飯山市公民館


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飯山雪国大学 子育てセミナー公開講座 中村文昭講演会に思う!

2016年10月19日 | 公民館長

子育てセミナー公開講座 中村文昭講演会

「大人が変われば 子どもが変わる 子どもが変われば未来が変わる」から

飯山市公民館長

 

大人が変われば 子どもが変わる 未来が変わる

 「大人が変われば 子どもが変わる 子どもが変われば 未来が変わる」と題して、中村文昭さんの講演会を開催しました。この演題、文言が、とても気に入っています。大好きな文言の中の一つです。

 本年度の公民館が目指すところは、‘まちづくり、そのための絆づくり、ひとづくり’として、公民館活動を進めています。そのなかで、このところ「地域人教育」が言われ、私の中でも具体的なひとつの目指すところになってきています。これまで以上に学校と連携しながら公民館で大事に考えていきたいと思っています。たとえば、高校生が地域に出ていきます。住民の話に耳を傾けながら地域の課題はなんなのかを明確にしていきます。その課題解決に向けて自分たちは何ができるのかを考えます。そして具体的に地域の中で実践していくのです。そんなことが、今地域で始められています。まさに子どもたちを、若者を「地域人」として育てていくのです。

 また、地域の子どもは、地域で育てることの重要性が言われ、「信州型コミュニティースクール」の推進により、学校と地域が一体となって子どもを育てていこうということが叫ばれています。

 これらの取り組みは、次の世代を担う子どもたち、若者を、みんなでしっかりと育てていこうということなんですよね。

 そう考えたときに、子どもたち、若者を取り巻く私たち大人が、そこにどんな姿を見せていくのか、私たち大人が何を大事に、どう生きればいいのかが問われるのだと思います。

人材育成のポイント

 たとえば、子育てで言えば、お父さんお母さんが子どもたちの前でこれだけはやってはいけないこと、それは、子どもたちの前で疲れたという言葉を使ったり疲れた表情を見せたりすることです。子どもたちに対して、自身の言動で大人になる夢を奪ってしまわないことだと中村さんは言います。

 人材育成のポイントは、相手を変えようとするのではなく、自分が成長していく姿、自分が変わっていく姿、自分が輝く姿を見せていくこと。決して、大きなことをすることが大切ではなく、自分が少しずつ少しずつ変わっていくこと、成長していく、ワクワク輝いている姿を見せていくこと。

 

頼まれごとは、試されごと

 

 そんな自分になるための心のあり様を、中村さんはこう話されます。それは、ヒトに物事を頼まれたとき、そのときこそが自分が輝く大きなチャンスであると受け止められること。そして、頼まれたことを一生懸命にやって喜んでもらうこと。

 相手が驚くような、相手の予測を上回る仕事をすることなんだ、そうしたら必ず「またこの仕事を頼みたい」と名指しされる回数がどんどん増えてくる、最後には「あなたにしかこの仕事はできないんだと役割を与えられる」と。

 どうでしょうか。自分が輝けるかどうかは、自分の心持ちとやる気次第なんだと思うんです。 

 

「中村さん! 農業で利益を出しますよ!」~二つの社会問題を解決する~

 中村さんは、北海道で引きこもりの子どもたちを対象に「耕せ日本」という農業と若者をつなぐ取り組みを立ち上げられました。子どもたちに自信をつけてもらって社会復帰させる活動です。

 引きこもりの子どもたちが農業を引き継ぐ。これまで子どもらしさが発揮できなくて社会の中で問題視されてきた若者たちが、農業問題を解決していく。問題が問題を解決していく。社会から二つの問題が解決する。そしたら、みんながヒーローだ。自信が持てるようになるんだ。そんなことを考え、農業は生きることの原点だ、農業をやろう、とその子たちに訴えていく中村さん。

 その子どもたちが、「中村さん、農業で利益を出しますよ。」「やりますよ。」と実業家にでもなったかのように話をしてくれるという。チャレンジャーになっているという。

 今、中村さんは、生まれ故郷(三重県のかなり山の中のようですが)、そこに地元の食材を活かした「レストラン」をオープンさせようと計画されています。12月のオープンを目指しています。

 そこでは、スタッフの7割が障がいがある方々。料理長は重度の脳性まひ。副料理長はアスペルガー。そこでは、作業所で一日働いて何百円というようなことではなく、「きちんといっぱしの給料を支払う」と中村さんの弁。今までは税金でお世話になっていたけれども、そうじゃなくて納税者になる、障がいがあっても年収何百万を稼げるようにするのだと言われます。

食材は、おじいちゃんおばあちゃんたちが作る野菜を全部買い上げる、仕入れる。おじいちゃんおばあちゃんは一生懸命に作物をつくる。その野菜を心を込めて従業員が調理する、そんな会社にするのだと言います。

 

 若者を地域人として育てる

 講演を終えて事務室で話す中で、中村さんが、「子育ても、まちづくりも同じですよ。」と話されました。

地域を元気にしていこうと考えたときに、中村さんの生き方はとても刺激的だ。大事なことは、大きなことをするんじゃなくて、そのことが大切なことではなくて、目の前の問題となることにきちんと向き合いとにかく本気でやること、たくさんの人を喜ばせること、そして、そのことが今の状況を変えていくことにつながる。

 今、地域再生、持続可能な地域社会どうつくっていくかが課題となっています。何が持続可能な地域社会にしていくのかの一視点が、‘若者を地域人として育てていく’ことにあると考えたとき子どもたち、若者を取り巻く私たち大人がどう社会と向き合うのかについて示唆を与えていただいた、そんな思いを強くさせられたひとときでした。

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