さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 タリン その1

2015年07月23日 | 海外旅行
ラトヴィア、リトアニアの見学を終えて、バルト三国のスタート地点となったエストニアの首都のタリンに戻ってきました。

タリンには夕刻に到着し、夕食のためにエストニア独立戦争戦勝記念碑の前のワバドゥセ広場でバスを降りました。



夕食のレスランに向かって歩いていくと、市庁舎の塔が見えてきました。



タリンの旧市街地は、石畳が広がって中世の赴きが漂っています。



夕食後、ワバドゥセ広場に戻ってきました。写真は、聖ヨハネ教会。タリンには多くの教会がありますが、自由行動中の歩きのためには、目印になる教会を記憶しておく必要があります。バスに乗り、ホテルに向かいました。



ホテルにチェックインしましたが、まだ明るい状態のため、散策に出かけることにしました。幸い、宿泊しているメリトングランドコンファレンス&スパホテルタリンは、トームペアの丘のすぐ下にありました。

ホテルを出て丘を登りだすと、50.2mの高さを持つ「のっぽのヘルマン」と呼ばれる塔が現れました。



丘に上がると、アレクサンドル・ネフスキー聖堂が現れました。夕日に照らされて美しい姿を見せていました。翌日のツアー本番でも案内されて訪れましたが、観光客で大混雑であったため、この夕方の散策の方がゆっくりと眺めることができました。



アレクサンドル・ネフスキー聖堂は、1901年に支配者の帝政ロシアによって建てられたロシア正教の教会です。

この教会だけを見ると美しいですが、タリンはルター派プロテスタントが大多数を占める街のため、異端の存在です。特に正面のトームベア城にはエストニア議会があり、ロシアが睨みを効かせているように感じられます。



黄金のモザイク画は、ロシア正教ならではのものです。





アレクサンドル・ネフスキー聖堂の前には、トームベア城の建物が広がっています。トームベア城は、かつてエストニア人の砦があった場所に13世紀に建てられた騎士団の城です。支配者が変わる度に増築が加えられ、現在の姿になったのは18世紀のことのようです。エカテリーナ2世が知事宮邸として使うために改築したため、宮殿風の外観になっています。

現在では議会が入っているため、外から眺めるだけになっています。もっとも、観光客は、アレクサンドル・ネフスキー聖堂を見るために、トームベア城に尻を向けている者がほとんどです。



トームベア城の入り口には、エストニアの国章が置かれていました。

3頭の正面を向いたライオンが描かれていますが、デンマークの国章とも一部共通するデザインになっています。デンマークの国章は12世紀のクヌーズ4世の紋章までさかのぼることができます。クヌーズ4世の弟のヴァルデマー2世がバルト海沿岸地域へ進出したことから、エストニアの国章ともライオンのデザインが一部共通することになりました。

タリンでは、この他にもデンマークとの関連事項を見ることになりました。



小路を先に進んでいくと、大聖堂(トームキリンク)の塔が見えてきました。





大聖堂(トームキリンク)は、1219年にデンマーク人がトームペアを占領してすぐに建設したエストニア最古の教会で、創設以来タリンの中心的教会の地位をになってきました。1684年にタリンを襲った大火災によって一度は焼失しましたが、その後100年をかけて再建されました。



内部は薄暗く古色蒼然としています。



祭壇は、意外に質素です。



壁には、この街の貴族の墓標や紋章が飾られています。





幸運なことに、教会内ではオルガンコンサートが行われていました。しばらく、耳を傾けることにしました。オルガンの音が天に向かって昇っていくようで、天井の高い教会でしか聞けない音響を楽しみました。



オルガン・コンサートが終わると、教会後方に列ができていました。オルガンの演奏台でも見学できるのかなと思ってついていくと、教会の塔の上への階段でした。塔に上がれたのも幸運でしたが、細い螺旋階段が続いており、足を滑らすと下まで転落する可能性もある危険なものでした。

塔の上からは、夕日に染まったタリン市街地の眺めが広がっていました。

アレクサンドル・ネフスキー聖堂やのっぽのヘルマンが見えています。



アレクサンドル・ネフスキー聖堂の白い壁も茜色に染まっています。



のっぽのヘルマンのアップ。



北東の眺め。聖オレフ教会の塔のむこうにフェリーターミナルが見えています。



入港しようとするフェリーも見えています。



フェリーのアップ。



聖ニコラウス教会の塔。



西側を見ると、太陽が沈もうとしていました。

暗くなると階段が危険なため、急いで塔から下りました。
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