さすらい人の独り言

山登り、日々の独り言。
「新潟からの山旅」別館
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さすらいの風景 クラクフ その6

2017年01月25日 | 海外旅行
中央広場に面して、1222年に造られたゴシック様式の建物聖マリア教会があります。



聖マリア教会は、二つの塔を持っていますが、一方は低くなっています。この二つの塔については、建築家兄弟の伝説が残されています。

兄は優れた建築家で、弟はその兄の影響を受けて建築家になった。聖マリア教会の塔の建設は、それぞれが担当することになった。兄は自分の技量を皆に見せつけるため、早々と塔を完成させた。一方、弟の方は、時間をかけて、高い塔を造ることにした。兄は、弟の塔が次第に高くなっていき、自分の塔を越すことになりそうなことを見て、ふさぎこんでしまった。結局、兄は弟をナイフで刺し殺し、ヴィスワ川に投げ捨ててしまった。弟の塔の工事は中断し、そのまま屋根が載せられた。兄は良心の呵責にさいなまれ、教会献堂式の日に命を絶ってしまった。兄の死は、弟の塔から飛び降りたとか、弟を刺したナイフで自殺したとか言われている。



また、毎正時が近づくと、観光客は塔を上を見上げることになります。正時になると、塔の上でラッパが吹き鳴らされて、「ヘイナウ・マリアツキ」と呼ばれるメロディーが流れてきますが、突然という感じで演奏は途絶えてしまいます。四方の窓から演奏が繰り返されます。

かつて、モンゴル軍がクラクフを襲った際、敵襲を知らせるラッパが塔の上で吹き鳴らされました。しかし、モンゴル兵の放った矢によって、ラッパ手は射殺されてしまいました。演奏が急に途絶えるのも、これに由来しています。

高い塔の開けられた窓からラッパがのぞいています。

驚くべきことに、一時間ごとに繰り返される塔からのラッパの演奏は、14世紀から現在に至るまで続いています。



午前のツアーでの観光は、中央広場の観光だけだったので、午後の自由時間の時に戻ってきて、聖マリア教会に入場しました。



聖マリア教会に入場すると、その豪華な造りに驚かされました。



主祭壇。



祭壇は、15世紀にファイト・シュテーレスによって造られたもので、中央には聖母昇天の場面が描かれています。



祭壇の上に置かれたパネルは、扉を閉めた際に見ることができる扉絵を示したもののようです。



主祭壇背後のステンドグラス。



ステンドグラスの拡大。細かい模様で、絵柄はあまり明確ではありません。



側壁のステンドグラス。



側壁の壁にも、細かい彫刻のレリーフが飾られていました。



受胎告知ですね。



聖母昇天。



教会の名前に由来して、聖母マリアにまつわる場面が描かれています。



教会の壁は、余すところなく装飾が施されていました。







パイプオルガン。



説教台。



教会の天井。



細長いお堂の中央部には、キリスト像が飾られていました。



教会後部。

聖マリア教会は、有料ですが、是非入場して見学することを勧めます。
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