北海道 秘境・自然 旅日記

北海道の美しい自然や、あまり知られていないマニアックな場所を写真で綴ります。

三井芦別炭坑跡~芦別めぐり8~

2011年11月23日 18時23分16秒 | 空知の風景
2011年11月12日

「三井芦別炭坑」の面影を探してきました。

芦別五山のうち「三井芦別炭坑」は、芦別の炭坑の中で、最も近年まで残った炭坑です。
昭和14年に開坑し、最初は炭山川沿いの第一坑が中心でした。
その後、頼城地区を中心とした第二坑が開坑し、増産が測られました。
ピーク時の昭和41年には167万トンの出炭を記録したものの、
時代の流れには逆らえず平成4年に閉坑しました。



まずは、第二坑を中心として栄えた「頼城地区」に行ってみました。


第二坑の遺構はほとんど残っておらず、廃墟となった「二坑坑務所」のみ残っているようです。


頼城地区の中心部にはシンボルでもある「坑夫の像」があります。


かつての炭坑住宅の面影を残した住宅が並んでいます。


当時は活気に溢れていたんでしょうね。


町の外れに廃墟を見つけました。
なかなか迫力のある建物です。


かつての地図を見てみると、ここには「水明荘」という宿があったようです。


こんなにいけてる小屋?家?も発見。屋根の上で風車が回っていました。渋い。
どなたか住まれてるんでしょうか・・・?

さて、頼城地区の北側、緑泉地区には素晴らしいものが残されています。

まずは「頼城小学校」の建物です。


開設は1910年のようですが、一旦火災により木造校舎を消失しております。
この煉瓦造りの校舎は1954年に完成したようです。
煉瓦造りの校舎の中では最長らしい・・。


どうやら中も見学可能だったようです。
この時はまったく知りませんでした。しまった~・・。
しかし素晴らしい煉瓦造りです。


この体育館もなかなか味があります。
この小学校のすごいところは、現在でも「星槎(せいさ)大学」の校舎として使われているところです。

さて、お隣には「頼城中学校」の校舎もありました。



こちらは僕ら世代には懐かしい建物です。
残念ながら現在は使われておりません。

さて、国道452号線を北上していきます。
この国道の左手にはかつて「三井芦別鉄道」が走っていました。

かつての線路跡には今も電柱などがオブジェのように残っています。

そして、圧巻はこの鉄道の「炭山川」を渡る鉄橋が、鉄道車輌と土木建築物が一体化する形で
保存されているところです。
ここは、2009年に国の登録有形文化財に登録されました。


列車が渡っている様に見えますが、24時間ここから動くことはありません。


当時の列車の走る音が聞こえてくるようです・・・。

この後、第一坑の跡も見に行こうと思いましたが、道路が冬季通行止めになっていました。
(雪なんか降ってないのに・・・。)
しかし、なかなか盛りだくさんの地区でした。

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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
好きそう… (きんちゃん)
2011-11-24 14:22:47
 いけぶーさん、こんにちわ
こりゃ~いけさんの大好きそうな場所ですね~
この頼城小学校、使われてるって言うのが凄いね~
汽車も走っているように見えますがこのまま放置ですかぁ~
いけさんへのサービスの町としか言いようがない(笑)
返信する
きんちゃんさんへ (いけぶー)
2011-11-24 16:06:31
こんにちは~。
頼城小学校、今でも現役というのがすごいです。
是非一度、機会があれば見学してみてください。
汽車の放置プレイも、なかなか面白かったです。
秋の紅葉の時期はかなり綺麗らしいので、
そのときに今度は行ってみようかと思っています。
返信する
探検たんけん (ZEP400 )
2011-11-24 19:45:50
こんば!
凄すぎ…ペース早し(+o+)
ついてけないぐらいに盛りだくさん。
ん~こんなにいっぺんに廻るなんて~

チョイト スゴイアルネ。
コレハ シバラク セミ ミレナイノ、
シカタナイアル。 ガマンスルアルヨ。

この鉄道保存
感動です(^^ゞ
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ZEP400さんへ (いけぶー)
2011-11-25 14:20:31
こんにちは~。
たくさん周っているようですが、
実際は一日かけて周ったところを小出しにしてるだけの
セコイやり方をしています。
実際は月に3~4日ほどですかね・・・。
セミハ、テキシタ「キ」ガナイト・・・
鉄道保存、この保存の仕方にかなり感動しました。
芦別やるじゃん。
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