さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アルマトイ その1

2015年10月23日 | 海外旅行
第8日目は、いよいよ帰国日になり、ビシュケクからアルマトイへ移動し、市内観光を行った後に深夜の飛行機に乗り込むことになります。

バスに乗って市内を移動すると、大勢の人が通りを歩いているのが目につきました。特に、イスラム教の祈りのためのキャップをかぶっている人が目立ちました。

この日(2015年7月17日)は、ラマダン明けの日でした。早朝から各地のモスクや広場で断食明けの礼拝が行われ、そのあと家族や親戚や友人宅を訪問して、無事に断食を終えたことを祝い合うようです。男性が目立つのは、女性は家で食事の準備をしているためでしょう。

キルギスでは、イスラム教の習慣は緩いようで、これまでの旅行の途中、制限はまったくなく、ラマダン期間中ということにも気が付きませんでした。旅行者や異教徒はラマダンに従う必要はありませんが、レストランなどでビールの提供がなくなるという経験をしたことがあります。



街角の食べ物をあつかうスタンドでも、客が集まっていました。



キルギスからカザフスタンへの通関も、行きと違って窓口は空いており、あっさり通過できました。もっとも、バスが手間取って、1時間近くは、路上で待つことになりました。

カザフスタンに入ってから、行きにトイレ休憩を行ったドライブ・インの食堂で昼食をとり、アルマトイに向かいました。

このような放牧風景も見納めになりました。



ラクダの像が置かれていました。

アルマトイの市内に入ると、とたんに車も多くなりました。



アルマトイの市内中心部に向かう前に、カザフスタン抑留者の墓のある墓地を訪れました。



日本人抑留者の埋葬場所は、一番奥にあり、墓地の管理人に案内されてしばらく歩きました。



道もダートに変わって、薄暗い感じになってきました。



こちらへと案内されて、雑草の茂った原に進みました。この右手は、ドイツ人抑留者の墓地になっています。



石碑の置かれた日本人埋葬地に到着しました。

旧ソ連に戦後抑留された日本人捕虜のうち、カザフスタンには約5万9000人の日本人が送られ、寒さや飢えで1500人近くが亡くなりました。アルマトイ市には201人が埋葬されているといいます。

日本人抑留者によって、元首都であったアルマトイ市内では、カザフスタン科学アカデミー、
カザフ・イギリス大学(旧国会議事堂)、国家警察本部(旧KGBカザフ本部)などが建設されました。

カザフにおける日本人抑留者の死亡率は2.5%と、ソ連全体の死亡率10%に比べるとかなり低い結果に終わりました。

これは、カザフスタンが比較的温暖であったことの他に、家族の元に生きて帰るために異国の地でひたむきに働く日本人抑留者に心を打たれたカザフスタン人が、パンやお菓子を恵んだり、自分の家にお茶に招待したりするなど、日本人抑留者に対して温かく接したことによるようです。



この石碑の日本語部をよく見ると、字体も稚拙で、文章もおかしなものになっています。日本語をあまり知らない現地の人が彫ったようです。



こちらは抑留会が設置したもののようです。



もうひとつ石碑が置かれていました。雑草に完全に覆われており、このように全体像を見るためには、雑草を除く作業が必要でした。

「第二次大戦後に当地で亡くなられた日本人抑留者の英霊を悼むとともに墓地改修を支援いただいたアルマトイ市並びに本墓地を守っていただいているカザフスタンの方々に感謝いたします。」と書かれています。



埋葬者の墓石ですが、雑草を払って、ようやく見ることができました。一区画に数人分の遺骨が納められているようです。



隣のドイツ人抑留者の墓地には、石碑が置かれていました。



ドイツ人墓地でも日本人墓地と同じ墓石が使われていました。



現地の人々のお墓を見ながら戻りました。

少し古い墓では、ロシア正教の八端十字架が置かれていました。



星型が取り付けられているのは、ソ連時代のもののようです。



この墓地はロシア正教信者の墓が主だといいますが、イスラム教徒と思われる三日月マークがつけられて墓もありました。



墓地の入口付近には、立派な墓が並んでいました。ソ連時代の高官の墓のようです。



これは、建設関係のお偉い人の墓のようです。

この後は、市内での観光を行いました。
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