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値段以上の性能に驚かされたPROX VALTOM BC-1、それに取り合えずで付けたアグレストの90mmのクランクハンドルが凄くいい感じだったのが今年の5月のこと。
こんな感じでした →
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/29/af8d89d2ed745f62879208775b124715.jpg)
でもあの時点では、まだ「どうしようかな」状態でした。何故かは前回も書いてる通りハンドルの単価が3,800円といい値段な為。更にハンドルナット+ハンドルナットロックプレート+ビスの3点550円を足すと計4,350円、11月3日現在のバルトムBC-1の最安値が5,200円ですのでその差たったの850円。この差なら普通に考えたらハンドル交換するよりもう1台BC-1を購入した方が良いのは誰でも判ります。
ところがここに判ってない人間がひとり、
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ハイ、わたくしで御座います。ハンドル一式買ってしまいました。
まぁこのリールは本当に気に入ってますしそれとちょうどアグレストの替えスプールを注文するつもりだったのでその時序に一緒に頼んじゃいました。それが夏前の事でしてその後カルカッタコンクエスト2台購入後もしっかり一軍リールで使用。
しかし当初いいと思っていた飛びっぷりも、遠心ブレーキなカルコンを使うとちょっと物足りなくなり、更にレボ4台購入後は二軍落ちしてしまいその後はもっぱら陸っぱり専用になってしまいました。
けど陸っぱりではその遠投性能が結構重要だったり。そこで少しでも飛ぶように、また遠心のあの着水直前の一伸びに近づけるようにと更にもう一改造をBC-1に加えました。それが「ボールベアリングの追加」。
バルトムBC-1は4Bベアリング、それもちゃんとしたシールドベアリングを装着と価格を考えるとかなりオーバーQなのリールなのですが、一箇所だけ何故かメカニカルブレーキ部内の軸受けが真っ白なプラベアリングと片手落ちだったり。そこでこの部分をボールベアリング化して性能Upを図ることにしました。
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こんな風にしっかり交換。ベアリングはハンドル同様ダイワの純正パーツ(※TD-Z・X用)です。実はこれだと少々厚みが足りないのですがそこはちょいと加工を施しガタつかないようにしています。何故わざわざ加工してまで薄いものにしたのかというとスプール軸との接触面を減らすことによる低抵抗化を考えた為です。
そうして改造を加えたリールを早速廻してみるとこれがいい感じ。ノーマルから軽く1割り増しは回転してます。実際に14Pbのラインにクランク繋いで投げてみましたが確実に飛距離が伸びました。そして何より回転がスムーズで最後まで安定して廻るので着水前のラストの伸びがよくなりギリギリのコントロールに余裕が持て、今まで以上に思いっきりキャスト出来るようになりました。それとテキサスのカバー打ちでもスムーズにラインが出てくれるので遠心並みの使い安さになりました。これならまた1軍に復帰ですよ。
という訳で手持ちのBC-1をちょいと改造したのですが実にいい感じになりましたというお話。一応「大成功!」といっていいのではないかと自画自賛なのですが、ここまで改造してしまうとコスト的にはちょっと・・・かなと。
因みに実際にかかった費用を算出するとハンドル3,800円+ナット類550円+ベアリング680円=計5,030円。それにリール購入価格6,980円をプラスしまして
トータルでなんと12,010円!!
こうなると正直そこまでするか?と自分でも思ったり。だってここまで金額掛けてもプロックスはプロックス、幾らお金使って弄って性能UPしてもダイワやシマノには変わるわけではないですから。12,000円出すなら普通はもう幾らかの出費をプラスしてアグレストかスコーピオンかRevo S買いますって普通の人は。
そういう感じで幾ら良くなってもブランド大好きな日本人には絶対理解されないだろう今回のチューニング。まっ、チューンなんてものはクルマにしろバイクにしろ所詮は自己満足の世界ですので本人さえ良ければ後は関係ないですよ。馬鹿だって笑われるは本人だけですしリールのチューニングなら人様に迷惑掛けませんもん。そういう訳でリール本体価格からするとだいぶコストは掛ってしまいましたが本当に(自分的には)良くなったので大満足です。以上。
※最後にもしこれに興味を抱いても、わざわざ新たにBC-1買って弄ろうとするのは止めましょう。もしプロックスに興味があるorDもSも嫌いっ!という天のジャックな人で12,000円位余裕で出せるというヒトが居りましたら、BC-1でなくその上位機種であるBC-X買ってみてください。あちらは最初から遠心ブレーキでシマノに負けない位よく飛ぶという話ですし、更にF-ゼロチューンで超ーかっ飛びリールになるという噂です。形もオリジナルティーがあって良い(BC-1はプアマンズTDとか言われてる)と思いますよ。左ハンがないのでわたしはパスしてますが気になる方はどうかそちらを試してみてください。安い出物でもあればわたしも試すんですけどね。
でももし既にBC-1ユーザーでこのリールを気に入って使っている人がいましたらベアリングチューンはお勧めします。これだけなら680円+ちょい加工で本当に良くなりますから。それにほんの少しのことでも自分で手を加えると更に愛着も沸きますよ。それがチューンのいい所でもあります。
Data)OLYMPUS μ790SW OLYMPUSLENS AFZOOM 6,7-20,1mm 1:3,5-5,0。9,1mm マクロ プログラムAE ISO100・800 WB蛍光2
メカニカル側のベアリング化(TD-Z用)を考えているのですが、どのようなチューン方法で隙間を埋めているのでしょうか?
もしよろしかったら教えていただけないでしょうか?
加工について新規で記事にしましたのでそちらをご覧ください。