さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 アウグスブルク

2009年04月23日 | 海外旅行
アウグスブルクは、バイエルン州にあり、紀元前15年頃にローマ皇帝アウグストゥスによって作られた入植地がもとになっています。中世では、フッガー家の拠点となり、周辺で採掘される銀や銅がもたらした莫大な富を背景に発展し、「黄金のアウクスブルク」とも称された中世都市です。

駅名板にも、フッガー家の街と書かれています。

なお、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父のレオポルトは、このアウグスブルクで生まれました。



街は城壁に囲まれています。



街の上に頭を持ち上げた聖ウルリッヒ教会の塔



手前の低い塔が新教のアフラ教会、後方の高い塔が旧教の聖ウルリッヒ教会

ドイツにおいてルター派を認めたアウグスブルクの和議を記念して建てられたものです。

アウグスブルクの和議は、カルヴァン派は認めず、個人の信仰の自由も許さなかったため、後の三十年戦争のきっかけになっていきます。歴史の試験に出てきそうな問題ですね。



ヘラクレスの噴水

ヒドラと戦っています。



アウクスブルクの設立者であるアウグスティヌスの噴水。4つの川を現した像が取り囲んでいます。



フッゲライ

フッガー家が建てた中世の福祉施設です。1514年に建てられたこの建物は、現在でも福祉住宅として使われているそうです。



ドーム

904年に建築が開始されたという古い教会です。



入口を細かいレリーフが覆っています。

アウグスブルクは、ロマンティック街道沿いの街として紹介されることも多いですが、ロマンティック街道については次回より。
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