ポポロの広場

姿勢は低く、理想は高く。真理は常に少数から・・

北アイルランド紛争

2017年05月17日 | 研究・書籍

1960年代、ベトナム戦争の報道とともに欧州各地で起きたIRAの爆弾テロのニュースが頻繁に伝えられていました。

IRA(北アイルランド共和軍)とは非合法のカトリック系テロ組織。英国のみならず欧州各地で爆弾事件を起こし多くの犠牲者を出してきました。

1975年に英国政府との間で無期限停戦協定が結ばれるも、今度はプロテスタント系強硬派が反対し再び泥沼化。それでも90年代に入りますと対話路線に向かいます・・。ようやくIRAを戦場から政治の場に引き出すことに成功した。そして2000年代に入りIRAの武装解除が始まった・・。今ではIRAのことをニュースで聞くことはまずない。あれだけ激しかったテロも消え去りました。(『手にとるように現代史がわかる本』参照)

「共謀罪」でなく和平交渉の道を

解決の鍵は、IRAと英国の粘り強い度重なる和平交渉、また南北アイルランドにおける国民投票、住民投票などの平和的手段による賜物と思います。紛争への対策は「テロとのたたかい」を声高に叫べば解決するというものではないことを北アイルランド紛争の例が教えているように思います。自由な言論をもつぶしかねない「共謀罪」法案を制定することで果たして対策になるのかな?
紛争解決にはポポロ(人々)が活発な討論によって和平への英知を創り出すこと。究極は、あくまでも、どこまでも「対話・交渉」に求められるのではないでしょうか。

 

手にとるように現代史がわかる本
青木一能(日大教授)著
かんき出版

英国のバンド、プロコル・ハルム(Procol Harum)の『青い影』。1967年のヒット曲。このころベトナム反戦、IRAの暴動が連日ニュースを賑わせていた。。

青い影 (プロコル・ハルム)

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