いかりんの『うっしっし~日記』

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焼肉マニアな管理者いかりんの日記です。

【焼肉】高知土佐あか牛を堪能したぜよ

2010年12月11日 | 焼肉・ホルモン
散々可愛い可愛いと溺愛しておりましたが
申し訳ないな~と想いつつ仲間のあかうしさんを食べちゃいました
勿論お店でです
土佐にある焼肉屋の「大門」さんで高知で一番のあかうし取扱い量を誇る
三谷ミートさんの斜め前にあるお店です

あかうしって数が少ないって話をひとつ前の日記でお話ししましたが
年に食用肉として出荷されるのは500頭ぐらいで、その中で
A5が1~2頭、A4が約10%、A3が約20~30%という構成になってる。

一見A2やA3って言ったら肉の質で言うと落ちるやんって思われがちだけど
とんでもない!この肉を活かす為に「熟成」があるわけです。
あかうしは熟成することで本領発揮しA2であろうがA3であろうが
めちゃウマミートに変身するんですよ。
ぶっちゃけ、この中ではA2のウチヒラが一番美味しいって思っちゃたんだもん。
結局肉の旨みは霜降りだけじゃないって事ですよね。新たな発見ですね。

いただいたのはモモのウチヒラとリブロースとカルビ!
ウチヒラはA2の30日間熟成、リブロースはA3の20日熟成
カルビはA3の20日熟成




肉そのものの味を味わってという事で
塩胡椒もタレも無しで、まずは味わい
味を確認しました
濃厚で赤身のウマさがガツンと弾ける
塩を少しつけて食べるとさらにウマさが増す
ヘルシーで脂があまりないのに
決して脂の甘みが前面にでた霜降り肉に負けてない
負けた勝ったと言うよりも比較対象する土俵じゃない
同じ牛肉でも全く別もん、肉からええ匂いが漂う、肉の香りに酔いしれる

夜はあかうしのオスのサーロインとヘレをいただきました
焼肉屋ではなく高知の美味しいものを堪能できるスルラクセ
さんにて

こちらでは、あかうしのサーロインを食べることができるのだ。
しかし、この日は無理を言って
レギュラーメニューではなく当方で持参した
あかうしの「オス肉」と「鰹」などを持ち込んで・・・
たぶん本来はそんなことはできないと思うんですが
無理言って調理してもらいました。

オス牛ってほとんど流通に流れない
世の中的にはメス牛が美味しいと言われてる
なんでかって?ようは脂肪
人間でも女性の方が脂肪多くてふくよかで
やわらかいでしょ~男性は筋肉モリモリでね
牛も同じでオスは筋肉質なんでなんでオスで生まれてきた牛は
脂肪ややわらかくするために子牛の頃にヌキと呼ばれる
去勢をして女性として育てるの。いわゆるオカマ牛さん

なんで一般的には
メス→オカマ(去勢)→オスの順に美味しいと言われてるの
ということはオスは種牛として使われる以外は子牛で去勢されるから
オスはあんまりいないの。去勢した牛が7割ぐらい占めるんだって。
種牛引退した成牛のオスを屠畜して
今回食べたわけね。
元々あかうし自体数少ない上にオスでしょ
年間で4~5頭ぐらいしか屠畜されないんだよ~
貴重な体験でした。

サーロインとは思えないほどのサシ(脂肪)のない
肉。こちらも普段味わうサーロインとは全く違う
赤身前面にくる味わい
だけどやはりオスだけに硬い
筋切りをきっちりいれないと肉を切っただけでは
なかなか食べづらい

ヘレは中の肉は部位の特性で十分な程に柔らかいけど
肉のカッティング表面は硬い繊維が残る
やはりオスを美味しくたべるには工夫が必要だ
だけど味は超絶に濃い
肉々しい程の濃厚テイストと香りに驚く

あかうしの魅力を最大限に活かす事ができれば
ほんまに大絶賛な味になる食べさせ方がキー

そういった意味でも大阪で唯一土佐あかうしを
食べれる焼肉屋で、長居の又三郎さんの熟成は凄い
あかうしのポテンシャルを最大限に引き出す食べさせ方
を計算し尽くした熟成技で挑んでる
あかうしの魅力にはまった人しかできない凄腕ですね

肉以外に鰹やヨコワのお刺身と鰹の塩タタキをいただきました
ビックリするほど鰹のお刺身が美味かった
今までかつてこんなに美味い鰹を私は食べた事はない

いや~まっこと旨い高知県!大満足の旅でした~♪

 

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焼肉 大門
高知県香美市土佐山田町栄町7-57
0887-52-2933
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ダイニングバー スルラクセ
高知県高知市帯屋町2-1-34 Keiビル 3F
088-854-8480http://r.tabelog.com/kochi/A3901/A390101/39000394/


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