さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 ボロブドゥール その4

2016年05月31日 | 海外旅行
第一回廊の外壁には、ジャータカと呼ばれる説話が描かれています。



物語は判らないのですが、仏や人、動物が生き生きと描かれています。







これは、「兎の話」ではないかなと思います。

釈迦の前世、兎として生まれ変わっていた時の話です。兎は、猿、キツネ、カワウソという三匹の友達と森の中に住んでいました。兎は、自分だけ良ければいいという生き方ではなくて、他人のことも心配するべきですよと布施の話をしました。兎は、 「えさをひとりで食べるのではなく、誰かに一部をあげてから食べなさい」 と注意しました。 そこで、カワウソが川で人が魚を釣ったものを見つけました。キツネは畑仕事の人々が食べ残した肉とチーズのようなものを見つけました。猿は木からマンゴーを取って来ました。兎は草を食べればよいので、食べ物を貯蔵する必要はありませんでした。

天界の王・サッカ天は、試してやろうと思い乞食に変身して一匹ずつ訪れると、猿、キツネ、カワウソは喜んで自分のえさを全部施しました。



兎は、三匹の友達の食べ物は人間も食べるので、簡単に施しをできるけれども、草を乞うてくる人はまずいないでしょうと思って、ある決心をしていました。

サッカ天が訪ねてきて施しを乞うと、兎は「薪を拾って火をおこして下さい」と言いました。 そして自らの体を与えるため、火の中に飛び込みましたが、この火は熱いどころか異常に涼しかったのでした。

サッカ天は、兎の修行にかかる気持ちが正しいか確かめるためにやってきたことを打ち明け、、善行を行うことが、どれほど大事かと後世の人々に知らせるため、山を絞り、液体を出して、月に兎の形を描き遺しました。



このパネルは、マノハラ・ホテルで上映されたビデオにも登場しました。

ある時、ライオンは獲物の骨を喉に刺してしまいました。苦しんでいるライオンを見て、小鳥は助けて上げることにしました。大きく開いたライオンの口の中に入って骨をとって上げました。小鳥が「お礼はなに?」というと、ライオンは、「口の中に入っている時に喰われなかっただけで良かったと思え」と言いました。

現代社会にも通じるところのある説話ですね。



他のレリーフも面白そうな話を持っていそうなのですが、判らないのは残念です。























参拝者の順路としては、これを見終わって、ようやく第二回廊に進むことになります。
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