いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

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ノーベル経済学賞の胡散臭さ:金融資本主義は行き詰っている

2012-10-19 19:47:07 | 日記

 2012年のノーベル経済学賞は、米ハーバード大学教授アルビン・ロス氏と米カリフォルニア大学ロサンゼルス校名誉教授ロイド・シャプリー氏に決まった。

" ノーベル賞:経済学賞に米2氏 マッチングの理論構築" 毎日新聞 2012年10月16日 東京朝刊

 授賞理由は「安定配分理論と市場デザインの実証」で、異なる好みや特性を持つ市場参加者同士を、効率的に引き合わせる「マッチング」理論を構築し、実社会の制度作りに大きく貢献したと評価された。

現代社会では、人によって好みや経済力、学力などが異なる一方、サービスを提供する企業や学校、病院などの側も専門性が細分化されている。シャプリー氏は、どのような制度設計をすれば、さまざまな特性を持つ参加者を効率的に引き合わせることができるかを、理論経済学を用いてモデル化。その後ロス氏が実際の制度設計や実証研究などを通じて理論を具体化した。(毎日新聞 2012年10月16日)

"今回の受賞理由となった「マッチング理論」およびその応用である「マーケットデザイン」は、まさに経済学の考え方を変える革命だと言っても過言ではない。" とべた褒めする経済学者もいる。(日経ビジネス:2012/10/18 小島武仁・米スタンフォード大学助教授)。

例えば、様々な好みを持つ人々同士をどのようにマッチングさせ最も良い結婚相手を決めるのに「数学で不倫や離婚の危険がない男女のペアを探す」などと婚活に最適、まことにいい事ずくめ(苦笑)なのだが・・・。

 今回の二人の受賞内容にケチをつけるつもりはありませんが、ノーベル経済学賞そのものが胡散臭い賞である。 「ノーベル経済学賞」と通称していますが、正式の呼称は『アルフレッド・ノーベル記念経済学スウェーデン国立銀行賞』と言って「スウエーデン銀行賞」です。ほかの「ノーベル賞」と異なります。元々、経済学賞は、ノーベル賞にはなかった『賞』です。 

 ちなみに、最初のノーベル経済学賞が授与されたのは1969年です。1901年に、最初のノーベル賞授与が始まって、経済学賞はそれから遅れること、実に半世紀を遙かに超えて68年後だった。 ノーベル財団は、「経済学」は胡散臭い学問であることを、当初から知っていたのかもしれません。

 経済学は「より多くの人に、より豊かな生活」を追求する学問ではなかったのか。現在
の日本経済の混乱ぶりに、経済学はどんな成果を発揮しているのだろうか。

 筆者は、「経済学ははたして学問と言えるのだろうか」という疑問さえ抱いています。経済学とは一体何なのだろうか、多くの人を経済的困窮に追いやる経済学ってそんなものが学問と言えるのだろうか。現在、主流をなす新自由主義を信奉する経済学者は、「学問」という仮面をかぶって、もっともらしく政治を動かしているだけとちがいますか。
 
 「世界的金融危機」を招いたのも、元はと言えばノーベル経済学賞を受賞した経済学者の高等数学で厚化粧した投機商品として「金融派生商品:通称デリバティブ」が偽装工作に使われていた。

 経済学は元々実学であって過去からの経験(統計)を学びとるものであり、そこから最大公約数的に経験則を生かす学問である。人間の経済活動は自然科学ではない。難しい高等数学など本当は必要なし、経済学は誰にでもわかるものであるべきである。高等数学は国民を騙す道具としては有効かもしれないが、国民を幸せにするものではないことがはっきりしている。

 先日(10/15)にも述べたが、実需に基かない巨額な投機マネー数百兆円 が毎日国境を越えて往来している。実需は全体のせいぜい5%程度だと見られている。当然為替レートは投機マネーが支配している。その投機マネーが百鬼夜行するようになったのが1985年のプラザ合意以降であり、日本の実体経済を歪めてしまった。マネー資本主義が横行する限り、変動相場制は実体経済を反映したものになり得ません。

 食料自給率が40%に落ちたのも超円高になってからである。「金融資本主義」の社会は、まじめにこつこつと働く人たちを食い物にしてきた。どこかでこの連鎖を断ち切らねばならない。 こんな状態のままTPP参加なんぞとんでもない。

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2 コメント

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金融工学なんじゃらほい (木綿)
2012-10-20 02:36:17
私が思い出しても笑っちゃう経済学賞は、1990年、マルコヴィッツが受賞したMODERN PORTFOLIO THEORYでんな。いかん、いかん、思い出しただけで、顔が笑う。この笑いには怒りが含まれてるけんどね。人は、怒ると、笑うもんだ。

 ウィキペデイア(英文)によれば、

Modern portfolio theory (MPT) is a theory of finance which attempts to maximize portfolio expected return for a given amount of portfolio risk, or equivalently minimize risk for a given level of expected return, by carefully choosing the proportions of various assets.

だそうだ。数式を使うだけでも一般人には何のこっちゃだが、ましてや英語(笑)。日本人でまともに理解した人間が何人いたことだろうか。よせばいいのに、日本ファイナンス学界なんちゅうのも出来た。その設立の目的を読むと

「1990年は、世界のファイナンス研究者にとって記念すべき年でありました。ノーベル経済学賞が、 マルコビッツ、シャープ、ミラーという、現代のファイナンス研究をリードする三人に贈られたからです。 マルコビッツ教授は、証券投資の分野においてポートフォリオの概念を確立し、リスク・コントロールの数学的方法を提示しました。・・・(以下延々と続くがカット)」

だそうだ。まぁ、我が国のほとんどの人にとって不幸な話は、あずかり知らないところで始まるものである。
タイシタ者だ いかりやさん (コメントが付きません。)
2012-10-20 14:41:40

電 通が伝え無いニュース
http://japanese.joins.com/article/584/161584.html?servcode=300§code=300
【韓国経済破綻】「最後の希望だと信じて店を開いたが、お金だけ無くなった」…個人事業者の廃業が急増[10/19]

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