さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 トルファンから敦煌へ

2010年06月21日 | 海外旅行
トルファンでの最後の夕食後、別料金になりましたが、ホテルで休憩のための部屋をとり、シャワーをあびてひと休みしました。猛暑の中を一日歩きまわっていたので、夜行列車に乗る前にシャワーを浴びて着替えもできたことは助かりました。

トルファン駅は、市内からバスで1時間ほど砂漠の中を走ったところにあります。これは、トルファンの街が盆地の中にあるため、列車が坂を上り下りしないで済むように、盆地の縁に駅を造ったためといいます。

手荷物検査を受けてから駅の待合所に入ると、大混雑になっていました。

列車の出発時間が近付くと、中国人はわれがちといった感じの乱雑な列を造りましたが、幸い、寝台の指定席の乗客は別の列に並んで入場することができました。



ヨーロッパの鉄道では、列車の車両の位置もプラットホームに表示してありますが、中国の鉄道ではそのようなものはなく、しかも列車の車両番号が飛んでいたため、あわくって目的の車両に向かって走ることになりました。



指定席のとってある部屋に入って、ひと安心。

部屋に入ったとたん、ねずみが隠れていくのを見ましたけど。

ツアーでとってあったのは、軟臥という、4人ひと部屋の寝台でした。トランクは、下のベッドの下におしこむことができました。

上のベッドに登るためには、梯子が無く、小さな足場を使う必要があるため、女性には上段で寝るのは難しい状態でした。

23:30に出発しました。

駅の売店で買った生温かいビールを飲みながら、遠ざかるトルファンの街明かりを眺めた後に、眠りにつきました。

この寝台車には、仕切りのカーテンが無いため、男女が一緒になると困るでしょうね。

朝までそのままぐっすりと寝ていました。



6時過ぎに明るくなったところで、窓の外を眺めると、遥か彼方まで砂漠が広がっていました。

トルファンから敦煌へは、昔のシルクロードでは、天山北路に相当します。タクラマカン砂漠の縁を辿ることになります。



所々で砂山も盛り上がり、風景も変化しました。



朝一番の問題はトイレでした。列ができていましたが、なんとか空いた瞬間をねらって用をすませました。それにしても、トイレは、水が流れず、汚れきっているのには、まいりました。



途中で小さな駅を通過しましたが、その回りには人家はありませんでした。日本で「秘境駅」を訪れるマニアがいるようですが、中国の秘境駅はスケールが違うっようです。



砂の上に白く見えるものは、塩でしょうか。



遠くに山が見えてきました。



眺めているうちに近づいてきました。



道路工事を行っているのか、ダンプカーの列ができていました。



油田を探っているのでしょうか。

西域地方は、油田などの開発が活発に行われています。



敦煌の玄関になる、柳園駅には8:20に到着。

敦煌市街地近くに敦煌駅があるのですが、西安からトルファンに至る幹線路から外れているため、もっぱら柳園が、敦煌訪問の際の駅に使われています。



この柳園駅は、敦煌の玄関口であることから敦煌駅と改名されたものの、敦煌に新しい駅が開業したことによって、再び柳園駅と名前が戻ったという歴史があります。



駅前に並んだ建物だけで、この街は終わりになります。

駅前に開いている一軒の食堂での朝食は、コーヒーにトーストに目玉焼きでしたが、その名前とは大違いのものでした。夜行列車のために食欲がないので、料理の質はどうでも良かったですが、普通のコーヒーは飲みたかった。



駅前の像。なにか伝説でもありますか。



柳園から敦煌へは、123kmの距離があり、バスで2時間ほどかかります。

砂漠の中に続く道は、舗装されているものの、日本の道路で速度抑制のために大きな凹凸をつけることがありますが、それと同じように大揺れでの走行になりました。

途中で、砂漠に蜃気楼が現れているのに気が付き、バスを停めて見物しました。

湖に島が浮かんでいるように見えます。砂漠を行く旅人が悩まされたという蜃気楼です。



道路沿いに、漢代に造られたという長城の跡を眺めることができました。一般に万里の長城と呼ばれるものは、明代に整備されたものですが、これは漢代に遊牧民の侵略の防衛のために築かれたものです。

砂漠の中に緑が広がり始めると、敦煌に到着しました。
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