無感動

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『海女の化物屋敷』

2017-01-04 13:47:29 | 時事

今月のチャンネルNECOでは本作の他に『爆弾を抱く女怪盗』と『女奴隷船』という3本のエログロ時代の新東宝映画が放映される。
共通点といえばタイトルに必ず“女”の文字がつくこと・・・・だけではない。
すべて菅原文太が二枚目役で登場する作品なのだ。
中国精力剤
早いもので菅原文太が亡くなって、もう1年が経つ。
今月はやたらとBSやCSで、彼と高倉健の作品が放映されている。

今夜見た『海女の化物屋敷』は、そのタイトルがイメージする幽霊譚とはことなり、どちらかというと推理もの。横溝正史の映画みたいと言いたいところだが、まあ、そこまでのものではない。

海女の漁村が舞台。この村の素封家で悲劇が続いていた。
家長夫妻が相次いでなくなり、子どもたちにも不幸が続く。
長女は数年前から行方不明。
長男は海難事故で死亡。
彼の死を悼むあまり狂った長男の嫁は井戸に身を投げてしまう。
家には次女だけが残っていた。
その次女のもとに、夜な夜な狂死した兄嫁の亡霊が現われた。

この奇っ怪な事件に、次女の学生時代の旧友・恭子(三原葉子)が探偵役となって挑む。
恭子には敏腕刑事の野々宮(菅原文太)という恋人がいた。
野々宮は、遺体の胃の中から黒い真珠が発見されるという、奇妙な女性の絞殺事件を追っていた。
巨根カプセル
犯人はすぐにバレてしまう。
とある役者が出てきたとたんに、こいつが犯人とすぐわかってしまうからだ。
犯人探しより、幽霊事件の背後にある動機が謎になる。
そして、恭子と野々宮がたどり着いた真相とその結末とは・・・・・

けっこう面白かった。
クライマックスのオチには思わず手を叩いてしまった。
もちろん海女映画なので、海女姿の万里昌代や三原葉子の胸のポッチが透けてみえるというサービスカットも見どころ。

今から見ると、新東宝のエログロ映画というと、ほとんど見世物小屋みたいな題名だ。
若い頃は、こういう映画を見に行った昔の人たちは、きっと民度の低いボンクラばかりだろうと、正直なところ小馬鹿にしていた。
ところが60歳を過ぎた最近になって、CSで新東宝の映画を何本か見るうちに考えが変わってきた。

「ちぇっ、子供だましみたいな映画だ」

と、毎回毎回舌打ちしながらも、その見え透いた“子供だまし”の作り方自体を余裕で楽しんでいたのではなかろうか。
もちろん女優陣のサービスカット目当てが第一ではあったが、少なくとも当時の観客はマンネリやチープさを、きちんと理解していたと思う。


そうだ、菅原文太特集だった。
当時の26歳の菅原文太は、はっきり言ってにやけた色悪顔。
うーん、そんなに魅力があるとは思えない。
確か、他の作品では悪役もやっていた。
今見ても、この兄ちゃんが後年、仁義なき戦いの「顔」になるとは想像できない。

菅原文太はその後、松竹を経て東映に入り、以降長きに亘って日本映画のトップスターとなった。
今夜ネットで調べたら、彼が出演した映画は227本だった。
その数が204本の高倉健より多いと知って、少々驚いた。
魔鬼天使Muira.PuamaII
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