウツー本やマスコミの通念を信じないで、自分の頭で徹底的に考えることである。
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gooIDについて
情報通信革命と日...
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コメント
Unknown
(
institutional_investor
)
2008-02-02 23:46:58
このログのコメント欄だけ、gooIDが表示されないのですが。。。
それはさておき、向上心はあるのだけれども、いつまでもアウトプットを出さない、出せない、「死ぬまで自分探し」という人間を食い物にする商売が世の中から駆逐されることは、こういう本がベストセラーになっている限り(というか、未来永劫?)無理だろうなあ。。。と思います。
すいません
(
ikedanobuo
)
2008-02-03 00:33:57
設定の間違いです(直しました)。これはgooのシステムにも問題があり、管理者に照会中です。
競技用自転車中心の世界観
(
nag0001
)
2008-02-03 00:46:30
効率10倍というのは年収10倍ということだと、定義はされているのかと思います。
この本の価値はおそらく口絵の写真にあり、競技用自転車を中心に、「フィジカル+知的生産+ハイテク装備」という意表をついた世界観を示してみせたことではないでしょうか。
その組み合わせがブレークスルーを提示している可能性はあり、また、エンターテインメントとして十分に成立していると思います。
キャンペーン本
(
ikedanobuo
)
2008-02-03 01:14:14
ダイヤモンド社は、最近こういう中身のない本を派手なキャンペーンで売ろうとするパターンが多い。前にも画像をクリッカブルにしなかった『クリエイティブクラスの世紀』もそうでしたが、そっちは幸い、あまりにも無内容なので売れなかったようです。
しかし、こっちは20万部以上売れ、さらに『週刊ダイヤモンド』で特集まで組んでいる。それを読んで、私も「自分探しをしている人々を食い物にする」あざとさに気分が悪くなりました。ありきたりの「時間管理術」とか通俗的な本ばかりの「必読書」を並べているだけで、このどこが「知的生産術」なのか。
そもそも彼女は、何もオリジナルな情報を生産してないじゃないか。これまでに書いた本も『年収を10倍に・・・』の類ばかり。これのどこが知的生産なの? 「年収が20倍になった」ことを誇っているが、年収と知性は無関係だということを、他ならぬ彼女がよく示しています。
ベストセラー本について
(
一評論家
)
2008-02-03 02:31:59
ベストセラー本は,宣伝力で 読者を引きつける戦法で儲けており,内容は大したものが少ないのが多いです。たまに 良い本もありますが,経済関係の古本で,現状の日本の経済危機を予想しているのもあります。 一時の過大宣伝に惑わされずに,自ら検討してから購入すべきです。経済は変化するもので,作者はその後のケアはしないのは無責任です。与党の政治家の発言・施策(官僚任せ)も同じムジナです。
情報科
(
popo
)
2008-02-03 05:43:24
梅棹忠夫は「情報科」を提唱していますね。(情報工学ではない。)
京大カードよりも、現在は、検索エンジンをどう使いこなすかではないですか。
情報科
(
popo
)
2008-02-03 09:07:32
「情報科」が、メディア・リテラシーかどうかは判り
ません。知的生産の技術と関係するなら、情報処理技術(ソフトウェアではなくて)のことを考えていたのでしょうか。
楽しく拝読しました
(
勝間和代
)
2008-02-03 12:11:39
池田さん、みなさん、こんにちは。
著者の勝間です。ブログのエントリーも、そのコメントも興味深く、拝読しました。
私はもともと通信のアナリストだったこともあり、池田さんのブログにもいつもたいへん示唆深い内容にお世話になっていました。
タイトルも内容も含めて、ある意味、確信犯的にやっています。意図は以下の通りです。
・自分よりも若年層を中心に、どんなにあざといタイトルでもいいから、本を手にとってもらうこと
・そして、本の内容をきっかけに、自分のアタマを使うことにひとつでも多く、目覚めてもらうこと
です。
なので、知識層が見ると不満に感じることも、あざとく感じることもあるのは承知の上での施策、戦略です。
オリジナルとは、既存のものをこれまでにない切り口で組み合わせても、それはオリジナルの一種だと理解をしています。
身体コントロール+知的興味+IT機器
などです。
金融については、WLBやSRIとの組み合わせに注目していただければと思います。
私は本については、書く努力の5倍、売る努力をするということを決めています。月曜日に発売になる週刊ダイヤモンドの特集もその1つ感です。少しでも多く、書いたことが広がる結果を得られると思っていますので。
これを機会に、今後とも、どうかよろしくお願いします。
タイポがありました
(
勝間和代
)
2008-02-03 12:13:32
↑上記コメント、タイポがありました。
×
週刊ダイヤモンドの特集もその1つ感です。
○
週刊ダイヤモンドの特集もその一環です。
失礼しました。
勝間さんさすが
(
中島悟
)
2008-02-03 12:41:07
勝間さんさすがに大人の対応ですね
池田さんは通信行政関連の見識は日本一の方といってい。タブーを恐れない姿勢はさすがなのですが、口が悪いので必要以上に敵を作っているように思います。不要なところで摩擦を起こすのはよくない。それでアクセスを増やそうという確信犯でやっているわけでもなかろうに。
私は池田さんがもっと若い方だと思っていたのですが、写真を拝見してびっくりしました。
もっと歳相応の成熟があってもいいのではないのでしょうか。
「なんだか不快感を与える人」の共通点
(
tac
)
2008-02-03 13:11:34
今回の池田さんと勝間さんの衝突を見て思ったのですが、「なんだか不快感を与える人」って、“上から目線”でモノを言ってるように聞こえるところが共通しているように思います。
池田さんも勝間さんも、普段はすばらしい発言ばかりなのに、今回のエントリとその後のやりとりのように、そういう“上から目線”が一部でも見受けられると、途端に敏感な方の反感を買い、アンチを大量生産してしまっているように思います。
私も自分のブログでいろいろ偉そうなことを書いているので、そういう発言には気をつけなければと自戒の意味も込めて。
上から目線ですか、うーーーむ
(
勝間和代
)
2008-02-03 13:20:35
tacさん、こんにちは。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50983605.html
上記のエントリーでコメントいただいた方と同じ方ですね?
うーーーむ、私はあんまり、どんな人の発言を見ても、上から目線の不快感は感じない方ので、どうもよくわかりません。
今回の池田さんの発言もなるほどなぁ、ということで、素直に読んでいました。
ある意味、分野によって自分が他人よりも先んじているところもあるし、逆に大きく劣っているところもあるので、そこは素直に情報交換をして、時間と手間を省くことができればと思っています。
私もほんとーーーうに若い頃は「少しは考えろ」とガミガミと先輩方、上司から怒られ、これでも少しずつは頭を使うようになってきたので(まだまだ足りませんが)、その追体験を若年層にしてほしい、という気持ちで一杯で、上から目線と意識はないのですが、そういうニュアンスを感じさせてしまうとしたら、まずいですね。
ただ、すべての人にそれをゼロにするのは無理なので、ターゲットユーザーがそう思わなければ、それで合格だと思っています。
そういった考え方を「上から目線」と呼ぶのであれば、それはそれで、甘んじて評価を受けたいと思います。
長文、失礼しました。
(池田さん、及びこのブログのファンの方々へ)
名前をIDにしました、勝間です
(
kazuyomugi
)
2008-02-03 13:27:07
もう一つ、お詫びです。前の前のエントリーで、池田さんが
名前にgooIDを入れてください
となっていたのを見落としていました。
なので、実名代わりに、IDを入れさせていただきます。
これから書き込むときには、こちらのID名で入れるようにしますので、引き続き、よろしくお願いします。
著者からのコメントありがとうございます
(
ikedanobuo
)
2008-02-03 13:31:58
私は、本そのものより『週刊ダイヤモンド』の特集に気分が悪くなりました。「革命」とか「年収20倍」とか、どぎつい見出しが並んでいるのに、中身はグーグルの使い方など、ありふれた話ばかり。
これは勝間さんより、ダイヤモンドの編集部の問題でしょう。社として、この本を『女性の品格』のようなblockbusterにしようという戦略があるのかもしれない。これはアメリカでは当たり前のビジネス手法だし、マーケティングとしては成功していると思いますよ。さらにいえば、ビジネス本なんてこんなもので、勝間さんの本だけに問題があるわけではない。私のビジネス書ベストワンは、"Witch Doctors"です。
http://www.amazon.co.jp/dp/0812928334
妄評多謝
名前について
(
ikedanobuo
)
2008-02-03 13:35:56
前にも書いたように、gooのシステムに問題があるので、gooIDを必須とはしません。"Unknown"でなければ何でもけっこうです。本名がもっとも望ましい。
さっそく注文しました、The Witch Doctors
(
勝間和代
)
2008-02-03 13:48:08
池田さん
コメントをありがとうございました。さっそく、The Witch Doctorsを注文しました。
日本のアマゾンではバカ高い中古しかありませんが、アメリカのアマゾンでは送料を含めてももっと安く買える中古が多いので、そちらで注文しました。
私はそれぞれの情報処理にそれぞれのステージがあるので、ありふれた話でも、それが初めて目にする人がいて、そして、1つでも多く役に立てば、それでいいと思っています。
あまりやり過ぎると良心の問題になりますので、コンテンツが最低限の水準を満たしていることは条件ですが。
ランダム・ウォーカーも、あの本をきっかけにひとりでも多くの人が原書に当たってもらえれば、それで書いたかいがあると思っています。
いろいろなことはすべて、社会実験ですので、何が正しいかどうかはわかりませんが、いろいろな手法をワクワクしながら、楽しみたいと思っています。
ただおっしゃるとおり、あまりにも軌道から外れた場合は、今回のように、いろいろ建設的な批判いただければ、とてもうれしいです。
今後とも、よろしくお願いします。
おまけ
(
ikedanobuo
)
2008-02-03 13:49:54
"Witch Doctors"は新版が出たようです。日本のアマゾンにもありますが、アメリカでは古本が4.75ドルで買えます。昔、これをNYからSFまでの飛行機で読んで大笑いし、気がついたら着いていました。
http://www.amazon.com/dp/0812929888
Unknown
(
institutional_investor
)
2008-02-03 13:51:06
たとえば『大破局(フィアスコ)』『エコノミック・ヒットマン』のような警告めいた暴露本などと比較したら、戦うべき敵は雑魚(イノセントな邦銀行員とか、ゆうちょ銀の投信・保険販売員ですからね)なので、啓蒙書と割り切れば南山大学の吉本さんの著作同様、害はないどころか世の中では一定の効用はあるかもしれません(という意味で、上記では諦め口調でした)。池田さんみたいに皆が聡明ではないので。
他人様に「その在りよう」を指摘されるまでもないとは思いますが、歳相応に成熟した(ように見える)おじさんたちが日本の制度システムを食い物にして、社会をダメにしているさまを見るにつけ、こういう歳不相応に尖がった方がなおさら必要かと思いますよ。
もっとも、池田さんは「上から目線」に徹してもらったほうが存在価値はあると思いますが、勝間氏の場合は上述のように考えておられるのなら、マーケティング的にいずれ失敗するのではないですか?いくら一般人でも、仕掛けられていることに気付くキッカケになるような尻尾の出し方をしないかと。。。老婆心ながら(ご本人は、ブログでも自嘲気味だから、どうでもいいのかもしれないけれど)。
ちなみに「お金は銀行に預けるな」は、私の本棚にあるファイナンス理論書に目もくれない、外銀勤務10年以上の嫁に、(インターバンクの知識など不要の)一主婦の心得として読ませました(笑)。でも、ダイヤモンド社はやりすぎです。良い編集者もいるのに。。。
しかけに気づいてもらいたいですね
(
勝間和代
)
2008-02-03 13:56:05
institutional_investorさん
ああ、しかけに気づいてもらった方が、私はうれしいくらいです。
週刊ダイヤモンドでも、売っているしかけについては包み隠さず、公開して図表化していますし。
お金〜も、新書コーナーに並べる、ということを念頭に考えて、すべて設計しました。
失敗したら失敗したで、またそこから学べることも多いですし、いろいろと楽しみたいと思います。
あまりすべてがうまくいきすぎても、ラーニングが少ないので(笑)。
**を相手に売り上げを10倍にする方法
(
echo66
)
2008-02-03 13:56:34
世のかなにくだらない本は星の数ほどありますが、HowToものほどくだらなさの純度が高いジャンルは他に無いと思いますね。
先ずタイトルからして「こうすればうけるだろう」という意図が見え見え、読者をバカにしているようでムカつくんですよ(笑)
内容は冒頭から、例えば「格差社会」や「地球温暖化」といった流行のキーワードをテーマに不安感を煽り、言葉を変えながら大体の半分位まで引っ張っぱる。ようやく後半から提案らしきものが出てくるのですが、よくよく見れば当たり前の事だったりします。(下手したら全くの出鱈目)
それでも何故そういう本が売れるかと言うと、それを持っている事で自分の能力が向上したかのような錯覚に陥るんだと思います。
判りやすい例が楽器なんかの教則本ですね。「20日でマスター、〇〇の超絶テクニック」みたいな(笑)何故か買った事でマスターしたも同然のような感覚になってしまう。確かにそこに書いてある事が出来れば凄いんだけど、それが出来ないんだよ!と後で気付くのです。でも、ちょっと毛色を変えた同種のモノが新たに出ると「今度は大丈夫だろう」とまた買ってしまう…
なので、こういうオボコい人を相手に生産性(売り上げ)を10倍に増やす方法というのは確かに存在するのかも知れません。もちろんそれは本には書かれていないのですが。
江戸川アダモ
本のマーケティング
(
ikedanobuo
)
2008-02-03 18:22:57
ダイヤモンドの特集は、勝間さんの本の中身より「ベストセラーをいかに作るか」というマーケティングの話になっています。これは本を「商品」ととらえるかぎり正しい戦略で、むしろ日本の出版社はマーケティングに疎く、「いい本をつくれば売れる」と思っている。広告媒体も、新聞しかないが、たとえばこの記事で紹介したマルキールの本は、最初リンクを張ったときはアマゾンで1万位の桁だったのが、今は186位。それなのに、今や「日本最大の書店」となったアマゾンで内容をちゃんと紹介している本は少ない。
日本の出版社は、再販制で保護されているため、規模が小さく、大多数は個人営業です。せりか書房は「お前の翻訳は質が悪い」とか文句をつけて、印税を払わなかった。有斐閣も学術書の初版の印税は払わないし、現代思潮社に至ってはほとんど海賊出版社です。それなのに公取委が再販を廃止しようとすると、言論統制までやってつぶす。大店法に反対し、市場を収縮させて滅亡する駅前商店街と同じです。
再販制をやめ、競争原理が働いて出版社が統合・再編されれば、商業主義の本も出るだろうけど、いい本を出す余裕も出てくるし、多メディア展開もできるようになる。世界の学術書の大多数は、再販制のないアメリカの大学出版局から出ています。彼らは、レフェリー制度による徹底した品質管理で、結果的に長く安定して売れる本を出し、高い収益を上げているのです。零細な個人商店でしか「良心的」な本が出せないなんて昔話です。
その意味で、私は本のマーケティングをすべて否定するものではありません。週刊ダイヤモンドのセンスが悪いというだけ。
マーケティングに騙されて買ってもうたよ!
(
strongaxe
)
2008-02-03 19:28:03
買いましたこの本。dankogaiの書評を見て興味は持っていたのですが(彼の言う「あさましさ」を含めて)、書店で手に取って最終的に買うことにした理由は、巻末のブックリストを見て「ん、なかなかセンスがあるな」と思ったからでした(←すごい上から目線)。バーンスタインのリスク・金融物三冊を入れているのは、まあなかなかやりおるわい(←すげー上から目線)、と思いました。
逆に残念だったのが、P11で「OECD諸国の国民一人あがり生産性の比較グラフ」を持ち出して、
・日本人は17位で低い
・規模のおなじドイツと比べても低い
・日本人が一時間働いてもアメリカ人の7割しか価値を生み出せていない
=>だからこの本であなたの生産性を改善する「のびしろ」があるはずだ(修辞学的誘導)
という議論をされているところです。
これ、個人の努力の違いというよりは産業構造の違いで説明すべきなのではないかと直感的に思いました。
つまり、その国で農業・流通業とかゾンビ企業(c池田信夫)がいるような産業が多ければ、金融のように生産性が高い産業に特化している国にくらべて生産性は低くならざるを得ないし(=>だから個人の努力ではいかんともしがたい)、それを反映させているだけなのではないか。
やるなら、金融なら金融と業種を絞ったうえで、生産性の国際比較をするべきではないか。「国のかたち」と「個人の裁量」をぐっちゃにして論じるやりくちこそ、池田氏が槍玉にあげてもおかしくない箇所なのではないか。いかに統計にうとい連中をまきこむ「マーケティング」とは言え、(dankogaiが言ったのとは違う意味で)あざとすぎるのではないか。
... なんてことは、著者には最初からお見通し、そろばんずくの「当たり前」なんでしょうな。というか、そうでなくては救われないので、そうであることを祈っています。
Dual Economyについて
(
勝間和代
)
2008-02-03 19:48:07
strongaxeさん
70%については、競争力ある輸出産業と、国内産業と大きく分かれる、ということについては実は、次回作(4月発売です)で詳しく説明しています。
もし、このあたりの国際比較分析に興味がある場合は、下記の書籍をお薦めします。こちらでも産業別の生産性分析がありますが、かなり惨憺たるものです。
http://www.amazon.co.jp/Power-Productivity-Wealth-Poverty-Stability/dp/0226476987/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=gateway&qid=1202035560&sr=8-1
もっとも、同じドメ産業の中でも、それなりの努力で少人数で生産性高い企業はあります。
いずれにしても、書籍リストを気に入っていただけて、幸いです。絶版が多いので、ぜひ、出版社にはせ復刊してほしいと思っています。
労働生産性
(
ikedanobuo
)
2008-02-04 00:14:54
マクロ的な労働生産性を上げるのは、簡単です。たとえば日立製作所(連結)の社員数は30万人で、グーグルの20倍。他方、時価総額は1割です。つまり社員ひとり当たりの付加価値は1/200です。
これは日立の社員がバカであることを意味しません。博士号保持者の数で比べても、日立は5800人なのに対して、グーグルは200人。パーセンテージみても、日立のほうが高学歴なのです。
では、なぜこんな差が出るのか。それは経営者がバカだからです。もっといえば、バカでないとつとまらない組織だからです。今の無能な経営陣を追放して会社を抜本改革すれば、労働生産性を10倍どころか200倍アップすることも不可能ではない。
自分の頭で考える
(
UT
)
2008-02-04 13:27:27
>自分の頭で徹底的に考えることである。
とあります。方向性としては正しいと思いますが全ての人がそれをやると社会が混乱するようにも思います。大事なのは自分はどの部分を考えるべきかを認識する技術のように思います。
その範囲を勘違いしたときには暴言となることが多いのではないでしょうか。一般にはどんな有能な人もすべてのことを考え尽くすわけにはいかず信頼できる人を見つける方法や能力がより重要だと思います。
これも週刊ダイヤモンドの戦略?
(
佐藤秀
)
2008-02-04 19:41:46
週刊ダイヤモンドで書評を書いている池田信夫さんが勝間和代さんとダイヤモンドをけなす。すると、勝間さんが降臨して来てボケとツッコミで更に盛り上がる。
これ自体が、手の込んだマーケティング戦略と考えられなくもない。
どうせなら、この際、ダイヤモンド編集部の人も降臨して釈明してほしい。
おまけ
(
ikedanobuo
)
2008-02-04 20:04:48
少しフォローしておくと、勉強のコツがまったくないというわけではなく、私がよく学生諸君にアドバイスするのは、次のことです:
・英語の論文や本を読め。経済学では、日本語の情報はB級で遅い。
・辞書を引くな。わからないところは飛ばしても、まず最後まで読むことが大事。
・専門書は、最初から最後まで読む必要はない。大事な部分だけ読めばいい。
東大や慶応でも、英語の文献というだけで尻込みする学生が多い。重箱モードでやる日本の英語教育の弊害で、読むスピードも遅い。少なくとも研究者になるなら、論文1本を1日で読むぐらいのペースでないとだめです。アメリカの大学院で本を毎週10冊ぐらいアサインするのも、それをcover to coverで読むことを求めているわけではない。いかに要領よく読んでポイントを把握するかが大事な技術です。
大人の世界
(
iseheijiro
)
2008-02-05 00:34:57
パイの投げ合いになるかと思っていたら、このライターは大人だ。わしは「書く努力の5倍、売る努力をする」ことに賛成だ。売れない本を書くほど、ばかげたことはないからだ。池田教授の指摘も妥当なものと思った。表現は教授の個性だ。問題はない。たいへん、良いエントリだ。伊勢
前提を踏まえないと
(
nag0001
)
2008-02-05 09:56:05
ダイヤモンド特集も読みました。いまどきに自己啓発のベンチマークですね。私も結構あせっちゃいました。。。
これらを読んで、競技用自転車買って、ハイテク装備することにして、本をとりあえず月10万円買うことにして、どんどん捨てていくことにして、しかしそもそも本を読み始められないことに絶望しちゃう若手が出てきてしまうと、ちょっと胸が痛いですね。
ペラペラな本でもいいから一冊自分にとっての「教科書」「古典」を決めて、それを自分の血肉にしてからでないと始まらない、という当たり前なことが書いてないから。勝間さんのいう「フレームワーク」を身につけることがそれに相当するのだけど。池田さんの言われる「自分の頭で考え抜く」ということもそのことを言っているのだと思うけど。
本を乱読しても、3Cって何?4Pって何?5W1Hを一瞬で言いなさい、江戸幕府が始まったのは何年か、アリョーシャとドミートリイの関係を書きなさい・・・と聞かれてさっと出てこなかったら何にもならない。
やりとり興味深く拝見しました
(
ルータン
)
2008-02-05 18:09:11
池田さんと勝間さんのやり取り、
大変、興味深く拝読しました。
今回のようなやり取りが、
もっとネット上で普及・定着させていきたい
と感じました。
池田さんのブログで取り上げられる
書籍をよく読むのですが、最近は英文物も
読むようにしています。
>わからないところは飛ばしても、まず最後まで読む>ことが大事。
なかなか、最後までたどりつくのが、
大変ですが、慣れるように尽くします。
勝間氏へ
(
strongaxe
)
2008-02-05 22:24:23
リプライありがとうございます。次回作の内容紹介までさらりとされるあたり、感服でございます。
もうひとつ「10倍」の内容に疑問点を提示させてください。「メールアカウントは GMail に統一して、会社も個人もこれに forward する」と書いてあります。しかし、勝間さんのような自営業ならともかく、ふつうの大会社では、会社に来たメールを外部のメールプロバイダに転送することは、(すくなくとも建前では)許さないのではないでしょうか。
その点は、氏の前職であったコンサルティングファームなんてもっとうるさいはずかと思いますが、 GMail に限って許されたりしてるんですかね... まあ、自分の会社の IS よりもグーグルのほうがよほど「信頼」がおけますけどね(笑)
Gmailへの転送
(
勝間和代
)
2008-02-06 20:29:23
Gmailへの転送は、会社のセキュリティ・ポリシーしだいでしょうか。
私の自分の会社はOKですが、見られると困るものはもちろん、地の文には書きませんし、添付ファイルもパスワード保護です。
漏れると困るものを自社内だからということでセキュリティなしにメールで出し入れする方がナイーブかと個人的には思います。
まぁ、考え方しだいです。
勝間さん、割が合いますか?
(
n_ohsaki
)
2008-02-08 00:27:22
はじめまして。
常日頃から心に引っかかっていることもあり
質問させていただきます。
銀行にお金を預けるな、とは言われますが
そうして失敗する方は、いると思われます。
そういう人から恨みを買うこともあるでしょう。
じゃあ、理解が浅いとか自己責任だから
あなたが悪いといって
ご自身平気でいられるでしょうか?
実名でこの著作を出されているのは、組織の力なはずです。組織の意向を反映させて書かれていると思います。
どうせ私一人で責任を負わなくていいのだから
書いちゃっても平気、となるのでしょうか?
ここに実名でありながら匿名性と同じような
共同責任無責任があると思います。
匿名で無責任なことを言うのと組織を代弁して
実名で他人が場合によって不幸になる可能性がある
ことを言うことと同じような気がします。
組織を背負ってあなた一人、恨むを買うのでしょうか?
20倍効率化して収入上げてもそれだけ背負うものがあって大変でしょう。
ご飯もおいしく食べられないでしょう。
割が合わないと思いますが、いかがでしょうか?
これで最後にします
(
strongaxe
)
2008-02-08 14:49:46
↑なんか粘着なシトがいますが、相手にする必要はないでしょう..
もちろん、個別の裁量ではメールに書くべきこと、書かないほうがいいことを自分で判断できます。ところが、会社ってのは(大きいところはとくに)「一律、社外への転送は禁止!」とルールを決めて、それを守ることを要請します。
なので、秘密にする必要はないが、GMailなどで検索できたほうがいいような「中間レベル」の情報まで、会社の構内でないとアクセスできないことになります。非効率だなと思いますが、まあ一兵卒には変えられない部分もあるので。
そのあたり「メールには秘密情報はまったく書かれないものと想定して、社員にメールの社外転送を許す」なんてリベラルな会社は、あったらすごいけど、まああんまりないだろうと思った次第です。
生産性と関係ないだろ! とブログ主から怒られそうのなので、これで打ち止めにします。
自立するということ・責任を負うと言うこと
(
勝間和代
)
2008-02-09 12:30:02
>strongaxeさん
おっしゃるとおりですね。私も、会社員の頃は、自宅からノーツにはいるのに、5回くらい、パスワードが必要でした(電源入れるのに一度、Windowsで一度、Anytimeanywhereで一度、イントラネットで一度、最後にノーツ)。ここまでくると、笑い話です。
生産性とセキュリティの最適化はどこも課題だと思います。
>n_ohsaki
誤解だけといておきます。私はフリーランスですから、どこの組織も背負っていません。会社はありますが、私が代表です。
また、ネガティブな反応を恐れて、周りと関わらないのは成長が止まると思います。この辺の話は最近出た加藤締三先生の本に詳しいので、もしよかったら、その本を参照ください。
「行動できない人」の心理学
http://www.amazon.co.jp/dp/4569697429
さんが抜けました
(
勝間和代
)
2008-02-09 12:30:58
>n_ohsakiさん
n_ohsakiさん、ですね。
コピペをしたときに、さんが抜けました。すみません、他意はありません。
ダイアモンド特集は卑怯
(
雲のパン屋
)
2008-02-11 02:30:01
ダイアモンド特集読みました、あれは卑怯ですね、
勝間さんのgoogleの10倍に書かれていた内容を重要なところを抜き出してまとめてあるので本の方は買わなくていいくらいにまとまっています。
それにもうちょっと追加の情報もついてるみたいでしたしねw
あとグーグルですが、ムーアの法則により、検索エンジンが進歩していくならば、自分のマシンに検索エンジンのソフトが入り個人に特化した検索エンジンを含んだより統合的なツールが作られていくでしょう、グーグルはいまは、私たちのPCの性能の悪さ?の恩恵を受けて時代の寵児になっていますが、いずれ廃れていく運命のサービスだと思われます。
お応えくださりありがとうございます。
(
n_ohsaki
)
2008-02-11 23:22:17
勝間さま
済みませんでした。
その質問は、表現される色々な方に聞いてみたかったのです。
ネガティブな反応に心配しない、ということについて大変勇気付けられますね。
しかしです、日本は見境なく色々なことをやることを許容する慣習があるので、やってはみたものの行き詰ってしまって、それを語ることがタブー視されることが多いようです。
やることは自由ですがその分言論が不自由というのが世相のような気がします。
語りえぬものは沈黙せよ、となっています。
そのためか、表現自体が貧弱になりつつあります。
一番良い事は、隠蔽されます。
では、そこのところを突いてみるものの、やはり効用がなく言うだけ野暮だよ、というようになります。
知らないうちに嘘に自分の身を委ねるようになるケースに暇がなくなりつつあります。生き残るためには、嘘だの真理だの言っていられません。
そういう状況下でどう対処していけばいいのでしょうか?
また、幾らフリーランスといわれましても、クライアントの意向に逆らえない点で、個人事業主も大きな組織の一員ということを思いされています。
輝く個人と言われる人が、実は多くの組織とのしがらみの中、ぎりぎりのところで遣り繰りしているのです。しがらみにネガティブな発言に抑制がかかっています。
加藤諦三さんのは、後に見てみます。
加藤締三氏の本
(
n_ohsaki
)
2008-02-12 00:16:12
「行動できない人」の心理学のアマゾンの中見を読んでみました。
人をけなす人は怯えている。ピンポンですね。
そして抜粋、強情な人は食わず嫌いな人である、ですが、これも様々な組織の意向を反映していますね。
こういう見解は、両親などからも言い諭されました。
でもですよ、これじゃぜんぜんダメなんですよね。
こういうことを真に受けると身体も精神も壊れますよ。
脳科学的に言うとですね、爬虫類脳が活性化されないんですよ。
あの著作者有名だから本当のことを言っている、というところに落とし穴がありますね。
言うこと聞くと加藤先生の弟子にお世話になりやすくなる。
両親にもこちらから説教しています。
先祖を大切にして、部屋の換気をよくして。
これが高速道路だよ。
これでダメなら先生にお世話になって。
ネットサーファー
(
加藤締三本読者
)
2008-03-23 00:13:42
加藤締三本はブックオフで文庫本が105円で売っているので、雑誌代わりに気軽に読んでみるといいですよ
(当たり前ですが、池田先生は読む必要はないと思います)
本を買うまでの行動に至らない人は、公式サイトで講演会の音声データをアップしているので、そちらを視聴してみるといいかもしれません
日本人特有のいわゆる「真面目な人」は、気持ちが楽になるかもしれません
一人で抱えられないときは、一時的に他人に責任を転嫁しましょう
加藤諦三ホームページ / 講演テープ
http://www.kato-lab.net/lecture/index.html
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それはさておき、向上心はあるのだけれども、いつまでもアウトプットを出さない、出せない、「死ぬまで自分探し」という人間を食い物にする商売が世の中から駆逐されることは、こういう本がベストセラーになっている限り(というか、未来永劫?)無理だろうなあ。。。と思います。
この本の価値はおそらく口絵の写真にあり、競技用自転車を中心に、「フィジカル+知的生産+ハイテク装備」という意表をついた世界観を示してみせたことではないでしょうか。
その組み合わせがブレークスルーを提示している可能性はあり、また、エンターテインメントとして十分に成立していると思います。
しかし、こっちは20万部以上売れ、さらに『週刊ダイヤモンド』で特集まで組んでいる。それを読んで、私も「自分探しをしている人々を食い物にする」あざとさに気分が悪くなりました。ありきたりの「時間管理術」とか通俗的な本ばかりの「必読書」を並べているだけで、このどこが「知的生産術」なのか。
そもそも彼女は、何もオリジナルな情報を生産してないじゃないか。これまでに書いた本も『年収を10倍に・・・』の類ばかり。これのどこが知的生産なの? 「年収が20倍になった」ことを誇っているが、年収と知性は無関係だということを、他ならぬ彼女がよく示しています。
京大カードよりも、現在は、検索エンジンをどう使いこなすかではないですか。
ません。知的生産の技術と関係するなら、情報処理技術(ソフトウェアではなくて)のことを考えていたのでしょうか。
著者の勝間です。ブログのエントリーも、そのコメントも興味深く、拝読しました。
私はもともと通信のアナリストだったこともあり、池田さんのブログにもいつもたいへん示唆深い内容にお世話になっていました。
タイトルも内容も含めて、ある意味、確信犯的にやっています。意図は以下の通りです。
・自分よりも若年層を中心に、どんなにあざといタイトルでもいいから、本を手にとってもらうこと
・そして、本の内容をきっかけに、自分のアタマを使うことにひとつでも多く、目覚めてもらうこと
です。
なので、知識層が見ると不満に感じることも、あざとく感じることもあるのは承知の上での施策、戦略です。
オリジナルとは、既存のものをこれまでにない切り口で組み合わせても、それはオリジナルの一種だと理解をしています。
身体コントロール+知的興味+IT機器
などです。
金融については、WLBやSRIとの組み合わせに注目していただければと思います。
私は本については、書く努力の5倍、売る努力をするということを決めています。月曜日に発売になる週刊ダイヤモンドの特集もその1つ感です。少しでも多く、書いたことが広がる結果を得られると思っていますので。
これを機会に、今後とも、どうかよろしくお願いします。
×
週刊ダイヤモンドの特集もその1つ感です。
○
週刊ダイヤモンドの特集もその一環です。
失礼しました。
池田さんは通信行政関連の見識は日本一の方といってい。タブーを恐れない姿勢はさすがなのですが、口が悪いので必要以上に敵を作っているように思います。不要なところで摩擦を起こすのはよくない。それでアクセスを増やそうという確信犯でやっているわけでもなかろうに。
私は池田さんがもっと若い方だと思っていたのですが、写真を拝見してびっくりしました。
もっと歳相応の成熟があってもいいのではないのでしょうか。
池田さんも勝間さんも、普段はすばらしい発言ばかりなのに、今回のエントリとその後のやりとりのように、そういう“上から目線”が一部でも見受けられると、途端に敏感な方の反感を買い、アンチを大量生産してしまっているように思います。
私も自分のブログでいろいろ偉そうなことを書いているので、そういう発言には気をつけなければと自戒の意味も込めて。
http://blog.livedoor.jp/dankogai/archives/50983605.html
上記のエントリーでコメントいただいた方と同じ方ですね?
うーーーむ、私はあんまり、どんな人の発言を見ても、上から目線の不快感は感じない方ので、どうもよくわかりません。
今回の池田さんの発言もなるほどなぁ、ということで、素直に読んでいました。
ある意味、分野によって自分が他人よりも先んじているところもあるし、逆に大きく劣っているところもあるので、そこは素直に情報交換をして、時間と手間を省くことができればと思っています。
私もほんとーーーうに若い頃は「少しは考えろ」とガミガミと先輩方、上司から怒られ、これでも少しずつは頭を使うようになってきたので(まだまだ足りませんが)、その追体験を若年層にしてほしい、という気持ちで一杯で、上から目線と意識はないのですが、そういうニュアンスを感じさせてしまうとしたら、まずいですね。
ただ、すべての人にそれをゼロにするのは無理なので、ターゲットユーザーがそう思わなければ、それで合格だと思っています。
そういった考え方を「上から目線」と呼ぶのであれば、それはそれで、甘んじて評価を受けたいと思います。
長文、失礼しました。
(池田さん、及びこのブログのファンの方々へ)
名前にgooIDを入れてください
となっていたのを見落としていました。
なので、実名代わりに、IDを入れさせていただきます。
これから書き込むときには、こちらのID名で入れるようにしますので、引き続き、よろしくお願いします。
これは勝間さんより、ダイヤモンドの編集部の問題でしょう。社として、この本を『女性の品格』のようなblockbusterにしようという戦略があるのかもしれない。これはアメリカでは当たり前のビジネス手法だし、マーケティングとしては成功していると思いますよ。さらにいえば、ビジネス本なんてこんなもので、勝間さんの本だけに問題があるわけではない。私のビジネス書ベストワンは、"Witch Doctors"です。
http://www.amazon.co.jp/dp/0812928334
妄評多謝
コメントをありがとうございました。さっそく、The Witch Doctorsを注文しました。
日本のアマゾンではバカ高い中古しかありませんが、アメリカのアマゾンでは送料を含めてももっと安く買える中古が多いので、そちらで注文しました。
私はそれぞれの情報処理にそれぞれのステージがあるので、ありふれた話でも、それが初めて目にする人がいて、そして、1つでも多く役に立てば、それでいいと思っています。
あまりやり過ぎると良心の問題になりますので、コンテンツが最低限の水準を満たしていることは条件ですが。
ランダム・ウォーカーも、あの本をきっかけにひとりでも多くの人が原書に当たってもらえれば、それで書いたかいがあると思っています。
いろいろなことはすべて、社会実験ですので、何が正しいかどうかはわかりませんが、いろいろな手法をワクワクしながら、楽しみたいと思っています。
ただおっしゃるとおり、あまりにも軌道から外れた場合は、今回のように、いろいろ建設的な批判いただければ、とてもうれしいです。
今後とも、よろしくお願いします。
http://www.amazon.com/dp/0812929888
他人様に「その在りよう」を指摘されるまでもないとは思いますが、歳相応に成熟した(ように見える)おじさんたちが日本の制度システムを食い物にして、社会をダメにしているさまを見るにつけ、こういう歳不相応に尖がった方がなおさら必要かと思いますよ。
もっとも、池田さんは「上から目線」に徹してもらったほうが存在価値はあると思いますが、勝間氏の場合は上述のように考えておられるのなら、マーケティング的にいずれ失敗するのではないですか?いくら一般人でも、仕掛けられていることに気付くキッカケになるような尻尾の出し方をしないかと。。。老婆心ながら(ご本人は、ブログでも自嘲気味だから、どうでもいいのかもしれないけれど)。
ちなみに「お金は銀行に預けるな」は、私の本棚にあるファイナンス理論書に目もくれない、外銀勤務10年以上の嫁に、(インターバンクの知識など不要の)一主婦の心得として読ませました(笑)。でも、ダイヤモンド社はやりすぎです。良い編集者もいるのに。。。
ああ、しかけに気づいてもらった方が、私はうれしいくらいです。
週刊ダイヤモンドでも、売っているしかけについては包み隠さず、公開して図表化していますし。
お金〜も、新書コーナーに並べる、ということを念頭に考えて、すべて設計しました。
失敗したら失敗したで、またそこから学べることも多いですし、いろいろと楽しみたいと思います。
あまりすべてがうまくいきすぎても、ラーニングが少ないので(笑)。
先ずタイトルからして「こうすればうけるだろう」という意図が見え見え、読者をバカにしているようでムカつくんですよ(笑)
内容は冒頭から、例えば「格差社会」や「地球温暖化」といった流行のキーワードをテーマに不安感を煽り、言葉を変えながら大体の半分位まで引っ張っぱる。ようやく後半から提案らしきものが出てくるのですが、よくよく見れば当たり前の事だったりします。(下手したら全くの出鱈目)
それでも何故そういう本が売れるかと言うと、それを持っている事で自分の能力が向上したかのような錯覚に陥るんだと思います。
判りやすい例が楽器なんかの教則本ですね。「20日でマスター、〇〇の超絶テクニック」みたいな(笑)何故か買った事でマスターしたも同然のような感覚になってしまう。確かにそこに書いてある事が出来れば凄いんだけど、それが出来ないんだよ!と後で気付くのです。でも、ちょっと毛色を変えた同種のモノが新たに出ると「今度は大丈夫だろう」とまた買ってしまう…
なので、こういうオボコい人を相手に生産性(売り上げ)を10倍に増やす方法というのは確かに存在するのかも知れません。もちろんそれは本には書かれていないのですが。
江戸川アダモ
日本の出版社は、再販制で保護されているため、規模が小さく、大多数は個人営業です。せりか書房は「お前の翻訳は質が悪い」とか文句をつけて、印税を払わなかった。有斐閣も学術書の初版の印税は払わないし、現代思潮社に至ってはほとんど海賊出版社です。それなのに公取委が再販を廃止しようとすると、言論統制までやってつぶす。大店法に反対し、市場を収縮させて滅亡する駅前商店街と同じです。
再販制をやめ、競争原理が働いて出版社が統合・再編されれば、商業主義の本も出るだろうけど、いい本を出す余裕も出てくるし、多メディア展開もできるようになる。世界の学術書の大多数は、再販制のないアメリカの大学出版局から出ています。彼らは、レフェリー制度による徹底した品質管理で、結果的に長く安定して売れる本を出し、高い収益を上げているのです。零細な個人商店でしか「良心的」な本が出せないなんて昔話です。
その意味で、私は本のマーケティングをすべて否定するものではありません。週刊ダイヤモンドのセンスが悪いというだけ。
逆に残念だったのが、P11で「OECD諸国の国民一人あがり生産性の比較グラフ」を持ち出して、
・日本人は17位で低い
・規模のおなじドイツと比べても低い
・日本人が一時間働いてもアメリカ人の7割しか価値を生み出せていない
=>だからこの本であなたの生産性を改善する「のびしろ」があるはずだ(修辞学的誘導)
という議論をされているところです。
これ、個人の努力の違いというよりは産業構造の違いで説明すべきなのではないかと直感的に思いました。
つまり、その国で農業・流通業とかゾンビ企業(c池田信夫)がいるような産業が多ければ、金融のように生産性が高い産業に特化している国にくらべて生産性は低くならざるを得ないし(=>だから個人の努力ではいかんともしがたい)、それを反映させているだけなのではないか。
やるなら、金融なら金融と業種を絞ったうえで、生産性の国際比較をするべきではないか。「国のかたち」と「個人の裁量」をぐっちゃにして論じるやりくちこそ、池田氏が槍玉にあげてもおかしくない箇所なのではないか。いかに統計にうとい連中をまきこむ「マーケティング」とは言え、(dankogaiが言ったのとは違う意味で)あざとすぎるのではないか。
... なんてことは、著者には最初からお見通し、そろばんずくの「当たり前」なんでしょうな。というか、そうでなくては救われないので、そうであることを祈っています。
70%については、競争力ある輸出産業と、国内産業と大きく分かれる、ということについては実は、次回作(4月発売です)で詳しく説明しています。
もし、このあたりの国際比較分析に興味がある場合は、下記の書籍をお薦めします。こちらでも産業別の生産性分析がありますが、かなり惨憺たるものです。
http://www.amazon.co.jp/Power-Productivity-Wealth-Poverty-Stability/dp/0226476987/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=gateway&qid=1202035560&sr=8-1
もっとも、同じドメ産業の中でも、それなりの努力で少人数で生産性高い企業はあります。
いずれにしても、書籍リストを気に入っていただけて、幸いです。絶版が多いので、ぜひ、出版社にはせ復刊してほしいと思っています。
これは日立の社員がバカであることを意味しません。博士号保持者の数で比べても、日立は5800人なのに対して、グーグルは200人。パーセンテージみても、日立のほうが高学歴なのです。
では、なぜこんな差が出るのか。それは経営者がバカだからです。もっといえば、バカでないとつとまらない組織だからです。今の無能な経営陣を追放して会社を抜本改革すれば、労働生産性を10倍どころか200倍アップすることも不可能ではない。
とあります。方向性としては正しいと思いますが全ての人がそれをやると社会が混乱するようにも思います。大事なのは自分はどの部分を考えるべきかを認識する技術のように思います。
その範囲を勘違いしたときには暴言となることが多いのではないでしょうか。一般にはどんな有能な人もすべてのことを考え尽くすわけにはいかず信頼できる人を見つける方法や能力がより重要だと思います。
これ自体が、手の込んだマーケティング戦略と考えられなくもない。
どうせなら、この際、ダイヤモンド編集部の人も降臨して釈明してほしい。
・英語の論文や本を読め。経済学では、日本語の情報はB級で遅い。
・辞書を引くな。わからないところは飛ばしても、まず最後まで読むことが大事。
・専門書は、最初から最後まで読む必要はない。大事な部分だけ読めばいい。
東大や慶応でも、英語の文献というだけで尻込みする学生が多い。重箱モードでやる日本の英語教育の弊害で、読むスピードも遅い。少なくとも研究者になるなら、論文1本を1日で読むぐらいのペースでないとだめです。アメリカの大学院で本を毎週10冊ぐらいアサインするのも、それをcover to coverで読むことを求めているわけではない。いかに要領よく読んでポイントを把握するかが大事な技術です。
これらを読んで、競技用自転車買って、ハイテク装備することにして、本をとりあえず月10万円買うことにして、どんどん捨てていくことにして、しかしそもそも本を読み始められないことに絶望しちゃう若手が出てきてしまうと、ちょっと胸が痛いですね。
ペラペラな本でもいいから一冊自分にとっての「教科書」「古典」を決めて、それを自分の血肉にしてからでないと始まらない、という当たり前なことが書いてないから。勝間さんのいう「フレームワーク」を身につけることがそれに相当するのだけど。池田さんの言われる「自分の頭で考え抜く」ということもそのことを言っているのだと思うけど。
本を乱読しても、3Cって何?4Pって何?5W1Hを一瞬で言いなさい、江戸幕府が始まったのは何年か、アリョーシャとドミートリイの関係を書きなさい・・・と聞かれてさっと出てこなかったら何にもならない。
大変、興味深く拝読しました。
今回のようなやり取りが、
もっとネット上で普及・定着させていきたい
と感じました。
池田さんのブログで取り上げられる
書籍をよく読むのですが、最近は英文物も
読むようにしています。
>わからないところは飛ばしても、まず最後まで読む>ことが大事。
なかなか、最後までたどりつくのが、
大変ですが、慣れるように尽くします。
もうひとつ「10倍」の内容に疑問点を提示させてください。「メールアカウントは GMail に統一して、会社も個人もこれに forward する」と書いてあります。しかし、勝間さんのような自営業ならともかく、ふつうの大会社では、会社に来たメールを外部のメールプロバイダに転送することは、(すくなくとも建前では)許さないのではないでしょうか。
その点は、氏の前職であったコンサルティングファームなんてもっとうるさいはずかと思いますが、 GMail に限って許されたりしてるんですかね... まあ、自分の会社の IS よりもグーグルのほうがよほど「信頼」がおけますけどね(笑)
私の自分の会社はOKですが、見られると困るものはもちろん、地の文には書きませんし、添付ファイルもパスワード保護です。
漏れると困るものを自社内だからということでセキュリティなしにメールで出し入れする方がナイーブかと個人的には思います。
まぁ、考え方しだいです。
常日頃から心に引っかかっていることもあり
質問させていただきます。
銀行にお金を預けるな、とは言われますが
そうして失敗する方は、いると思われます。
そういう人から恨みを買うこともあるでしょう。
じゃあ、理解が浅いとか自己責任だから
あなたが悪いといって
ご自身平気でいられるでしょうか?
実名でこの著作を出されているのは、組織の力なはずです。組織の意向を反映させて書かれていると思います。
どうせ私一人で責任を負わなくていいのだから
書いちゃっても平気、となるのでしょうか?
ここに実名でありながら匿名性と同じような
共同責任無責任があると思います。
匿名で無責任なことを言うのと組織を代弁して
実名で他人が場合によって不幸になる可能性がある
ことを言うことと同じような気がします。
組織を背負ってあなた一人、恨むを買うのでしょうか?
20倍効率化して収入上げてもそれだけ背負うものがあって大変でしょう。
ご飯もおいしく食べられないでしょう。
割が合わないと思いますが、いかがでしょうか?
もちろん、個別の裁量ではメールに書くべきこと、書かないほうがいいことを自分で判断できます。ところが、会社ってのは(大きいところはとくに)「一律、社外への転送は禁止!」とルールを決めて、それを守ることを要請します。
なので、秘密にする必要はないが、GMailなどで検索できたほうがいいような「中間レベル」の情報まで、会社の構内でないとアクセスできないことになります。非効率だなと思いますが、まあ一兵卒には変えられない部分もあるので。
そのあたり「メールには秘密情報はまったく書かれないものと想定して、社員にメールの社外転送を許す」なんてリベラルな会社は、あったらすごいけど、まああんまりないだろうと思った次第です。
生産性と関係ないだろ! とブログ主から怒られそうのなので、これで打ち止めにします。
おっしゃるとおりですね。私も、会社員の頃は、自宅からノーツにはいるのに、5回くらい、パスワードが必要でした(電源入れるのに一度、Windowsで一度、Anytimeanywhereで一度、イントラネットで一度、最後にノーツ)。ここまでくると、笑い話です。
生産性とセキュリティの最適化はどこも課題だと思います。
>n_ohsaki
誤解だけといておきます。私はフリーランスですから、どこの組織も背負っていません。会社はありますが、私が代表です。
また、ネガティブな反応を恐れて、周りと関わらないのは成長が止まると思います。この辺の話は最近出た加藤締三先生の本に詳しいので、もしよかったら、その本を参照ください。
「行動できない人」の心理学
http://www.amazon.co.jp/dp/4569697429
n_ohsakiさん、ですね。
コピペをしたときに、さんが抜けました。すみません、他意はありません。
勝間さんのgoogleの10倍に書かれていた内容を重要なところを抜き出してまとめてあるので本の方は買わなくていいくらいにまとまっています。
それにもうちょっと追加の情報もついてるみたいでしたしねw
あとグーグルですが、ムーアの法則により、検索エンジンが進歩していくならば、自分のマシンに検索エンジンのソフトが入り個人に特化した検索エンジンを含んだより統合的なツールが作られていくでしょう、グーグルはいまは、私たちのPCの性能の悪さ?の恩恵を受けて時代の寵児になっていますが、いずれ廃れていく運命のサービスだと思われます。
済みませんでした。
その質問は、表現される色々な方に聞いてみたかったのです。
ネガティブな反応に心配しない、ということについて大変勇気付けられますね。
しかしです、日本は見境なく色々なことをやることを許容する慣習があるので、やってはみたものの行き詰ってしまって、それを語ることがタブー視されることが多いようです。
やることは自由ですがその分言論が不自由というのが世相のような気がします。
語りえぬものは沈黙せよ、となっています。
そのためか、表現自体が貧弱になりつつあります。
一番良い事は、隠蔽されます。
では、そこのところを突いてみるものの、やはり効用がなく言うだけ野暮だよ、というようになります。
知らないうちに嘘に自分の身を委ねるようになるケースに暇がなくなりつつあります。生き残るためには、嘘だの真理だの言っていられません。
そういう状況下でどう対処していけばいいのでしょうか?
また、幾らフリーランスといわれましても、クライアントの意向に逆らえない点で、個人事業主も大きな組織の一員ということを思いされています。
輝く個人と言われる人が、実は多くの組織とのしがらみの中、ぎりぎりのところで遣り繰りしているのです。しがらみにネガティブな発言に抑制がかかっています。
加藤諦三さんのは、後に見てみます。
人をけなす人は怯えている。ピンポンですね。
そして抜粋、強情な人は食わず嫌いな人である、ですが、これも様々な組織の意向を反映していますね。
こういう見解は、両親などからも言い諭されました。
でもですよ、これじゃぜんぜんダメなんですよね。
こういうことを真に受けると身体も精神も壊れますよ。
脳科学的に言うとですね、爬虫類脳が活性化されないんですよ。
あの著作者有名だから本当のことを言っている、というところに落とし穴がありますね。
言うこと聞くと加藤先生の弟子にお世話になりやすくなる。
両親にもこちらから説教しています。
先祖を大切にして、部屋の換気をよくして。
これが高速道路だよ。
これでダメなら先生にお世話になって。
(当たり前ですが、池田先生は読む必要はないと思います)
本を買うまでの行動に至らない人は、公式サイトで講演会の音声データをアップしているので、そちらを視聴してみるといいかもしれません
日本人特有のいわゆる「真面目な人」は、気持ちが楽になるかもしれません
一人で抱えられないときは、一時的に他人に責任を転嫁しましょう
加藤諦三ホームページ / 講演テープ
http://www.kato-lab.net/lecture/index.html
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