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メタボリック症候群 大麦に抑制効果

2007年04月10日 | 健康リサーチ
サッポロビールは大妻女子大との実験で、同社開発の大麦が、メタボリック症候群(内臓脂肪症候群)を抑える効果があることを実証した。同社はこの大麦を含んだパックご飯を今秋、全国販売する。

 サッポロは、ビール原料の大麦の品種改良の過程で、食物繊維「β(ベータ)-グルカン」が百グラム中に約九グラムと、通常の大麦の二倍多く含まれる「厳選大麦」を開発。β-グルカンは、コレステロールや血糖値の上昇を抑える効果があるといわれる。

 実験は、男性四十四人を対象に半数に白米を、残る半数には厳選大麦を50%混ぜたご飯を、一日二回、約三カ月間食べてもらった。白米を食べた人の内臓脂肪は実験後、ほとんど変わらなかったのに対して、厳選大麦を食べた人の内臓脂肪は一割減少。肥満が抑制され、β-グルカンを多く含む大麦が、同症候群抑制に効果があることがわかった。

 結果は三月二十五日の日本農芸化学会で発表された。名寄市立大学の西村直道准教授(栄養生化学)は「大麦の効用はあまり知られていなかったが、初めてヒトによる実験で効果が実証された意義は大きい。β-グルカンの量と効果の関係もわかった」と成果について語る。

 メタボリック症候群は内臓脂肪型の肥満に高血圧や高血糖などが重なり、心筋梗塞(こうそく)など動脈硬化が原因の病気のリスクが高い状態。約二千万人が患者・予備軍といわれ、二○○八年から企業の健康診断での改善指導が強化される。

 同社は昨年秋、「厳選大麦」入りパックご飯を首都圏で限定販売したが、今回の結果を受け、秋からは全国販売する。



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