なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

『夜行』 森見登美彦

2017-04-09 15:31:40 | 
夜行
森見 登美彦
小学館

 【内容紹介】 from Amazon
 僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。

 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。
 十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。
 十年ぶりに鞍馬に集まったのは、おそらく皆、もう一度彼女に会いたかったからだ。
 夜が更けるなか、それぞれが旅先で出会った不思議な体験を語り出す。
 私たちは全員、岸田道生という画家が描いた「夜行」という絵と出会っていた。
 旅の夜の怪談に、青春小説、ファンタジーの要素を織り込んだ最高傑作!
 「夜はどこにでも通じているの。世界はつねに夜なのよ」

 入院中に読もうとしてた一冊。フライングで読破してしまいましたがな。

 既刊『きつねのはなし』寄りの、仄暗いホラーテイストなファンタジー小説でおましたなあ。

 夜と朝、明と暗、幸と不幸、現と幻……二律背反する事象が実は表裏一体で実存しているという感じの、読後、希望が持てる物語でよかっただすよ。

 読みながら思いだしたんだすが、オイラにもあれが現実やったのか、夢の世界の出来事なのか判断できへん記憶があるんだす。
 幼稚園へ行くか行けへんかの幼少時のころの記憶だす。祖父母の家の庭に井戸のような水溜りがありまして、貞子の井戸のように囲いがあればいいんだすが、まったく地面とフラットの水溜りで、通常は木の板で蓋をしているような作りだす。
 「蓋の上を歩いたらあかんで」と言われてたと思うんだすが、大丈夫、大丈夫と蓋の上で飛び跳ねたオイラは、蓋が割れて案の定、水溜りにザブーンとなったんだすが、そばに祖父母と両親がいて助かったんだす。
 しかし……それは夢の中での記憶のような気もするし……なんだか不思議な感じだす。



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1 コメント

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ひとり言 (umebosi)
2017-04-09 19:09:21
夜行面白そうだなぁ。ムチャ怖い話でもなさそうだし・・今度読んでみようか

それにしても子供って何故に井戸の上に乗りたがるのか・・うちも家の井戸に乗って遊んだ記憶があるわ。流石にザブーンは無かったけれど自分の笑顔と母親の怒鳴り声だけは覚えている。

ザブーンして意識朦朧したのかな。幼い頃の嫌な出来事は忘れるんだと思うけど、周りの心配そうな愛情で忘れることが出来ないのかな。・・・だけどナニが不思議なのか分からない。

ナーバスになってるのかなぁ・・
病院で気を入れ治さないとアカンのか

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