へなちょこデジタル日記

貧乏怖いものなし

ニコンF-501AFちょこっと改の解 その2

2008年06月24日 00時12分02秒 | フィルムカメラ
 
その1でやっと公になった

F-501AFに非Aiなオールドニッコールを装着。さらに開放測光・AE撮影で楽チンポン!  計画。

前回の復習になりますが、可倒式Ai連動レバーを採用しているニコンFEからパーツを移植して旧ニッコールをF-501に使用出来るようにという改造を計画しておりました。
一番手っ取り早いのはFEからAi連動環ごと移植する方法なのですが、流石に同じニコンの1眼レフとはいえAi化最初期のFEとAF・プログラムAE搭載のF-501AFではパーツの互換性無しで駄目。ですのでFEから可倒レバー部分のみ取り出しF-501の輪っかを切った貼ったりするつもりでした。
※もしかしたらF4とは互換性あったかも知れませんがF4のジャンクって見たことないですし、そもそもそんな改造しなくても25,000円も出せばF41台買えてしまいます。

          ←これをバラして移植する筈だった

そうやって改造をすればF-501に旧レンズが付く予定でしたが、そのままではただ付くだけで使用するには機能に制限があるのです。確かにFEやF3などの可倒式レバー採用機はAi方式ながら旧レンズが使えますが内蔵露出計を使って測光するには絞り込みレバー(プレビューレバー)を押して、絞り込んだ状態(絞り込み測光)にしないといけないのですがF-501には絞り込みレバーなんて付いてませんからレンズは開放オンリーでしか撮影出来ません。カメラ(機)評論家とかレンズマニアな方々は、「古いレンズは開放で使ってこそ意味がある。昔の設計の癖を楽しむのがオールドレンズ遊びなんだから絞りなんて関係無い」と言われますがわたしとしては絞っても使いたいのです。
で、ちゃんとAi方式の開放測光に対応できる改造の方も設計書というかシミュレーションまで完了済みでしたが(その部分の説明は割愛します)結局、わたしは諸所の事情で改造を断念することにしたのです。


ところで実はこの改造、わざわざ本体弄らなくても簡単に実現させる方法があったりします。それは、

 レンズ鏡胴を直接削っちゃえ 」 というものです。
絞り環の後端の出っ張り(レバーに干渉する)部分を現行のAiレンズに習って削り取ってしまえば「あーらビックリ!手持ちの旧レンズがAiレンズに早変わり!」するのです。ちょうどタイミング良く前回のその1の方おとうさんからまさにその方法でレンズを改造したとのコメント頂きました(コメント有難うございます)。これなら下手にジャンク買い漁りパーツ揃えてカメラ分解して切った貼ったするよりも削るだけで終わりますから余計な出費もジャンク探す余計な時間のロスもなし。
そもそもAi方式に切り替わった当時はメーカーで旧レンズの絞り環をAiタイプに交換するサービスをしておりそれで新測光方式に対応していたのです。だからレンズの方を弄るのが正解でして、その為可倒式レバーもF4を除けば切り替え過渡期の一部のカメラにしか採用されてませんでした。因みにこの改造、大手のカメラ修理会社で今でも受けられたと思います。


そして何気にわたしもそうやって改造されたレンズ持ってたりします。

          じゃん!ほらこの通り。

何度と無くブログに姿や撮影した画が登場してる旧オートニッコール35mmf2,8。手持ち唯一のAi改レンズとはこれの事。残念ながら自分の手で改造したものではなく買った時からこの使用でした。買ったのは中古カメラバブルの最盛期だった98年くらいだったと思いますが、今でも疑問なのが何故に前のオーナーはこんな普通の玉を改造したんでしょう? まぁそんなことはいいんですけどね。
という訳で、この改造は以前から知っていましたが、じゃなんでわざわざカメラ本体に手を加える様な面倒くさいことを考えたのかというと、

「どうせやるなら他人がやらないことをしたかったから」 です。以上。
まぁ実際にはそれだけではなくレンズ6本分削るより、カメラ1台弄ったほうが早いかなぁと思ったり久々にカメラを分解してみたいとなぁと思ったり序にブログのネタになるかなぁとか思ったりもしたのも無きにしも非ず。

結局は企画倒れで終わった「ちょこっと改」ですが、じゃぁ一体何ゆえ計画を断念したかというと・・・



もうちょい続く




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