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イノベーションは技術革新ではない
2008-12-20
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経済成長の最大の要因がイノベーションだということは、今日ほぼ100%の経済学者のコンセンサスだろう。したがって成長率を引き上げるためには、マクロ政策よりもイノベーション促進のほうがはるかに重要である。これについて先進諸国で採用されている政策は、政府が科学技術に補助金を投入する
技術ナショナリズム
だが、これはどこの国でも失敗の連続だ。著者は、この背景にはイノベーションについての根本的な誤解があるという。
イノベーションについての経済理論はほとんどないが、唯一の例外が
内生的成長理論
である。この理論は成長のエンジンを技術革新に求め、政府の補助金が有効だとする。しかし本書は、100社以上のベンチャー(startup)の聞き取り調査にもとづいて、イノベーションの本質は技術革新ではないと論じる。アップルやグーグルのように既存技術の組み合わせによってすぐれたサービスが実現される一方、日本メーカーのように特許はたくさん持っているが収益の上がらない企業が多い。
製品開発には多くの補完的な要因がからむので、全体の効率を決めるのはボトルネックになっている要因だ。本書によれば、多くの場合にボトルネックになっているのは、技術ではなくマネジメントである。凡庸な技術が優秀なビジネスモデルによって成功するケースはあるが、その逆はない。マネジメントの優秀さは、経営者がテッキーであることと関係ない。重要なのは、経営者が技術の生産者ではなく
消費者
としてすぐれたサービスを実現することだ。これを著者はventuresome consumptionとよぶ。
本書は、日本経済の今後を考える上でも重要だ。日本メーカーは技術の生産者としてはすぐれているが、日本のサービス業は技術の消費者として最悪だ。その原因は、経営者が古いビジネスモデルにこだわることだ。ITの最大のメリットは新しいサービスを実現することなのに、彼らは既存のサービスのコスト削減の手段としてしかITを扱わない。アメリカがすぐれているのは、ITの新しい使い方を実験するベンチャーが継続的に出てくることで、その背景には冒険を支援するVCがある。
したがって「日の丸技術」に補助金をばらまくのは逆効果だ。本質的なイノベーションを高めるには、要素技術の開発は中国やインドなどにアウトソースし、それを有効に使うビジネスモデルやマネジメントの革新に力を注ぐべきだ。リスクの高い事業に資金を供給する資本市場の改革も重要だ。「技術の流出」を恐れて対内直接投資を制限する財界の
資本鎖国
は逆である。過剰な「知的財産権」保護はユーザーの自由度を下げてイノベーションを低下させるので、こうした権利保護を緩和することが政府の重要な役割である。
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再交渉としての不況
新たな「失われた...
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コメント
技術は一流、経営は二流
(
bobby
)
2008-12-20 01:53:40
>アップルやグーグルのように既存技術の組み合わせによってすぐれたサービスが実現される一方、日本メーカーのように特許はたくさん持っているが収益の上がらない企業が多い。
同感です。日本メーカーの多くは、素晴らしい製造技術や特許を持っているが、それを利益の出る素晴らしい商品やビジネスモデルにする事ができない。経営者を含むホワイトカラーにアイデアが不足しているからだと思います。たまたま先週、この話題にちょっと近い内容のブログを書いたのでこちらで紹介させて下さい。
【技術は一流、経営は二流】
http://bobby.hkisl.net/mutteraway/?p=464
そういう意味でニンテンドーとバンダイは良いメーカーだと思います。ニンテンドーは金を食うハードのスペック競争に陥らず、ゲームの面白さを追求する事で効率良く商売していますね。バンダイは人気アニメ番組と一体になって玩具づくりを行っており、プラスチックの塊を効率よくお金に換えるに成功し続けています。どちらの会社もアイデアをお金に換えているような商売が特徴です。
Unknown
(
bob
)
2008-12-20 02:33:27
その通りですね。イノベーションの本質は技術革新ではなく技術を売る市場の開発だと思います。そのためにはマネジメントが重要です。
技術自体は日進月歩で進展していますが、そのほとんどはビジネスに使われず埋もれています。優れた技術もそれだけでは金も生まず人々に使われることもなく技術者のおもちゃになるだけです。技術を社会に活かすシステムを作ってこそビジネスになるのだと思います。
電子ペーパーなども技術的には完成の域に近づいていますが日本ではそれを流通させ使うシステムや電子ペーパー向けのコンテンツがほとんどないためビジネス的には失敗続きで広がりを見せていません。アメリカではAmazonが電子ペーパーの流通からコンテンツのデジタル化やコンテンツホルダーとの交渉、コンテンツの配信まで一手に引き受けて流通システムを開発し自社ブランドの電子ペーパー「Kindle」を発売しました。
現在のところ配信しているコンテンツは9万点程度らしいですが、Amazonの試みが商業的に成功すればより多くのコンテンツホルダーがコンテンツのデジタル化に乗り出し一気に電子ペーパーの市場が生まれるでしょう。そしてそれは著作権のあり方にまで変化を及ぼすかも知れません。
これなども技術的にはそれほど新しくないものを組み合わせることによってITの新しい使い方を模索し新しいサービスと市場を生み出す実験の例と言えるでしょう。そして気が付いたときにはその市場に参加せざるを得ない状況となり、電子ペーパーに関する技術面ではむしろ優っていたはずの日本が後塵を拝する目に遭うかも知れないのです。
ただ現在のところKindleはビジネス的に成功しているとは言えなさそうです。これはAmazonが自社開発したKindleの操作性デザイン性機能性が悪いことが原因の一つでしょう。日本はコンパクトで機能性の高い物を作るのは得意ですが新しいシステムを作るのは苦手。向こうは新しいシステムの開発にはどんどん取り組むがコンパクトで機能性の高い物を作るのが苦手。コンパクトで機能性の高い物が作れてもそれを流通させる市場を作れなくてはイノベーションは産み出せません。優れた商品は飽くまで本体である市場のオプションなのです。逆に本体であるシステムさえあれば優れたオプションが現れたとき市場が爆発的に拡大する可能性を秘めています。
日本の企業は苦手とする「新しいシステムの創造」を克服しない限り日本国内で細々と物を売って生計を立てて生きながらえるだけの存在になり、日本企業のガラパゴス化が促進されるでしょう。
補助金ばらまき技術ナショナリズム
(
大槻六特
)
2008-12-20 06:42:44
まったく同感です。
1970年代からずっと少年たちに「夢」を与えていた未来の新技術、「リニアモーターカー」。上海でバンバン走ってるのに宮崎や山梨の実験線でちんたらとなにをやってたのかって思います。何千億円つぎ込んでいるものやら。
経産省関連の「産業教育振興手当て」。工業や商業高校の実業系教員の給料に10%位上乗せされますが、1960年代型マスプロにあった生徒の再生産に使われるだけで、起業家育成などイノベーションなどにまったく寄与してません。
マネジメント蔑視
(
NGT
)
2008-12-20 07:29:16
掲示板などを覗いていると「日本人は商売のことを考えずに技術を育てたりするところが良い」という事を真面目に書く人が少なからずいて,マネジメントを軽視する空気が日本にあるのを感じます.
マネジメントは商売の上で戦略に相当する物ですから(技術はあくまで戦術),戦略面を軽視する日本人の悪癖がこういうところでも出てくるのでしょう.
デジャヴ
(
江戸川アダモ
)
2008-12-20 10:42:15
80年代、日本の製造業が我世の春を謳歌していた頃、海外からの評価は「日本は欧米で開発された技術の組み合わせ(だけ)は上手いが、基礎研究が弱い」と言うものだったと記憶しています。
それを真に受けて基礎研究に精を出したかどうかは判りませんが、今や日本は技術のシーズ大国になったが、応用技術に関してはアメリカにすっかりお株を奪われたと言う事でしょうか。
では、日本も先祖帰りすればよいかと言うと、状況は昔とは違うと思います。
>ITの最大のメリットは新しいサービスを実現することなのに、彼らは既存のサービスを実現するコスト削減の手段としてしかITを扱わない。<
と言うところがまさにポイントで、日本の企業は創意工夫は得意だが、ビジネスモデルを根本的に変えるようなことはしたがらないし、発想力的に苦手ですね。いつまで経っても古い商習慣で、お互いにもたれ合ってるというのが日本のビジネスの現状ではないかと。
Unknown
(
Unknown
)
2008-12-20 12:26:14
多くの場合、要素技術の開発のほうが、マネジメントの革新よりも困難と思います。 要素技術の開発には蓄積がいり、そのキャッチアップは教育レベルの底上げも必要で、容易でないですから。
要素技術の開発も行い、マネジメントの革新も行うのが正しい方向ではないでしょうか?
米国はマネジメントもうまいですが、技術革新においても進んでいます。 陳腐化した技術はアウトソースしてますが、先端的なものは国内に残しています。国内では技術革新を進めつつ、陳腐化したのもはアウトソース、、、自分には今の米国の方法がベストと思えます。
また、中国に要素技術開発を移転するのは非常に危険と思います。
中国は、隣国であり、攻撃的軍事力拡大国家であり、独裁の社会主義国(戦争を起こしやすく継続しやすい政治体制)であり、反日教育を行っている国だからです。
ウォークマン
(
りす
)
2008-12-20 17:57:19
ソニーのウォークマンを連想しました。
ウォークマンが世に出るとき、社内ではプレスマンがあったので、
「技術的に全然新しくない」とか「再生専用機なんて売れない」とか
猛反対にあったそうです。それをマネジメントが
「売れなかったら社長をやめる」と押し切って発売した。
当時、僕自身「録音機能がないテープレコーダーってどうなのかな」という
感覚でした。しかしソニーの代名詞にまでなった。ユーザ(消費者)すら
意味がよくわからない「新しいサービス」だったんですね。
もちろん、失敗した「サービス」もいっぱいあったんでしょうが、
イノベーションの本質は、このマネジメントの「嗅覚」のようなもの
なのでしょうね。
Unknown
(
かも・しか
)
2008-12-20 19:43:52
昔、技術は買えばよい。と断言した経営者がいました。必要なら、技術のある企業を合併してしまえば、余計な開発費を浪費することもないというわけです。
その結果、その企業は、数年で、社内の技術水準はがたがたになり、先端技術のみならず、既存の生産技術まであっという間に陳腐化してしまい、同業他社とも間にも、取り返しのつかない格差が生まれて、ついに、伝統の大企業も倒産してしまいました。技術開発の遅れは、ボディーブローのように目に見えぬ形で、効いてきます。気が付いたときには倒れて起きあがれなくなります。
企業は、最先端の技術から、裾野の広い生産技術までのピラミッド型の技術水従全体が、日々更新されることで、その活力を保っています。
ボトルネックになるのは、技術を理解できず、技術を経営に生かすことの出来ないマネジメントにあるのではないでしょうか。
日本型の硬直した、経営環境が、技術革新を否定してしまっているのではないでしょうか。
も一つ、先の大企業の例です。食品会社を合併して、事業分野を広げようとしました。新商品を開発の為、食品事業部の専門家が、練りに練って構想した新製品を発表しようと、親会社に説明したところ、食品など全く素人の、大企業トップの、鶴の一声で、企画はまるっきりひっくり返されて、とんでもなく平凡で新味のない商品にされて企画は無惨な結果になってしまいました。
専門家の技術知見に無頓着なマネージメントサイドが引き起こした嗤えぬ現実です。
トップダウンとボトムアップ
(
haruomi
)
2008-12-20 19:46:50
たまたま仕事でいろいろな会社のIT戦略を見る機会があるのですが、外資系の企業がトップダウンで大幅なコストダウンを図る手をどんどん打っているのに対し、内資系はダメですね。
別にそれは経営者に限った話ではなく、マネージャーレベルで明らかに差があります。それは単に経営者の能力という話でもないと思えます。
末端の部署も自分たちの部分最適で実現された効率を落とすのに「抵抗」してしまうのが全体最適を妨げているんですね。
日本の組織はボトムアップで改善をしていく伝統があり、トップは下位より上がってくるアイデアを的確に吸い上げる一種の「真空」であるのが理想とされます。
これはイノベーションの観点からは一種の強みがあるのですが、しかし部分最適の集合は全体最適ではありません。
企業活動におけるITというのは「ショートカット」であって、ホワイトカラーの生産性向上そのものです。
ビジネスがスピードアップし多くの競争者が全体最適を図っている環境では、上から下への迅速な指揮ができない組織は致命的にも思えてきます。
各部門で「技術革新」が営々と行われるものの、それが会社や本人にちっとも利益にならないという残念な風景が繰り返されています。
Unknown
(
TGB
)
2008-12-20 23:51:48
最近では、任天堂のWiiとかDSなどがそんな感じなんでしょうか?
枯れた技術の水平思考って言うらしいですけど、
最先端技術でなくても古い技術を上手く組み合わせたり、売り方を変えたりすれば売れるものになるという…
正直、僕もDSを始めて見たときこんなの売れるのかな?って思ってましたけど、
今では一人一台っていう勢いで売れてますね
おっしゃるとおり
(
kikero_2008
)
2008-12-21 09:27:31
おしゃるとおりだと思います。
技術立国という伝説(?)に振り回されすぎているのではないでしょうか。
赤字であっても技術のある というのは実は矛盾しているということを金融機関はきちんと評価して企業をみるべきでしょう。
下記もいい例です。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20080328/149698/
Unknown
(
nanashi
)
2008-12-21 12:31:07
アップルが既存技術の組み合わせといわれますが、あれはCMOS技術の微細化の技術開発の進展や巨大磁気抵抗効果と呼ばれる理論の応用の結果です。
既存技術ではありません。
既存技術やイノベーションをどう定義するかによって変わってくると思いますが。
そしてこれ以上国内の雇用を減らさないためにも、インドや中国への要素技術開発のアウトソーシングは賛成しかねます。
失礼しました。
技術も経営者も買える時代
(
bobby
)
2008-12-21 12:38:32
>昔、技術は買えばよい。と断言した経営者がいました。
技術も経営者もお金で買える時代です。技術は会社やパテントを買えばよい。経営者はプロのCEOやCFOを(欧米から)雇えばよい。役員会が経営の方向性さえ決められれば、一流の技術と一流の経営で会社を発展させられるのではないでしょうか。
経営者は結果を出せないとダメ
(
ひろ“ゆ”き
)
2008-12-21 14:03:31
黒木亮氏は「プレジデント」2009.1.12 57Pで次のように述べていました。
>(野村證券の)欧州でもアジアでも、リーマン社員たちが合流したあとの新組織の幹部の大半はリーマンの社員たちが占め、野村の社員たちはリーマン社員たちによる面接を受け、処遇を決められている。
>本気で世界的投資銀行になる気があるなら、日本国内も含めて野村の名を一切捨て、リーマン・ブラザーズに社名変更すべきでなかったか?
昔、「白いネコも、黒いネコもネズミを取るネコはよい猫だ」と言った副主席の言葉を思い出しました。
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同感です。日本メーカーの多くは、素晴らしい製造技術や特許を持っているが、それを利益の出る素晴らしい商品やビジネスモデルにする事ができない。経営者を含むホワイトカラーにアイデアが不足しているからだと思います。たまたま先週、この話題にちょっと近い内容のブログを書いたのでこちらで紹介させて下さい。
【技術は一流、経営は二流】
http://bobby.hkisl.net/mutteraway/?p=464
そういう意味でニンテンドーとバンダイは良いメーカーだと思います。ニンテンドーは金を食うハードのスペック競争に陥らず、ゲームの面白さを追求する事で効率良く商売していますね。バンダイは人気アニメ番組と一体になって玩具づくりを行っており、プラスチックの塊を効率よくお金に換えるに成功し続けています。どちらの会社もアイデアをお金に換えているような商売が特徴です。
技術自体は日進月歩で進展していますが、そのほとんどはビジネスに使われず埋もれています。優れた技術もそれだけでは金も生まず人々に使われることもなく技術者のおもちゃになるだけです。技術を社会に活かすシステムを作ってこそビジネスになるのだと思います。
電子ペーパーなども技術的には完成の域に近づいていますが日本ではそれを流通させ使うシステムや電子ペーパー向けのコンテンツがほとんどないためビジネス的には失敗続きで広がりを見せていません。アメリカではAmazonが電子ペーパーの流通からコンテンツのデジタル化やコンテンツホルダーとの交渉、コンテンツの配信まで一手に引き受けて流通システムを開発し自社ブランドの電子ペーパー「Kindle」を発売しました。
現在のところ配信しているコンテンツは9万点程度らしいですが、Amazonの試みが商業的に成功すればより多くのコンテンツホルダーがコンテンツのデジタル化に乗り出し一気に電子ペーパーの市場が生まれるでしょう。そしてそれは著作権のあり方にまで変化を及ぼすかも知れません。
これなども技術的にはそれほど新しくないものを組み合わせることによってITの新しい使い方を模索し新しいサービスと市場を生み出す実験の例と言えるでしょう。そして気が付いたときにはその市場に参加せざるを得ない状況となり、電子ペーパーに関する技術面ではむしろ優っていたはずの日本が後塵を拝する目に遭うかも知れないのです。
ただ現在のところKindleはビジネス的に成功しているとは言えなさそうです。これはAmazonが自社開発したKindleの操作性デザイン性機能性が悪いことが原因の一つでしょう。日本はコンパクトで機能性の高い物を作るのは得意ですが新しいシステムを作るのは苦手。向こうは新しいシステムの開発にはどんどん取り組むがコンパクトで機能性の高い物を作るのが苦手。コンパクトで機能性の高い物が作れてもそれを流通させる市場を作れなくてはイノベーションは産み出せません。優れた商品は飽くまで本体である市場のオプションなのです。逆に本体であるシステムさえあれば優れたオプションが現れたとき市場が爆発的に拡大する可能性を秘めています。
日本の企業は苦手とする「新しいシステムの創造」を克服しない限り日本国内で細々と物を売って生計を立てて生きながらえるだけの存在になり、日本企業のガラパゴス化が促進されるでしょう。
1970年代からずっと少年たちに「夢」を与えていた未来の新技術、「リニアモーターカー」。上海でバンバン走ってるのに宮崎や山梨の実験線でちんたらとなにをやってたのかって思います。何千億円つぎ込んでいるものやら。
経産省関連の「産業教育振興手当て」。工業や商業高校の実業系教員の給料に10%位上乗せされますが、1960年代型マスプロにあった生徒の再生産に使われるだけで、起業家育成などイノベーションなどにまったく寄与してません。
マネジメントは商売の上で戦略に相当する物ですから(技術はあくまで戦術),戦略面を軽視する日本人の悪癖がこういうところでも出てくるのでしょう.
それを真に受けて基礎研究に精を出したかどうかは判りませんが、今や日本は技術のシーズ大国になったが、応用技術に関してはアメリカにすっかりお株を奪われたと言う事でしょうか。
では、日本も先祖帰りすればよいかと言うと、状況は昔とは違うと思います。
>ITの最大のメリットは新しいサービスを実現することなのに、彼らは既存のサービスを実現するコスト削減の手段としてしかITを扱わない。<
と言うところがまさにポイントで、日本の企業は創意工夫は得意だが、ビジネスモデルを根本的に変えるようなことはしたがらないし、発想力的に苦手ですね。いつまで経っても古い商習慣で、お互いにもたれ合ってるというのが日本のビジネスの現状ではないかと。
要素技術の開発も行い、マネジメントの革新も行うのが正しい方向ではないでしょうか?
米国はマネジメントもうまいですが、技術革新においても進んでいます。 陳腐化した技術はアウトソースしてますが、先端的なものは国内に残しています。国内では技術革新を進めつつ、陳腐化したのもはアウトソース、、、自分には今の米国の方法がベストと思えます。
また、中国に要素技術開発を移転するのは非常に危険と思います。
中国は、隣国であり、攻撃的軍事力拡大国家であり、独裁の社会主義国(戦争を起こしやすく継続しやすい政治体制)であり、反日教育を行っている国だからです。
ウォークマンが世に出るとき、社内ではプレスマンがあったので、
「技術的に全然新しくない」とか「再生専用機なんて売れない」とか
猛反対にあったそうです。それをマネジメントが
「売れなかったら社長をやめる」と押し切って発売した。
当時、僕自身「録音機能がないテープレコーダーってどうなのかな」という
感覚でした。しかしソニーの代名詞にまでなった。ユーザ(消費者)すら
意味がよくわからない「新しいサービス」だったんですね。
もちろん、失敗した「サービス」もいっぱいあったんでしょうが、
イノベーションの本質は、このマネジメントの「嗅覚」のようなもの
なのでしょうね。
その結果、その企業は、数年で、社内の技術水準はがたがたになり、先端技術のみならず、既存の生産技術まであっという間に陳腐化してしまい、同業他社とも間にも、取り返しのつかない格差が生まれて、ついに、伝統の大企業も倒産してしまいました。技術開発の遅れは、ボディーブローのように目に見えぬ形で、効いてきます。気が付いたときには倒れて起きあがれなくなります。
企業は、最先端の技術から、裾野の広い生産技術までのピラミッド型の技術水従全体が、日々更新されることで、その活力を保っています。
ボトルネックになるのは、技術を理解できず、技術を経営に生かすことの出来ないマネジメントにあるのではないでしょうか。
日本型の硬直した、経営環境が、技術革新を否定してしまっているのではないでしょうか。
も一つ、先の大企業の例です。食品会社を合併して、事業分野を広げようとしました。新商品を開発の為、食品事業部の専門家が、練りに練って構想した新製品を発表しようと、親会社に説明したところ、食品など全く素人の、大企業トップの、鶴の一声で、企画はまるっきりひっくり返されて、とんでもなく平凡で新味のない商品にされて企画は無惨な結果になってしまいました。
専門家の技術知見に無頓着なマネージメントサイドが引き起こした嗤えぬ現実です。
別にそれは経営者に限った話ではなく、マネージャーレベルで明らかに差があります。それは単に経営者の能力という話でもないと思えます。
末端の部署も自分たちの部分最適で実現された効率を落とすのに「抵抗」してしまうのが全体最適を妨げているんですね。
日本の組織はボトムアップで改善をしていく伝統があり、トップは下位より上がってくるアイデアを的確に吸い上げる一種の「真空」であるのが理想とされます。
これはイノベーションの観点からは一種の強みがあるのですが、しかし部分最適の集合は全体最適ではありません。
企業活動におけるITというのは「ショートカット」であって、ホワイトカラーの生産性向上そのものです。
ビジネスがスピードアップし多くの競争者が全体最適を図っている環境では、上から下への迅速な指揮ができない組織は致命的にも思えてきます。
各部門で「技術革新」が営々と行われるものの、それが会社や本人にちっとも利益にならないという残念な風景が繰り返されています。
枯れた技術の水平思考って言うらしいですけど、
最先端技術でなくても古い技術を上手く組み合わせたり、売り方を変えたりすれば売れるものになるという…
正直、僕もDSを始めて見たときこんなの売れるのかな?って思ってましたけど、
今では一人一台っていう勢いで売れてますね
技術立国という伝説(?)に振り回されすぎているのではないでしょうか。
赤字であっても技術のある というのは実は矛盾しているということを金融機関はきちんと評価して企業をみるべきでしょう。
下記もいい例です。
http://techon.nikkeibp.co.jp/article/TOPCOL/20080328/149698/
既存技術ではありません。
既存技術やイノベーションをどう定義するかによって変わってくると思いますが。
そしてこれ以上国内の雇用を減らさないためにも、インドや中国への要素技術開発のアウトソーシングは賛成しかねます。
失礼しました。
技術も経営者もお金で買える時代です。技術は会社やパテントを買えばよい。経営者はプロのCEOやCFOを(欧米から)雇えばよい。役員会が経営の方向性さえ決められれば、一流の技術と一流の経営で会社を発展させられるのではないでしょうか。
>(野村證券の)欧州でもアジアでも、リーマン社員たちが合流したあとの新組織の幹部の大半はリーマンの社員たちが占め、野村の社員たちはリーマン社員たちによる面接を受け、処遇を決められている。
>本気で世界的投資銀行になる気があるなら、日本国内も含めて野村の名を一切捨て、リーマン・ブラザーズに社名変更すべきでなかったか?
昔、「白いネコも、黒いネコもネズミを取るネコはよい猫だ」と言った副主席の言葉を思い出しました。
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