さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 シラーズ その3

2014年01月10日 | 海外旅行
エラム庭園に続いて、アリー・エブネ・ハムゼ聖廟を訪れました。

外からは、タイルで装飾されたドームの頭が見えていました。



アリー・エブネ・ハムゼ聖廟に入場すると、中庭に出ます。この聖廟では、女性は頭から全身を覆う布のチャドルを着用することが決まっています。チャドルは無料で借りることができ、女性群は、チョドルを着た姿での記念写真に興じていました。

ここのドームは、たまねぎ型の美しい姿をしています。



ドームは美しいタイル装飾が施されています。



中庭には、池が設けられていました。



アリー・エブネ・ハムゼ聖廟へは、男女別々の部屋に入場することになります。廟の内部は鏡モザイクで、煌めいています。



アリー・エブネ・ハムゼは、835年にシラーズで殉教したエマーム・レザーの弟のセイイェド・アフマド・エブネ・ムーサーの甥とのこと。セイイェド・アフマド・エブネ・ムーサーを祀ったシャー・チュラーグ(ランプの王)廟は、巡礼者が集まる聖地になっており、廟内はイスラム教徒しか入れませんが、このアリー・エブネ・ハムゼ聖廟は、同じ造りで、異教徒にも開放されています。



聖廟内で、熱心にお祈りをしている人もいました。



キンキラで、写真撮影も大幅な露出補正が必要になります。



イランの新婚所帯では、まずランプと鏡を揃えるといいますが、これは家庭を明るくするという意味があるようです。このようなガラスモザイクは、キリスト教の聖堂で薄暗い中にロウソクが揺らめいて神秘性を高めているのとは、逆の発想です。



中央の柵で囲まれた中に墓石が置かれているようです。



壁の向こうに、女性用の礼拝室が広がっています。銭湯の仕切りを思い浮かべてしまうのは、不信心者ということになってしまうでしょうね。
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