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私的・トランプの100日(補)

2017-05-05 12:05:16 | ニュース
先月30日に掲題の記事で指摘したトランプ政権の経済政策について補足しなければならない。それは昨日の日本経済新聞が転載したファイナンシャルタイムズ(FT)の記事だ。米国版編集長のジリアン・テットの記事「ハゲタカ投資家の米政権」で、経済閣僚がハゲタカ投資家で政権を大惨事に至らせる恐れありと警告した。

記事は「ハゲタカ投資家は日和見主義者で信念が無く、官僚的な手続きを軽蔑し結果を出すことにこだわる。交渉がうまく行かなくなると方針転換して損切りするタイプであり、常に割安な資産や取引を見つけ利益を上げる機会を探している。・・・ 次の100日で劇的な方針転換もあり得る。」としている。

テット女史は彼等がトランプ氏を支持したのも、トランプ氏が不人気で割安な物件と見做して投資した賭け、とまで酷評している(少し悪意を感じる)。彼等はうまく行かなければ単純に今の立場を捨てて(つまり損切りして)、ウォール街に帰って行くだろう、それまでに方針転換・脅かし・派手な衝突が起こるかもしれないという。

私にはこの記事も強烈な脅かしかの様に感じた。ただ、ジリアン・テット著の「セイビング・ザ・サン」や「愚者の黄金」など何冊か読んだ時、非常に専門的で深く本質に迫る書だった記憶がある。彼女が米FT の編集長なのは知らなかったが書いてる内容は筋が通っている、政権批判は強烈だが「当たらずとも遠からず、そう的を外してない」だろう、と思った。決して彼女がタイプの美人だからではない。

前回投稿した「私的・トランプの100日」で、バノン首席戦略補佐官から経験を積んだ経済閣僚の影響力が強まりまともな政策の方向に転換していくだろうと楽観的に予想した。しかし、テット編集長の指摘するようにことはそれ程簡単ではなさそうだ。彼女が正しければ、ハゲタカ投資家は短期利益を求めるので、直ぐに何か見えて来るはずだ。■
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